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船を降りて地下鉄でロンドンに移動したハリーとハグリッドだったのですが、誰もが魔法界で最初に足を踏み入れるパブ「漏れ鍋」でハリーは本当に自分は魔法界では有名なんだということを痛感させられることになったのでした。そしてその「漏れ鍋」を通り抜けると・・・(全3項目)

3-1.漏れ鍋
ハリーにとっては初めてのロンドンでした。数々の店が立ち並ぶ大通りをハグリッドは大きな体で悠々と人込みを掻き分けて行くのでハリーは後ろにくっついて行きさえすれば良かったのでした。やがてハグリッドが・・・

「漏れ鍋-有名なところだ」

ハグリッドに促されて中に入ったその場所でハリーは今日の真夜中過ぎにハグリッドから言われた「自分は魔法界では有名人なんだ」ということを痛感させられることになったのです。何と「漏れ鍋」にいた客の全員から・・・

「何と。こちらが・・・いやこの方が」
「やれうれしや!」

「ハリー・ポッター・・・何たる光栄」

バーテンのトムが急いでカウンターから出て来てハリーに駆け寄ると何と涙を浮かべながらハリーの手を握ったのです。この後あちらこちらで椅子を動かす音がしたかと思うとパブにいた全員がハリーに握手を求めて来たのです。

ドリス・クロックフォードに至っては特に大感激で何度も握手を求めて来るほどでした。ハグリッドの「もう行かんと。買い物がごまんとあるぞ」の呼びかけでハリーはようやくガヤガヤ騒ぎから抜け出すことができたのでした。

そして2人はパブを通り抜けると・・・

3-2.グリンゴッツ
ハグリッドが「3つ上がって横に2つ」とブツブツ言った後ハリーに「下がっていろよ」と言って傘の先で壁を3度叩くと叩いたレンガが震えた後クネクネと揺れたのでした。そして真ん中に小さな穴が現れたかと思うと・・・

その穴はどんどん広がって次の瞬間にはハグリッドでさえ十分に通れるほどのアーチ形の入口になったのです。その向こうには石畳の通りが曲がりくねって先が見えなくなるまで続いていたのでした。驚くハリーを見て・・・

ハグリッドは・・・

「ダイアゴン横丁にようこそ」

鍋屋の看板を見てハグリッドは「1つ買わなゃならんがまずは金を取ってこんとな」と言いましたが、ハリーはもう目にするお店の看板がどれもこれも珍しいものばかりで「目玉があと8つぐらい欲しい」と思ったのでした。

鍋屋の次に目に入ったのは薬問屋でした。それから「イーロップのふくろう百貨店」に箒を売る店にマントの店に望遠鏡の店さらにはハリーが見たこともない不思議な銀の道具を売っている店もありました。そしてそれは・・・

こうもりの脾臓やうなぎの目玉の樽をうず高く積み上げたショーウィンドウに今にも崩れそうな呪文の本の山に羽根ペンに羊皮紙に薬瓶に月球儀を売る店と小さな店が立ち並ぶ中にひときわ高くそびえる真っ白な建物が・・・

「グリンゴッツだ」

観音開きの扉の両脇に深紅と金色の制服を着て立っていたのが小鬼でした。背丈はハリーより頭1つ小さく浅黒い賢そうな顔つきに先の尖った顎鬚に何と手の指と足の先がそれはそれは長いのです。2人が入口に進むと・・・

小鬼がお辞儀したのでした。中に入るとそこは広々とした大理石のホールで、100人を超える小鬼が細長いカウンターの向こう側で脚高の丸椅子に座り大きな帳簿に書き込みをしたり真鍮の秤でコインの重さを計ったり・・・

片眼鏡で宝石を吟味したりしていました。ハグリッドはカウンターに近づくと手のすいている小鬼に「ハリー・ポッターさんの金庫から金を取りに来たんだが」と声をかけたのでした。そして2人を金庫に案内したのが・・・

あのグリップフックだったのです。金庫に続く奥の扉を開くとそこは松明に照らされた細い石造りの通路でした。ずっと大理石が続くと思っていたのでハリーは驚いたのでした。そしてグリップフックが口笛を吹くと・・・

小さなトロッコが3人に向かって元気よく線路を上がって来たのでした。ハグリッドも何とか収まって3人がトロッコに乗るとまずはポッター家の金庫に向かったというわけなんですがグリップフックが扉の鍵を開けると・・・

緑色の煙がモクモクと吹き出した後それが消えるとハリーはアッと息を呑んだのです。中には金貨の山また山。高く積まれた銀貨の山。そして小さなクヌート銅貨で一杯だったのでした。ハグリッドはハリーがバッグに・・・

お金を詰め込むのを手伝いながら「金貨はガリオンだ。銀貨がシックルで17シックルが1ガリオン、1シックルは29クヌートだ。簡単だろうが」とお金の種類と単位を説明してくれたのでした。こうしてお金を下ろすと・・・

2人は再びダイアゴン横丁に戻ったのでした。

3-3.ダイアゴン横丁
グリンゴッツを出るとハグリッドはまずハリーを「マダム・マルキンの洋装店」に案内しました。そして「グリンゴッツのトロッコにはまいった」ということで「漏れ鍋」で一杯やりたいということで2人は一旦別れて・・・

ハリーはどぎまぎしながらも店に入って行ったのでした。マダム・マルキンは藤色づくめの服を着て愛想の良いずんぐりした魔女でした。店に入って行くとマダムはハリーが一声も言葉を発しない内に声を掛けて来たのでした。

「坊ちゃん。ホグワーツなの?全部ここで揃いますよ。もう1人お若い方が丈を合わせているところよ」

マダムの言う通り店の奥には先客がいたのです。青白い顔で顎の尖った男の子が踏み台の上に立ちハリーに「やあ君もホグワーツかい?」と声を掛けて来たのでした。それがドラコ・マルフォイとの最初の出会いだったのです。

制服の次に買ったのは教科書でした。フローリシュ・アンド・ブロッツ書店は天井まで本がぎっしりと積み上げられていました。教科書の次に買ったのは鍋でした。ハグリッドは「リストに錫の鍋と書いてある」と言って・・・

純金の大鍋も買わせてくれませんでしたが代わりに魔法薬の材料を計る秤は上等な物を買いましたし真鍮製の折畳み式望遠鏡も買いました。次に行ったのは薬問屋でした。悪くなった卵と腐ったキャベツが混じったような・・・

ひどい臭いがしましたが数々の珍しい魔法薬の材料が天井から壁からと所狭しと並んでいてそんなことは気にならないほど面白い場所でした。薬問屋から出るとハグリッドはもう一度リストを見てハリーにこう言ったのでした。

「あとは杖だけだな。おおそうだ、まだ誕生祝いを買ってやってなかったな」

ハリーは顔が赤くなるのを感じ「そんなことしなくていいのに」と言ったのですが、ハグリッドはダイアゴン横丁に入った直後にハリーが見かけた「イーロップふくろう百貨店」で雪のように白いふくろうを買ってくれたのです。

そして最後にオリバンダーの店に行ってあのヴォルデモートと兄弟杖という「柊の木に不死鳥の尾羽根の芯の杖」と出会うことになったのでした。そして再び地下鉄に乗るとプリベット通り4番地に一旦帰ったというわけです。

今日の最後に
実はハリーがハグリッドに連れられてダイアゴン横丁に入った直後に鍋屋の次に薬問屋を見た時にそこで小太りのおばさんを1人目撃しているんですよね。そのハリーが見たおばさんは首を振り振りこう呟いているんですよね。

「ドラゴンの肝、30グラムが17シックルですって。ばかばかしい」

私はこの「小太りのおばさん」はウィーズリーおばさんだと思いますね。大多数の読者の皆さんはハリーが新学期初日の9月1日にキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入り方を教えてくれた時がウィーズリーおばさんの・・・

初登場シーンだと思っていますが実はウィーズリーおばさんは多くの読者が思っているより早く初登場していたというわけなんですよね。それにしてもどうしておばさんはドラゴンの肝の値段をボヤいていたんでしょうね?
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