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大広間で組分けの儀式を受けハリーもロンも揃ってめでたく同じ寮に入ることになったのでした。そして初めての飛行訓練授業でいきなり規則破りをしてしまい「2週間も持たずにに退学か」と意気消沈したハリーだったのですが、その場にいたマクゴナガル先生の口からは意外な言葉が・・・(全3項目)

3-1.組分け帽子
マクゴナガル先生は椅子の上にボロボロでとても汚らしい魔法使いの被るトンガリ帽子を置きました。ハリーは「もしかしたら帽子からウサギを出すのかな?」などと思ったのですが、大広間にいる全員が帽子を見つめて・・・

広間が水を打ったように静かになったのでハリーも帽子を見つめると、帽子がピクピクと動き出してつばの縁の破れ目がまるで口のように開いて帽子が歌い出したのです。歌が終わると広間にいた全員が拍手喝采をしたのでした。

そして帽子は4つのテーブルにそれぞれお辞儀をして再び静かになったのでした。帽子の歌を聞いてロンもようやく「どうやって入る寮を決めるのか?」が判ったというわけなんですよね。新入生はただ帽子を被ればいいのです。

マクゴナガル先生が長い羊皮紙の巻紙を手にして進み出ると「ABC順に名前を呼ばれたら帽子を被って椅子に座り組分けを受けてください」と言ったのでした。最初に呼ばれたのはピンクの頬をした金髪のおさげの女の子でした。

「ハッフルパフ!」

ハンナ・アボットがハッフルパフのテーブルに着きこうして組分けの儀式が始まったのでした。ハリーは「どの寮にも選ばれなかったらどうしよう」と恐ろしい考えが浮かんでしまいましたがやがてハリーの番が巡って来ました。

帽子が目の上に落ちる直前までハリーが見ていたのは広間中の人たちが首を伸ばしてハリーをよく見ようとしている姿でした。次の瞬間ハリーは帽子の内側の闇を見ていました。すると低い声が耳の中から聞こえて来たのでした。

「難しい。非常に難しい。勇気に満ちている。頭も悪くない。才能もある。自分の力を試したいという素晴らしい欲望もある。さてどこに入れたものかな?」と帽子が悩む中ハリーは椅子の縁を握り締めてこう思ったのでした。

「スリザリンはダメ、スリザリンはダメ」

すると帽子は「スリザリンは嫌なのかね?君は偉大になれる可能性があるのだよ。その全ては君の頭の中にある。スリザリンに入れば間違いなく偉大になる道が開ける」しかしハリーがそう確信しているのならと言って・・・

「グリフィンドール!」

3-2.クィディッチとニンバス2000
ドラコ・マルフォイと出会うまではハリーはダドリーより嫌な奴がいるなんて思ってもみないことでした。授業では魔法薬学以外ではマルフォイと一緒になることはなかったのでそれほど嫌な思いをせずに済んていたのでした。

ところが!

「飛行訓練は木曜日に始まります。グリフィンドールとスリザリンとの合同授業です」

何よりも空を飛ぶ授業を楽しみにしていたハリーは寮の談話室に出されたこの啓示を見てガッカリしたのでした。箒で空を飛ぶ経験など全くなかったハリーはマルフォイの目の前で箒に乗って物笑いの種になるというわけです。

するとそれがハリーにとっては極めて意外な展開に繋がることになったのでした。ハリーとドラコ・マルフォイが一緒に飛行訓練授業を受けたことでハリーが箒に乗る能力に秀でているということを引き出す結果になったのです。

「この子は今手に持っている玉を16メートルもダイビングして掴みました。かすり傷1つ負わずに。チャーリー・ウィーズリーだってそんなことできませんでしたよ」その玉とはドラコ・マルフォイが地上に投げ捨てた・・・

ネビルの思い出し玉だったのです。こうしてハリーは退学だと思った次の瞬間にマクゴナガル先生によってクィディッチのグリフィンドール・チームのシーカーに大抜擢されたのです。そして1週間後箒が送られてくると・・・

「今度こそおしまいだな。1年生は箒を持っちゃいけないんだ」

ドラコ・マルフォイは妬ましさと苦々しさが入り交じった顔でハリーにこう言いました。するとそこに通りかかったフリットウィック先生が「マクゴナガル先生が特別措置について話してくれた」とハリーたちに言った後・・・

フリットウィック先生の「箒は何型かね?」の問いにハリーはマルフォイの引きつった顔を必死で笑いを堪えて見ながら「ニンバス2000です」と答えた後にこうも言ったのです。ハリーの言葉を聞いてドラコ・マルフォイは?

「実はマルフォイのお陰で買っていただきました」

マルフォイは怒りと当惑をむき出しにした顔をしました。ハリーとロンは笑いを押し殺しながら階段を昇り大理石の階段の上まで来た時ハリーは思いっきり笑ったのでした。グリフィンドール生ではハーマイオニーだけが・・・

そのことを喜んでいませんでしたがハリーはこうして1年生で異例のクィディッチのグリフィンドール・チームの一員になったというわけです。

3-3.透明マントとみぞの鏡
そしてホグワーツに入学して最初のクリスマスを迎えたその日の朝ハリーがハーマイオニーやウィーズリーおばさんから貰ったプレゼントを楽しんでいると、最後にもう1つ手に持ってみるととても軽い包みがあったのです。

開けてみると銀ねず色の液体のような物がスルスルと床に滑り落ちてキラキラと折り重なったのでした。ロンが言うにはそれはとっても貴重で珍しい物なんだそうです。ハリーは輝く銀色の布を床から拾い上げたのでした。

「これは透明マントだ」

ロンはクリスマス・ディナーのご馳走で満腹になるとアッという間に寝入ってしまい、一方ハリーはベッドの端に寄って下から「透明マント」を取り出したのでした。マントに添えられていた手紙の内容を思い出して・・・

「上手に使いなさい」

このマントを着ていればホグワーツ中を自由に歩ける。そう思うとハリーは眠気など吹き飛んだのでした。一瞬「ロンを起こしたほうがいいかな?」と思いましたが、ハリーはこれはお父さんのマントなんだと思ったら・・・

初めて使うんだから僕1人でマントを使いたい。こうして1人で寮を抜け出し談話室を横切り肖像画の裏の穴を登ってグリフィンドール塔から出たハリーはフィルチとスネイプから逃げる内にあの「みぞの鏡」と出会ったのです。

翌朝ロンに前夜見つけた不思議な鏡の話をするとロンは「起こしてくれればよかったのに」と不機嫌そうに言いつつも「君のパパとママに会いたいよ」と意気込んで言ったのでした。ところが何故かロンがその鏡を見ると・・・

「僕、ビルがつけていたようなバッジをつけてる。そして最優秀寮杯とクィディッチ優勝カップを持っている。僕、クィディッチのキャプテンもやってるんだ」この鏡は未来を見せてくれるのかな?と言うロンにハリーは・・・

「そんなはずないよ。僕の家族はみんな死んじゃったんだよ」

ハリーがその鏡を見た時にはもう既に死んでしまった両親やポッター家の人たちが写るのにロンが見ると未来のロンの姿が見えてしまうのです。どうしてそんなことが起こるのか?はハリーが翌日の夜再び1人で来た時に・・・

「ハリー、また来たのかい?」

背後から話しかけられてハリーは体中が氷になったのかと思うほどでした。振り返ると壁際の机に誰あろうアルバス・ダンブルドアが腰掛けていました。しかし校長先生が微笑んでいるのを見てハリーはほっとしたのでした。

ダンブルドアは机から降りるとハリーと一緒に床に座って「みぞの鏡」が何を見せてくれるのかを説明してくれたのでした。この鏡が見せてくれるのは「心の一番奥底にある一番強い望み」なのだそうです。そのため・・・

ロンはいつも兄弟の陰で霞んでいるから兄弟の誰よりも素晴らしい自分が1人で堂々と立っているのが見える。ハリーは家族を知らないから家族に囲まれている自分が見える。しかしこの鏡が写している光景の数々は・・・

知識や真実を示してくれるものではなく現実のものか果たして可能なことかさえ判断できないものなんだとハリーに言って聞かせたのでした。そしてダンブルドアは「みぞの鏡」についてハリーにこう言ったのでした。

「ハリー、この鏡は明日よそに移す。もうこの鏡を探してはいけないよ。たとえ再びこの鏡に出会うことがあってももう大丈夫じゃろう。夢に耽ったり生きることを忘れてしまうのはよくない。それをよく覚えておきなさい」

そしてダンブルドアはハリーに「その素晴らしいマントを着てベッドに戻ってはいかがかな」と言ったのでした。

最後に
ハリーはこの後ダンブルドアに「先生ならこの鏡で何が見えるんですか?」と訊いてご存知のようにダンブルドアは嘘をついたというわけなんですが実際には何が見えるのか?をハリーと私たちは最終巻で知ったというわけです。

実は今週の記事はシリーズ第1巻から登場するハリポタ用語を順番に紹介するだけで巻毎に取り上げる予定など全くありませんでした。そのため題名の「賢者の石」編も内容を見て急遽付け加えたものなんですよね。(汗)

そのため取り上げ損ねてしまったものも若干あります。それについては別途形を変えて取り上げたいと思っている所です。
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