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今週はハリーポッター・シリーズに登場する母親を1回1人ずつ紹介していますが、本日取り上げるのは4人の中では唯一既に死亡している「この人」です。自らの命を投げ出して息子の命を救うという壮絶な最期だったのですが最後の最後にはそのことが魔法界に真の平和をもたらすことになったのです。(全3項目)

3-1.改めて母親としてのリリー・ポッターについて
知っての通り本シリーズはハリーの両親がヴォルデモート卿に殺される所から始まります。そのためハリーの母親のリリーが生身で登場するシーンは一切ないというわけです。そのためリリーの母親像が垣間見えるのは・・・

7巻でハリーがグリモールド・プレイス12番地に入った際に見つけたリリーがシリウスに宛てて出した手紙が唯一ということになっています。その手紙の中でリリーはハリーの様子についてどう綴っているのかと云えば・・・

その手紙の冒頭でリリーはシリウスにハリー1才の誕生祝いにおもちゃの箒をくれたことへのお礼を言っています。地上から60センチぐらいしか浮かばないのにハリーはとても得意そうで一番のお気に入りになったんだそうです。

おもちゃの箒に乗ったハリーは危うく猫を殺しそうになったりペチュニア叔母さんからクリスマスに貰った趣味の悪い花瓶を割ってしまったりとトラブル続きのため飾り物は全部片付けてしまわないといけないそうですし・・・

ハリーが飛んでいる時は目が離せないとのことでした。この手紙を読み終わった時ハリーの体の中では静かな噴火が起こり喜びと悲しみが同じくらいの強さで血管を駆け巡っていたのでした。この奇跡のような羊皮紙は・・・

リリー・ポッターが生きていたことを本当にこの世にいたことの証なんだと思うとハリーは「この手紙は信じ難いほどの宝物だ」と思ったのでした。まるでリリーが小さく優しく手を振ってくれているような気がしたのでした。

3-2.自分の命を投げ出して・・・
ヴォルデモートが杖で扉を開き敷居を跨ぐとジェームズは走って玄関ホールに出て来ました。杖も持たずに来たジェームズを見てヴォルデモートは高らかに笑ったのでした。来たのがヴォルデモートと知るやジェームズは・・・

「リリー、ハリーを連れて逃げろ!あいつだ!行くんだ!早く!僕が食い止める」

そうは言ったものの杖を持たない状況ではアッという間でした。緑の閃光が狭い玄関ホールを埋め尽くすとジェームズは糸の切れた操り人形のように倒れたのでした。2階からは逃げ場を失ったリリーの悲鳴が聞こえて来ました。

2階からはバリケードを築く音が聞こえて来ました。リリーも杖を持っていませんでした。ドアの陰に大急ぎで積み上げられた椅子や箱を杖の軽い一振りで難なく押し退け扉を開けるとヴォルデモートは部屋に入って行きました。

リリーはハリーを後ろのベビーベッドに置くと両手を広げて立ち塞がったのでした。それが助けになるとでもいうようにハリーを見えないように守れば代わりに自分が選ばれるとでもいうようにリリーはヴォルデモートに・・・

「ハリーだけは、ハリーだけは、どうぞハリーだけは!」

「どけ、バカな女め・・・さあ、どくんだ!」

「ハリーだけは、どうかお願い。私を、私を代わりに殺して」

「これが、最後の忠告だぞ」

「ハリーだけは!お願い・・・助けて・・・許して・・・ハリーだけは!ハリーだけは!お願い-私はどうなっても構わないわ」

「どけ、女、どくんだ」

リリーをベッドから引き離すこともできたのにヴォルデモートはそれもしようとせず「一気に殺ってしまうほうが賢明だろう」と思ったのです。部屋に再び緑の閃光が走るとリリーはジェームズと同様にその場に倒れたのでした。

しかし!この後・・・

ハリーを殺そうとしたヴォルデモートは・・・

3-3.母リリーの愛がハリーの命を繋ぎとめた!
こうしてリリーが自らの命を投げ出したことでヴォルデモートは身体を失い力も失せて凋落することになったというわけなんですが、ハリーがホグワーツに入った最初の年度の末にもヴォルデモートの前に立ち塞がったのは?

やはりリリーの愛だったというわけです。ハリーの血管に流れるリリーの護りのお陰で再びヴォルデモートは敗れ去ったというわけです。そのためヴォルデモートは今度自分が身体を取り戻す時にはハリーの血が必要だと・・・

そう考えたヴォルデモートはワームテールが懸け付けて2度目の蘇りの機会を掴むとハリー・ポッターを手に入れるため綿密な計画を立て忠実な死喰い人であるクラウチ・ジュニアをホグワーツ魔法魔術学校に潜入させたのです。

そしてハリーがこの年度ホグワーツで開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれるよう取り計らいハリーが必ず優勝するように仕向け優勝カップを移動キーにして見事にハリー・ポッターを手に入れたというわけです。

このことでヴォルデモートは最大の障害を取り除きハリーに触れることができるようになりました。ところがヴォルデモートが身体を取り戻す際にハリーの血を使ったことが後に大きな禍根を残すことになってしまったのです。

ヴォルデモートは身体を取り戻す時に自らを強めると信じてハリーの血を入れた。しかしヴォルデモートはリリーがハリーを守るために命を棄ててかけた魔法をわずかでしたが同時にそれも取り込んでしまったというわけです。

リリーの犠牲の力をヴォルデモートが生かしている。そしてその魔法が生き続ける限りハリーも生き続けハリーの命を繋ぎ止めている。そのためヴォルデモートが生きている限りハリーもまた死なないというわけなんですよね。

リリーの愛がハリーに不死身の力を与えたのでした。

そしてハリーはヴォルデモートに勝利し・・・

魔法界には真の平和が訪れたのでした。

今日の最後に
ハリーと初めての対面を果たした人たちは誰もが異口同音にハリー自身は聞き飽きるほどに「外見は父親のジェームズそっくりで目だけが母親のリリーだ」と言うのですが、性格は母親のリリーをほぼ受け継いでいるようですね。

シリウスはハリーに「君は私が考えていたほど父親似ではないな。ジェームズなら危険なことを面白がっただろう」と言っていますし「あいつは父親の再来だ」と言うスネイプに対してダンブルドアはこう言っているんですよね。

「外見はそうかもしれぬ。しかし深いところであの子の性格は母親のほうに似ておる」

つまりハリーは外見はほぼ父親で性格はほぼ母親ということになりますね。
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