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ふと「忍びの地図」を見たハリーは下の階の男子トイレにドラコ・マルフォイと「嘆きのマートル」というあまりにも意外な組み合わせの2人がいることに気づき驚いて大理石の階段を駆け下りたのでした。するとそこでハリーを待ち受けていたのは衝撃の場面だったのです。そこでは何とドラコが!(全3項目)

3-1.嘆きのマートルとドラコ
ハリーが男子トイレで「姿現し」のコツが掴めないとボヤくロンの相談に乗っていると、背後の小部屋の便器から女の子のゴーストが出て来たものだからハリーは思わず「ここは男子トイレだぞ!」と注意してしまったのでした。

それが「嘆きのマートル」だったのです。するとそのマートルが「自分の感情を表すことを恐れないで泣くの!」と言うのでハリーはマートルに「ここで泣いてる男がいるのか?」と興味津々で訊いたというわけなんですよね。

マートルはその人の秘密は絶対に誰にも言わないと約束したからハリーとロンにも当然言えないと言ったのですがハリーは「その人物」が実はドラコ・マルフォイだということを意外な形で知る事になったのです。それは・・・

レイブンクロー戦の数日前ハリーが「忍びの地図」をチェックすると、下の階の男子トイレにドラコ・マルフォイとマートルというあまりにも意外な2人が一緒にいるのを見つけたため急いで大理石の階段を駆け下りたのでした。

トイレの扉に耳を押し付けましたが何も聞こえません。そこでハリーが扉をそーっと開けるとドラコが扉に背中を向けて立っていたのです。ドラコは両手で洗面台の両端を握ってプラチナ・ブロンドの頭を垂れていたのでした。

マートルは「困ってることを話してよ。私が助けてあげる」と言いましたが、ドラコは「誰にも助けられない」と言っていました。体中を震わせて泣いているドラコの姿を見てハリーは衝撃でその場に釘付けになったのでした。

ところが!その直後には・・・

3-2.セクタムセンブラ
顔を上げてひび割れた鏡を覗いた時ドラコは肩越しにハリーが自分を見つめているのに気づいたのでした。ドラコはくるりと振り返って杖を取り出しました。それに応えるようにハリーもまた反射的に杖を引き出したのでした。

こうしてドラコとハリーの呪いの応酬となり壁のランプが粉々になったりゴミ箱が爆発したりしました。マートルは甲高い声で攻撃を止めるようにと言いましたが、ハリーもドラコも互いに攻撃を止めようとはしませんでした。

ハリーは「足縛りの呪い」をかけましたがドラコの耳の後ろの壁で撥ね返りマートルの下の水槽タンクを破壊しました。マートルが大きな悲鳴を上げました。水が一面に溢れ出しハリーの足が滑りました。そこでドラコは・・・

ドラコがハリーに「磔の呪い」をかけようとしたため、ハリーは床に倒れながらもプリンスが「上級魔法薬」に「敵に対して」と書き留めていたその呪文をこの場面で初めてドラコに向けて唱えたのです。するとドラコは・・・

「セクタムセンブラ!」

ドラコの顔や胸からまるで見えない刀で切られたように血が噴き出したのです。ドラコはよろよろと後退りして水浸しの床にバシャッと倒れ右手がだらりと垂れて杖が落ちたのでした。あまりのことにハリーは息を呑んで・・・

滑ったりよろめいたりしながらハリーはやっと立ち上がってドラコの側に急いだのでした。ドラコの顔は血で真っ赤に光り蒼白な両手が血染めの胸を掻きむしっていました。ハリーはもうとにかくひたすらに気が動転して・・・

自分が何を言っているのかが分りませんでした。自分自身の血の海で激しく震えているドラコの脇にハリーはがっくりと両膝をついたのでした。そしてその傍らではマートルが耳を劈く叫び声を上げていたのです。そして・・・

「人殺し!トイレで人殺し!人殺し!」

3-3.再びドラコとスネイプ
背後の扉がバタンと開いて目を上げたハリーはぞっとしました。スネイプが憤怒の形相で飛び込んで来たからです。ハリーを荒々しく押し退けるとスネイプはひざまずいてドラコの上に屈み込み杖を取り出して呪いでできた・・・

「セクタムセンブラ」でできた深い傷を杖でなぞりながら呪文を唱えたのでした。まるで歌うような呪文でした。すると出血が緩やかになったようです。スネイプはドラコの顔から残りの血を拭うと呪文を繰り返したのでした。

今度は傷口が塞がって行くようでした。ハリーは自分がしたことに愕然として自分もドラコと同様に血と水でぐしょ濡れなことにはほとんど気づかずスネイプがドラコの治療をする所をただ呆然として見つめ続けていたのでした。

スネイプは3度目の反対呪文を唱え終わるとドラコを半分抱えて立たせたのでした。そして「医務室に行く必要がある。多少傷痕を残すこともあるがすぐにハナハッカを飲めばそれも避けられるだろう」と言ってドラコを・・・

スネイプはドラコを支えてトイレの扉まで歩くと振り返って冷たい怒りの声でハリーに「ここで我輩を待つのだ」と告げたのでした。戻って来たスネイプはしばらくの間はハリーを詰問していましたがやがてこう言ったのでした。

「学用品のカバンを持って来い。それと教科書を全部だ。全部だぞ。ここに、我輩の所に持って来るのだ。今すぐ!」

ハリーはプリンス手書き入りの「上級魔法薬」の教科書を「必要の部屋」に隠しスネイプにはロンの教科書を借りて差し出したのでした。それを見てスネイプはハリーに「我輩は君が嘘つきのペテン師だと思う」と告げて・・・

今学期一杯、週末の土曜日に罰則を受けるに値するとハリーに最後通告を突きつけたのです。土曜日の朝10時から我輩の研究室だと告げられてハリーは「それではクィディッチの最後の試合に出られない」と訴えましたが・・・

スネイプは・・・

「哀れなグリフィンドールよ。今年は気の毒に4位だろうな」

今日の最後に
今にして思えばスネイプがハリーに今学期一杯週末の土曜日に罰則を課したのはドラコが任務を遂行することをハリーがこれ以上邪魔しないよう自分の研究室に縛り付けておくためにハリーに罰則を課したのかもしれませんね。

スネイプもこの頃には既に「ドラコは一体何をしているのか?」ということを本人から聞き出すことを諦めていたと私はそう思いますね。だから「ドラコが何をしているのかは分らないが」とにかくそれに専念できるよう・・・

ハリーに罰則を課したのだと私はそう思いますね。もちろん後に明らかになったハリーの苛酷で非情な運命のことを考えれば、それだけが目的ではなかった可能性も考えられますが1つについてはそうだったのかもしれませんね。
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