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ハリー2年生時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」はハリーが「蛇語を解する」という能力を引き出すキッカケにもなりました。しかしスネイプは後に「何故ハリーは蛇語を解するのか?」の理由を意外な形で思ってもみなかった人物から聞かされることになったのです。(全3項目)

3-1.チャンスは何度もあったのに・・・
ハリーと会った人なら誰もが異句同音に口にするのが「外見は父親のジェームズにそっくりで目だけがリリーの目だ」というものなんですが、やはりスネイプにしてみればその父親似の容姿が目障りでしかないらしくて・・・

ハリーとロンが2年生の学期初日に空飛ぶフォード・アングリアで「暴れ柳」に突っ込んだ時にもスネイプは2人を校庭で待ち構えていて自分の部屋に連れて行くとこう言ったというわけなんですよね。言われたハリーとロンは?

「まことに残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないからして2人の退校処分は我輩の決定する所ではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れて来る。2人ともここで待て」

こうしてスネイプに連れられて現れたダンブルドア校長とマクゴナガル先生に問い質された後に2人は「もう1回の猶予を与える」ということになりましたが、その場でハリーの退校処分を聞くことができなかったスネイプは?

スネイプはクリスマスがお預けになったような顔をしてダンブルドア校長にハリーとロンは「未成年魔法使いの制限事項令を愚弄し貴重な古木に甚大なる被害を与えております」と言って暗にさらなる処分を求めましたが・・・

ダンブルドアは「この2人はマクゴナガル先生の寮の生徒じゃから処罰の内容を決めるのはマクゴナガル先生じゃろう」と言ってスネイプの提言を一蹴したのでした。さらに学期に入ってからもポリジュース薬の材料を・・・

手に入れるためにハーマイオニーの指示でハリーが「魔法薬学」の授業で一騒動起こした時にもスネイプはハリーが犯人だということはハッキリと判っていたのにこう言っただけで事実上ハリーを見逃してくれたというわけです。

「これを投げ入れた者が誰か判った暁には我輩が間違いなくそやつを退学にさせてやる」

当時ハリーはまだ知りませんでしたが開心術でハリーの心を読めばハリーがしたんだということは判っていたはずです。しかしそもそもスネイプがホグワーツの教職に留まったのは愛するリリーの息子であるそのハリーを・・・

守るためだったのです。

3-2.武装解除の術
「エクスペリアームス!」という相手の杖を奪う呪文をハリーが知ったのは2年生の時に当時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師だったギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」でスネイプが使ったからでした。

以来要所要所で大活躍して来ました。リトル・ハングルトンの教会墓地でヴォルデモート卿が復活し身体を取り戻した直後に「死の呪文」を放った時にもハリーが使ったのがこの呪文だったのです。この時には2人の杖が・・・

同じ不死鳥の尾羽根を芯に持つ「兄弟杖」だったため杖が正常に機能せずハリーは逃げ遂せてヴォルデモートは再びハリーを殺し損ねてしまったのです。兄弟杖のことをオリバンダー翁から聞いて知ったヴォルデモートは・・・

ルシウス・マルフォイの杖(楡の木にドラゴンの心臓の琴線)を持ってハリーを追いましたが、その時ハリーを追跡していた死喰い人が「あれが本物だ」と確信するに至ったのはハリーが「この呪文」を使ったからというわけです。

「今度こそ!」とヴォルデモートも思いハリーも死を覚悟しましたが、またしてもハリー自身でさえ理解できないことが起きてルシウス氏の杖は破壊されハリーはヴォルデモートの「死の呪文」から逃れることができたのでした。

兄弟杖の問題を解決したのにも関わらずハリーを始末することができなかったヴォルデモートは「自分の最後の弱みを取り除き真に無敵になるため」とニワトコの杖を探し求めてダンブルドアの遺骸と共に埋葬されていた・・・

ニワトコの杖を手に入れてハリーとの最後の対決に臨みましたが、ニワトコの杖の所有権はヴォルデモートの与り知らぬ所での移動を繰り返した挙句にハリーに移動していたことを全く知らなかったためヴォルデモートは・・・

全ての分霊箱が破壊されヴォルデモートはハリーとの最後の戦いに敗れて滅びていったのでした。その時ハリーがヴォルデモートの「死の呪文」に対して唱えた呪文もこの「エクスペリアームス」だったというわけなんですよね。

3-3.蛇語使いのハリー
ギルデロイ・ロックハートが主宰した決闘クラブは「蛇の言葉を理解し話すことができる」というハリーの隠れた能力をも引き出すことになったのです。組分け帽子はこのハリーの能力をいち早く見抜いてハリーに対して・・・

スリザリン寮に入るよう強く勧めましたがヴォルデモートの出身寮でもあり多くの闇の魔法使いを輩出しているとの評判を聞いていたハリーはスリザリンを拒否したため帽子はハリーをグリフィンドールに入れたというわけです。

ところがスネイプは「何故ハリーは蛇語を解するのか?」の理由を意外と云えば意外な形で知らされることになったのです。それは誰あろうホグワーツ魔法魔術学校校長のアルバス・ダンブルドアの口から聞かされたのでした。

ダンブルドア校長はヴォルデモートがハリーを殺そうとした時リリーが盾となって自らの命をヴォルデモートの前に投げ出した時「死の呪い」はヴォルデモートに撥ね返り破壊されたヴォルデモートの魂の一部がハリーに・・・

付着してヴォルデモートの一部がハリーの中で生きているとスネイプに告白したのです。その部分こそがハリーに蛇と話す力を与え、そのことがヴォルデモートの心との繋がりをもたらしているのだと。その魂の一部が・・・

ハリーに付着して守られている限りヴォルデモートは死ぬことができない。命と引き換えに差し出されたスネイプの「記憶」の中でそのことを聞かされたハリーは長いトンネルの向こうに2人を見ているような気がしたのでした。

「するとあの子は・・・あの子は死なねばならぬと?」

ハリーが死の宣告を受けた瞬間でした。

今日の最後に
こうして改めて視点を変えてハリーとスネイプの関係を洗い直してみると何重にも数々の伏線が張り巡らされていたということが判りますよね。ロックハートの「決闘クラブ」もハリーの蛇語使いを引き出しただけでなく・・・

ハリー6年生時にダンブルドアが「余命1年足らず」との宣告を受けてスネイプに「ハリーは死ななければならない運命なんだ」と聞かせることに繋がって行くというわけです。ダンブルドアが生前に言っていた通りになり・・・

ヴォルデモートが蛇のナギニを自分の保護下に置いたためスネイプは何としてもダンブルドアに託されたこの伝言をハリーに伝えなくてはと思ったのですが、結局スネイプは自分の命と引き換えにしてこのことをハリーに・・・

伝えることになったというわけです。その能力を引き出すキッカケを作ったのも他ならぬスネイプだったんですよね。ドラコ・マルフォイに耳打ちをして杖の先から蛇を出現させたのは実は何とスネイプだったわけですからね。
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