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ハリーもロンも2人が2人とも揃って「自分のほうが最悪の貧乏くじを引いた」と思ったのでした。何ゆえダンブルドアはハリーとロンを別々の場所で罰則を受けさせたのか?それは後に今学期ホグワーツ魔法魔術学校を舞台にして起こる連続襲撃事件の謎をハリーに解いてもらうためだったのです。(全3項目)

3-1.2年生の学期早々にロンが・・・
当サイトでは種々形を変えて何度も取り上げていますが、2年生の学期初日にハリーとロンは屋敷しもべ妖精のドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞いでしまったため当時ロンのお父さんのアーサー氏が・・・

所有していた中古の空飛ぶフォード・アングリアに乗って学校に行ったのですが校庭に植えられていた「暴れ柳」に突っ込んだ上に飛び上がる瞬間をマグルに目撃されてしまったため学期早々に罰則を受けることになったのです。

罰則は学期が始まって最初の土曜日に行われました。ハリーたち3人がハグリッドの小屋から昼食を取るために城に戻って来るとマクゴナガル先生がハリーとロンに「処罰は今夜になります」と厳しい表情で言い渡したのでした。

ロンが「僕たち何をするんでしょうか?」と訊くと何と驚くことにロンとハリーは別々の場所での罰則になるとマクゴナガル先生は言うのです。ロンは管理人のフィルチと一緒にトロフィー・ルームでの銀磨きだというのです。

しかも魔法はダメで自分の力で磨くと言われてロンはショックを隠し切れないようで絶句していたのでした。ロンは大広間に入った後「フィルチは僕を一晩中離してくれないよ」とボヤいていましたがハーマイオニーは・・・

うつむきながら大広間に入る2人を「だって校則を破ったんでしょ」という顔をして従いて来たのでした。罰則を先に終えてパジャマに着替えたハリーがロンを待っているとロンは30分後に右腕をさすりながら戻って来ました。

さらに銀磨き粉の強烈な臭いを漂わせながら「体中の筋肉が硬直しちゃったよ」と言いながらベッドにドサリと身を横たえて唸っていたのでした。何でもクィディッチ杯を「14回」も磨いたんだそうです。さらにロンは・・・

罰則の直前にマルフォイにかけようとした「ナメクジゲップの呪い」が杖が逆噴射して自分にかかってしまい、そのゲップが「学校に対する特別功労賞」のトロフィーについてしまったために拭き取るのに相当な時間が・・・

かかってしまったんだそうです。ところがそのことが後に意外な形で役に立つことになったというわけなんですよね。

3-2.ハリーも同じ日の同時刻に・・・
ハリーはこの1週間、今年度「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートに執拗につきまとわれて辟易していました。ハリーが車を飛ばして学校に来たのはホグワーツ特急に乗れなかったからで・・・

必要に迫られてそうしたに過ぎないのにロックハートはフローリシュ・アンド・ブロッツ書店で自分と出会ったことで「有名になるという蜜の味を私が教えてしまった」とか「有名虫を移してしまった」などと言って来たのです。

さらにコリン・クリービーがハリーに「写真にサインして欲しい」と言っているのを聞き咎めるとハリーはOKの返事などしていないのに「今の段階ではサイン入り写真を配るのは賢明ではない」などと言って来たりもしたのです。

そのためマクゴナガル先生から「あなたはロックハート先生がファンレターに返事を書くのを手伝いなさい」と言われた時にはハリーもまた「僕もトロフィー・ルームのほうではいけませんか?」と絶望的な声で頼んだのでした。

するとマクゴナガル先生は眉を吊り上げてハリーに「もちろんいけません。ロックハート先生はあなたを特にご指名です」と情け容赦なく言い渡したのでした。ロンもハリーも2人とも自分のほうこそが最悪の貧乏くじを・・・

引いたと感じていました。指定された夜の8時にハリーが重い足を引きずってロックハートの部屋に行くとロックハートは「こんな素晴らしいもてなしはないだろう」と言わんばかりに封筒に宛名を書くようにと言ったのでした。

時間はのろのろと過ぎて行きました。ハリーはロックハートが言うことを「うー」とか「えー」とか「はー」などと生返事をしながら聞き流していました。時々ハリーの耳に入って来たロックハートの言葉はこういうものでした。

「ハリー、評判なんて気まぐれなものだよ」

「有名人らしい行為をするから有名人なのだよ。覚えておきなさい」

今にして思えば「評判なんて気まぐれなもの」という指摘は結構鋭いといった感じですが、ハリーが「もう千枚目の封筒なのでは?」と思いつつ痛む手を動かして惨めな気持ちで「もう時間じゃないか?」と思っていると・・・

「来るんだ・・・俺様の所へ・・・引き裂いてやる・・・八つ裂きにしてやる・・・殺してやる」

骨の髄まで凍らせるような息が止まるような氷のように冷たい毒を含んだような声が聞こえて来たのです。ハリーは思わず飛び上がってしまったためベロニカ・スメスリーの住所の所にライラック色の滲みができてしまいました。

ハリーは我を忘れてロックハートに「そうじゃなくて、あの声!」と叫んで言ったのですが、どうやらロックハートは「その声」が聞こえなかったようなのです。ロックハートは唖然としてハリーを見つめるばかりだったのです。

何故ハリーには聞こえて・・・

ロックハートには聞こえなかったのか?

3-3.何故2人別々に?
クリスマス休暇が明けて新学期が始まった頃にハリーは「嘆きのマートル」がいるトイレで1冊の日記を拾います。それが「リドルの日記」だったのです。その「T.M.リドル」という名前を見てロンは即座にこう指摘したのです。

「この名前知ってる。50年前学校から特別功労賞を貰ったんだ」

ハリーが「何故そんなことまで知ってるの?」と感心して訊くとロンは「処罰を受けた時フィルチに50回以上もこいつの盾を磨かされたんだ」と恨みがましく答えたのです。あのナメクジのゲップを引っかけた盾だったのです。

ハリーとハーマイオニーはこの日記が以前に「秘密の部屋」が開けられた50年前の代物ということで大いに興味を持ったのですが、ロンは「何故ハリーがその日記を捨ててしまわないのか僕には分らない」と言っていたのです。

ところが!

その「リドルの日記」こそが一連の襲撃事件を起こしていた首謀者だったのです。さらにハリーが罰則を受けていた時に聞いた「あの声」はハリーにしか聞く事ができない蛇語だったのです。そのことにハリーが気づいて・・・

ハーマイオニーが襲われる直前に図書室に行って残してくれた本の切れ端を見てハリーは「秘密の部屋」から解き放たれた怪物が毒蛇の王バジリスクだということを知ったのでした。ロックハートには聞こえなかった声が・・・

ハリーに聞こえたのはそれが蛇語だったからというわけなんですよね。こうしてホグワーツは廃校の危機を脱したのでした。

今日の最後に
ギルデロイ・ロックハートは実は自分自身も十二分に自覚しているようなんですが、スクイブの一歩手前の魔法使いでまともにかけられる呪文は「忘却術」1つきりなんだそうです。そのためホグワーツで教えていた時も・・・

ハリーの右腕を骨抜きにしたり自らが主宰した「決闘クラブ」でも武装解除の術でスネイプに吹き飛ばされたりハリーたちの最初の授業ではピクシー小妖精を持て余したりと学期の最初から最後まで散々な目に遭っていますよね。

なのにどうしてあんなに表向きは自信満々でいられたのでしょうか?でもハリーの腕を骨抜きにした時には「心配するな。私が君の腕を治してやろう」と言い切っているので術をかける瞬間は「できる!」と思えるみたいですね。

要するに勘違いが激しいということなのでしょうか?
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