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昨日紹介したペチュニア叔母さんは息子ダドリーの言うことなら何でも鵜呑みにする究極の親バカでしたが、本日取り上げるナルシッサ・マルフォイは大事な大事な一人息子に危機が訪れたと察知するやスネイプの元に駆け込んで「ドラコを護って欲しい」と懇願したというわけです。さらにはドラコのためなら・・・(全3項目)

3-1.改めて母親としてのナルシッサ・マルフォイについて
昨日のペチュニア・ダドリー母子と同様に大事な大事な一人息子ということでナルシッサもドラコを溺愛しているようです。それはナルシッサとドラコの2人が登場した時のシーンで如実にそれが示されているというわけです。

最初の2ショットシーンは6年生の夏休みにハリーとハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行がダイアゴン横丁に行った時でした。ハリーたち3人がマダム・マルキンの洋装店に入って行くとそこに2人がいたというわけです。

ドラコが「穢れた血」という差別用語を口にするわハリーとロンの2人が杖を取り出すわで、困り果てたマダム・マルキンが助け舟を求めるとローブ掛けの陰からゆっくりと現れたのがナルシッサだったというわけなんですよね。

ハリーとナルシッサ・ドラコ母子はしばしの間言い争いをしていましたが、ナルシッサがこの店の客がどんなクズか判った以上別の店に行くと言って2人は足音も荒く店を出て行ったというわけです。そして次にハリーが・・・

ナルシッサとドラコを同時に見たのはハリーたちが狼人間のフェンリール・グレバック率いる人さらい一味に身柄を拘束されマルフォイの館に連れて行かれた時でした。ドビーが客間のシャンデリアを落としてドラコが・・・

あたり一面に飛び散ったクリスタルの欠けらでドラコの顔が血まみれになるとナルシッサは「これ以上ドラコが傷つかないように」とかばって引き寄せていたのでした。しかしその前に夫のルシウス氏がハリーの呪文で・・・

ハリーが放った失神呪文でルシウス氏が倒れてもナルシッサは夫を助けに駆け寄らなかったのでした。つまりは夫のルシウス氏よりも一人息子のドラコのほうがずっと大事というわけなんですよね。いやはやルシウス氏も・・・

安く見られたものです。(笑)

3-2.ドラコへの思い、その1
昨日紹介したペチュニア叔母さんは息子ダドリーの言うことなら何でも鵜呑みにして、さらには学校の先生方の言うことでも我が子を否定する要素は一切信じないという方針のようですがナルシッサはそんなことはないようです。

それはヴォルデモート卿がドラコに「アルバス・ダンブルドアを殺害せよ!」という命令を下した時でした。本人は父ルシウス氏が果たせなかった悲願を実現しさらには自分の力を証明する時が来たと喜んでいたのですが・・・

「私の息子・・・たった1人の息子」

スネイプに「闇の帝王を説得することなどできない」と言われて悲嘆に暮れるナルシッサに姉のベラトリックスは「闇の帝王はあの子に大きな名誉をお与えになった。だからドラコは誇りに思うべき」と非情に言い放つと・・・

ナルシッサは泣きながら「それはあの子が16才で何が待ち受けているのかを知らないからだわ!どうしてなの?どうして私の息子が?危険すぎるわ!これはルシウスが間違いを犯したことへの報復なんだわ!」と訴えたのでした。

「だからあの方はドラコを選んだのよ!」とスネイプに詰め寄るナルシッサでしたが、ルシウスを罰するためだとも訴えるナルシッサにスネイプは「ドラコが成功すれば他の誰よりも高い栄誉を受ける」と言ったのですが・・・

なおも執拗に「ドラコが成功などするはずがない。だから闇の帝王を説得して欲しい!」と懇願するナルシッサにスネイプは「闇の帝王は説得に応じる方ではない。我輩もそうしようとするほど愚かではない」と言った後・・・

スネイプはさらに我輩としては闇の帝王がルシウスに対して怒ってはいないなどと取り繕うことはできない。ルシウスは指揮を取るはずだったのに自分自身が捕まってしまった上に他に何人も捕まってしまった。だから・・・

それに加えて予言を取り戻すことにも失敗した。そのため闇の帝王は確かにルシウスに対してご立腹だと言うとナルシッサは最後にわずかに残った自制心さえ失ったかのようで声を詰まらせながらスネイプにこう訴えたのでした。

「それじゃ思った通りだわ。あの方は見せしめのためにドラコを選んだのよ!」

「あの子を成功させるおつもりではなく途中で殺されることがお望みなのよ!」

そんな絶望の底に突き落とされたといった面持ちで泣きさらに喘ぐナルシッサにスネイプが慰めるように「我輩がドラコを手助けできるかもしれん」と言ったのでした。そんなスネイプにナルシッサがした驚愕の問いかけとは?

「あなたがあの子を護ってくださるのなら誓ってくださる?破れぬ誓いを結んでくださる?」

「結ぶはずなどない!」と高らかに嘲笑うベラトリックスだったのですが、スネイプは自分の手を掴んだまま涙に濡れたナルシッサの青い目を見据えるとベラトリックスが驚きのあまり唖然とする言葉を発したのです。それは?

「いかにもナルシッサ、破れぬ誓いを結ぼう」

3-3.ドラコへの思い、その2
無抵抗のハリーに対して闇の帝王が「死の呪文」を発射しハリーはその場に倒れたものの同時に原因不明の激痛が襲って闇の帝王は倒れてしまったのでした。姉のベラトリックスだけが闇の帝王に付き添っていたのですが・・・

「あいつは・・・死んだか?」

ヴォルデモートは自分の身に「今何が起こったのか?」が理解できず全てが自分の思い通りに運ばなかったことを疑ったため、用心のためにハリーが確かに死んだかどうかを確認させる作業を他の人物に委ねることにしたのです。

「あいつを調べろ。死んでいるかどうか、俺様に知らせるのだ」

持ち主の意に逆らいドクドク脈打つ心臓を抱えてハリーはどうすることもできず調べられるのを待ちました。思ったよりも柔らかい両手がハリーの顔に触れ片方の瞼をめくり上げシャツの中に入って心臓の鼓動を探ったのでした。

「ドラコは生きていますか?城にいるのですか?」

ほとんど聞き取れないほどの微かな声でした。女性は唇をハリーの耳につくほど近づけ覆いかぶさるようにしてその長い髪でハリーの顔を見物人から隠していたのでした。ハリーがドラコの無事を囁き返すとその女性は・・・

「死んでいます!」

ナルシッサが固唾を呑んで見守るヴォルデモートと死喰い人たちに向かってこう叫ぶと死喰い人たちは勝利の叫びを上げ足を踏み鳴らし赤や銀色の祝いの閃光を打ち上げたりしたのでした。騒動の最中ハリーが思ったこととは?

ナルシッサは息子ドラコを探すためには勝利軍としてホグワーツ城に入るしかないということを知っていたのです。ナルシッサにとってはもはやヴォルデモートが勝利しようが敗北しようがそんなことはどうでもよかったのです。

母ナルシッサが息子ドラコのために闇の帝王への忠義を捨て去った瞬間でした。

今日の最後に
そんなわけでナルシッサは息子ドラコにアルバス・ダンブルドア殺害命令が下された時「ドラコは決して成功しない!途中で殺されることが闇の帝王のお望みなのよ!」とスネイプに訴えていたというわけなんですが・・・

最終巻の7巻ではスネイプはダンブルドアに「闇の帝王はドラコが成功するとは期待していません。これはルシウスが先ごろ失敗したことへの懲罰に過ぎないのです」と言っているんですよね。そしてダンブルドアも・・・

ダンブルドアもまたスネイプに余命1年と宣告された直後に「あの子はわしと同じように確実な死の宣告を受けているということじゃ」と言っているんですよね。つまりナルシッサが息子ドラコに抱いていた危惧の念は・・・

ものの見事に的中していたというわけなんですよね。
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