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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーたちがハグリッドの初授業で習ったヒッポグリフはちゃんとした対応をしさえすれば、それに応えてくれる魔法動物だったのですが、翌年度になるとハグリッドはさらに厄介な生き物を生徒たちに育てさせようとしたのです。その生き物は成長するにつれて制御不能となっていったのでした。(全3項目)

3-1.尻尾爆発スクリュート
4年生になったハリーたちが今学期最初の「魔法生物飼育学」の授業を受けるためハグリッドの小屋に近づいて行くと、ハグリッドの足下には木箱が幾つかフタを開けて置いてあり近づくにつれ奇妙なガラガラという音が・・・

さらには小さな爆発音までもが聞こえて来たのでした。その生き物の名前は「尻尾爆発スクリュート」というのだそうです。ラベンダー・ブラウンが「ギャーッ!」と悲鳴を上げて飛び退くのを見てハリーが思ったこととは?

ハリーはラベンダーの「ギャーッ!」の一言が尻尾爆発スクリュートの全てを表していると思ったのでした。殻を剥かれた奇形の伊勢エビのような姿で青白いヌメヌメした胴体からは勝手気ままな場所に脚が突き出していました。

頭らしい頭が見えず1箱に約100匹ほどがいました。体長はおよそ15~6センチほどで重なり合って這い回り闇雲に箱の内側にぶつかっていました。腐った魚のような強烈な臭いを発し時々尻尾らしい所から火花が散って・・・

パンと音を立てるとその都度10センチほど前進していたのでした。ハグリッドは得意気に「今孵ったばかりだ」と言った後これを育てるのはハリーたち生徒で「これをプロジェクトにしようと思っている」と告げたのでした。

例によって例のごとくドラコ・マルフォイが「どうして我々がこんなものを育てなきゃならないのか?」を口開けに嫌味を連発して来ましたが、ハリーたち3人はハグリッドが用意した餌でスクリュートを誘ってみたのでした。

しかしハリーとてハグリッドが好きだからしていることでした。正直言って「やっていることの全てが無駄なのでは?」という気持ちをハリーもまた抑え切ることができなかったのです。ハーマイオニーも同感のようで・・・

皮肉を連発するドラコ・マルフォイに「ドラゴンの血なんか素晴らしい魔力があるけど誰もペットにしたがらない」と反撃しつつ授業終了後には「私たちを襲うようになる前に踏み潰してしまえばいい」と言っていたのでした。

3-2.殺し合いを始めてしまい・・・
知っての通り「尻尾爆発スクリュート」は三大魔法学校対抗試合の「第3の課題」に於いて代表選手の行く手を阻む生き物の1つとして育てられていたため、1年がかりのプロジェクトということになったというわけなんですよね。

それが卵が孵った時にはうじゃうじゃといたスクリュートが殺し合いを始めてしまい、ハグリッドはその原因はエネルギーを発散しきれていないためで解決するには引き綱をつけて散歩させてやるのがいいと言い出したのです。

いつものようにドラコ・マルフォイが「どこに引き綱を結べばいいんだ?」と文句を言い始めましたが、ハグリッドは「真ん中あたりだ」と言いながら手本を見せたのでした。しかしそもそもハグリッドがスクリュートを・・・

散歩させると言い出したのはみんなと離れた所でハリーと話をするためだったのです。それはハリーが対抗試合の代表選手になったからでした。ボサボサ眉の下でコガネムシのようなハグリッドの目がひどく心配そうでした。

ハグリッドはハリーを「この大きい奴をこっちに来て手伝ってくれ」と言って自分のそばに引き寄せたのでした。そして「名前を入れたのが自分じゃないと言うのなら俺はハリーの言うことを信じる」と言ってくれたのです。

ハグリッドとハリーは芝生を見渡しました。生徒たちはあっちこっちに散らばり全員が散々な目に遭っていたのでした。スクリュートは体長1メートルを超え分厚い灰色に輝く鎧のようなものに覆われ猛烈に強くなっていました。

巨大なサソリと引き伸ばしたカニを掛け合わせたようなシロモノでした。どっちが頭か尻尾なのか区別のつかない先端が時々「バン」とびっくりするような音を立てて爆発するとスクリュートは数メートール前方に飛びました。

腹這いになって引きずられて行ったり何とか立ち上がろうともがく生徒は1人や2人ではありませんでした。ハグリッドは「みんな楽しそうだ」と言いましたが、ハリーは「楽しいのはスクリュートだろう」と思ったのでした。

3-3.冬眠するのか?
こうして1ヵ月が経過しましたが生徒たちの奮闘と努力のかいもなくスクリュートの殺し合い願望は収まりそうにありませんでした。12月になるとスクリュートはもはやその数を僅か10匹に減らしていたのです。そして・・・

「こいつらが冬眠するかどうかはわからねえ」

吹きっさらしのかぼちゃ畑での授業で震えている生徒たちにハグリッドがこう言ったのでした。冬眠してくれれば春までは面倒をみなくて済むのですから大助かりというわけなんですが、ハグリッドが持って来た箱を見て・・・

クラス全員がしょげ込んだのでした。巨大な箱の中には枕が置かれふわふわの毛布が敷き詰められていました。スクリュートは今や2メートル近くに育ち灰色の分厚い甲殻に強力で動きの速い脚さらには火を噴射する尾に・・・

棘と吸盤など全部が相まってハリーがこれまで見た中でも一番気持ちの悪いものでした。そして結果的にスクリュートは冬眠しないことが判明しました。箱に無理やり押し込められ釘づけされたことも気にいらなかったようです。

スクリュートはかぼちゃ畑で暴れ回り畑にはバラバラになった箱の残骸が煙を上げて散らばっていました。生徒のほとんどはハグリッドの小屋に裏木戸から逃げ込んでいましたが、ハリーたち3人を含めた何人かの生徒は・・・

残ってハグリッドを助けようとしていたのでした。そのお陰で誰もが火傷や切り傷だらけになってしまいました。そんなこともあってクリスマス休暇直前になるとハグリッドは生徒とスクリュートが直接触れ合うことを・・・

諦めてしまったのでした。

今日の最後に
今回改めてハリーたちが尻尾爆発スクリュートの面倒をみる場面をこうして振り返ってみたら「こんなにひどい状態だったんだ!」ということを痛感させられましたね。何せスクリュートのエネルギーを発散させるために・・・

この科目を取った生徒たちは1ヵ月間に渡ってスクリュートを散歩させて授業のたびに引きづられていたというわけです。6年生になった時ロンはこの科目を取らなかった一番の理由としてスクリュートを挙げていますが・・・

それは当然と云えるでしょうね。ハリーは三大魔法学校対抗試合の「第3の課題」でスクリュートと対決してますから「このためだったのか」と納得することができましたが、他の生徒たちは知らなかったことですからね。

ハリーとセドリック以外は「いったい何のために育てていたんだ?」ということだったというわけです。(苦笑)

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