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アルバス・ダンブルドア亡き後のヴォルデモートにとってハリーは唯一残された障害物でしたし気がかりでした。ハリーを倒すためと真に無敵になるためにニワトコの杖を手に入れて最後の戦いに臨んだヴォルデモートだったのですが「あのこと」を知らなかったが故に・・・(全3項目)

3-1.ハリーとの関係、その1
ヴォルデモートにしてみれば「先回は母親が盾になってこいつを護ったが故に苦杯を舐めさせられたが、もうその母親もいなければダンブルドアもいない」ということで自身の勝利は揺らぎようがないと確信したんでしょうね。

リトル・ハングルトンの教会墓地でついに身体を取り戻し復活を遂げたヴォルデモートは「ハリー・ポッターが我が手を逃れたのは単なる幸運だったのだ」と高らかに宣言してハリーに「戦うことを許そう」と言い渡したのです。

ところが!

ワームテールに縄目を解いてやれ。そしてハリーに杖を返してやれと言って戦いに臨んだヴォルデモートだったのですが、再び予期せぬ出来事が次々に起こってヴォルデモートはまたしてもハリーを殺し損ねてしまったのです。

後にダンブルドアはハリーに復活したあの夜ヴォルデモートはハリーよりも死ぬことを恐れていたと言っています。しかしハリーは死ぬかもしれないということをむしろ積極的に迎え入れたことでハリーの勇気のほうが勝り・・・

ヴォルデモートはハリーに逃げられて当初は「あいつの腕のほうが勝っていたがために敗北したのでは?」と恐れていましたが、オリバンダー翁から双子の芯のことを聞き出して「これで全てが説明できる!」と思ったのです。

しかしルシウス・マルフォイから借り受けた杖でもハリーの杖の前では同じことでした。それでもなおヴォルデモートはハリーに備わっていて自分に欠如しているものが「何なのか?」を問うことなしに全ての杖を破ると・・・

噂に聞く唯一の杖「ニワトコの杖」を探すために旅に出たというわけなんですよね。ヴォルデモートにとってはニワトコの杖への執着がハリーへの執着と匹敵するほどに強くなっていったのでした。ニワトコの杖こそが・・・

自らの最後の弱みを取り除き真に自分を無敵にするものと信じたのでした。そこでヴォルデモートは・・・

3-2.ハリーとの関係、その2
アルバス・ダンブルドア亡き後ヴォルデモートはルーファス・スクリムジョールを殺害しクーデターで魔法省を乗っ取りました。後任の魔法大臣には「服従の呪文」をかけられているパイアス・シックネスが就任したのでした。

「ヴォルデモートはどうして自分が魔法大臣だと宣言しなかったの?」と問うロンにハリーたち3人に現在の状況を説明しに来たルーピンは事実上ヴォルデモートが魔法大臣なんだが操り人形のシックネスが日常の仕事を・・・

こなしていればヴォルデモートは魔法省を超えた所で身軽に勢力を拡大できると言っていますが、ヴォルデモートが自ら魔法大臣の座に就かなかったのは当然ニワトコの杖を探すためとハリーの存在があったからというわけです。

ダンブルドアが死んだ今ヴォルデモートにとっての唯一の気がかりはハリー・ポッターが生きていることでした。ハリーを始末しないことには枕を高くして眠れないし安心して魔法大臣に就任することもできないというわけです。

同時に自分が魔法大臣になってしまうと「あからさまな反乱を誘発してしまう」という可能性もあったからというわけなんですよね。黒幕に留まることで混乱や不安に恐れを引き起こし魔法界の人々を疑心暗鬼に陥れたのです。

さらにヴォルデモートは自分自身の抵抗勢力の象徴的存在となり扇動の中心になることが間違いないハリーを「アルバス・ダンブルドアの死にまつわる疑惑」という名目で指名手配にしてハリーの首に懸賞金までかけたのです。

それはハリーを擁護する可能性のある沢山の魔法使いの間に疑いと恐れの種を撒くためでした。ハリーが「ダンブルドアの死に関わった」と示唆することで自分に反旗を翻そうとする人たちの動きを抑えるためというわけです。

そして幾度もの旅と探索の末にヴォルデモートは「ニワトコの杖はダンブルドアの遺骸と共にホグワーツに葬られている」ということを知りついにニワトコの杖を掌中に収めたのです。そしてハリーとの最後の戦いの場に・・・

臨んだのですが・・・

3-3.ハリーとの関係、その3
セブルス・スネイプから「シビル・トレローニーによって闇の帝王の力を打ち破る子供が7月の末に生まれるという予言が成された」と聞いて以来ヴォルデモートは何度も何度もハリーを殺そうとしましたができませんでした。

それはスネイプが予言の後半の文言、特に「しかし彼は闇の帝王の知らぬ力を持つであろう」を聞き逃してしまったからでした。これが最後の戦いでヴォルデモートの身を滅ぼすことに繋がってしまったというわけなんですよね。

最初にハリーを襲った時ヴォルデモートは母親のリリーが自らの命を投げ出すことで息子にかけた魔法のお陰で自ら放った「死の呪文」が撥ね返り身体を失うことになってしまったのでした。ハリーがホグワーツに入って・・・

最初の年に再びハリーを殺そうとした時にも「その魔法」のせいでヴォルデモートはまたしてもハリーに敗れ去ってしまったのでした。そこでヴォルデモートは自身の身体を取り戻す時には「その障害」を克服しなくては・・・

ハリーに勝利することはできないと思い策を講じてハリーの血を取り込んで身体を再生させたのです。ところがその障害を克服したと思ったら今度は互いの杖が兄弟杖だったため、またしてもハリーに逃げられてしまったのです。

杖職人のオリバンダー翁からそのことを聞き出したヴォルデモートは「他の者から杖を借りさえすれば今度こそ奴を始末できる!」と確信してルシウス・マルフォイの杖を借り受けてハリーを襲ったのですが、またしても・・・

ハリーの杖から黄金の炎が噴き出すとルシウス・マルフォイの杖は破壊されてしまったのです。ヴォルデモートは慌てて近くにいた死喰い人の杖を借りて再びハリーに「死の呪文」を発射しようとしましたが時既に遅く・・・

ハリーは魔法省と不死鳥の騎士団がかけた保護呪文の範囲内に逃げ込んでしまい、ヴォルデモートは兄弟杖の問題を克服したのにも関わらずハリーを殺し損ねてしまったのでした。そこで次にはニワトコの杖を手に入れて・・・

ヴォルデモートはハリーとの最後の戦いに臨んだのですが、自らを強くするものと信じて自身の身体にハリーの血を取り込んだことによりリリーの護りの力を同時に取り込んでしまいハリーを不死身の体にしてしまったのでした。

こうして「闇の帝王の知らぬ力」でハリーは最後の戦いに勝利してヴォルデモートは滅びていったのでした。

今日の最後に
リーマス・ルーピンはヴォルデモートが魔法大臣にならなかった理由として「黒幕に留まることで数々の利点やメリットがある」と言っていましたが、結局行き着く先はハリーの存在があったからというわけなんですよね。

こうしてついに魔法大臣の座に就くことなく死んでいったヴォルデモートだったのですが、最後の足かせだったハリーがヴォルデモート自身が生きている限りは絶対に死なないということでヴォルデモートは魔法大臣には・・・

なれない運命だったというわけです。
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