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6年生の学期終盤スネイプはハリーに対して毎週週末の土曜日に罰則を課すことを言い渡しました。さらにしている作業が完了しなかったら来年度も引き続き同じ内容の罰則を続けるなどと臭わせ始めたのです。何故スネイプはハリーに対してそんなことを言ったのか?スネイプの真の狙いは?(全3項目)

3-1.両面鏡と罰則
ハリーは5年生のクリスマス休暇をロンドンのグリモールド・プレイス12番地で過ごしましたが、休暇最終日に学校に戻る際にハリーはシリウスから携帯版の本ほどの大きさの不器用に包まれた何かを押し付けられたのでした。

ハリーが「これ、何?」と訊くとシリウスは「スネイプが君を困らせるようなことがあったら私に知らせる手段だ」と言うのです。しかしハリーはシリウスを安全な場所から誘い出すのは僕じゃないと自身に言い聞かせて・・・

それが何であれ決して使わないだろうと思って事実学期の最終日まではシリウスから受け取ったことすら忘れていたのです。トランクの隅にある「それ」を見つけてハリーはたちまち「それが何なのか?」を思い出したのでした。

ハリーが包みを開くと小さくて四角い鏡が滑り落ちて来ました。古そうな鏡でかなり汚れていました。裏返してみるとそこにはシリウスの走り書きがしてあり鏡の使い方が書かれていました。それがあの「両面鏡」だったのです。

シリウスが対の鏡の片方を持っていて話す必要があれば鏡に向かって名前を呼べばシリウスの鏡にはハリーが映り互いに話すことができるのだそうです。これはシリウスとハリーのお父さんが別々の場所で罰則を受けていた時。

この鏡を使っていたのだそうです。しかし鏡に向かってシリウスの名前を呼んでも当然返事がなかったのでハリーは鏡をトランクに投げ返してしまい再びその鏡が存在していることすらすっかりと忘れてしまっていたのでした。

ところが後にこの両面鏡がハリー、ロン、ハーマイオニーの窮地を救うことになったのです。トランクを整理していて再びこの鏡を見つけたハリーは何の気なしに割れた鏡の欠けらを持って分霊箱を探す旅に出たのですが・・・

「助けて!僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます。助けて!」

フェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まって絶体絶命のピンチに陥ったハリーは両面鏡の明るいブルーの目に向かって必死に叫んだのです。するとそのブルーの目が瞬いて消えたかと思うとそこに現れたのは?

ハリーたち3人とディーン・トーマスそれにルーナ・ラブグッドと杖職人のオリバンダー翁はハリーの呼びかけに応えて現れた屋敷しもべ妖精のドビーに救出されて九死に一生を得たのです。そして対の鏡を持っていたのは?

シリウスの対の鏡は巡り巡ってダンブルドア校長の弟のアバーフォースの元にあったのです。名付け親のシリウスとハリーのお父さんジェームズ・ポッターが2人揃って頻繁に罰則を受けていたことが一人息子のハリーの・・・

そして多くの命を救うことに繋がったのです。

3-2.毎週土曜日に・・・
そんなわけでハリーは6年間の学生生活で3年生を除く毎年しかも時には複数回の罰則を受けましたが、その中でもハリーの心を一番掻き乱したのは6年生の学期終盤にスネイプから受けた罰則でしょうね。それというのも・・・

スネイプが土曜日の午前10時からしかも学期一杯ハリーに週末の罰則を課すことを言い渡したからです。直後の土曜日にはクィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦が控えていました。罰則のお陰でハリーは・・・

キャプテンのハリーが試合に出場できない事態となり、これまで数々の嘲りや陰口さらには誹謗中傷に耐えて来たハリーですら耐え難い厳しい視線にさらされることになってしまったのです。ところがこの時スネイプは・・・

ロンが17才の誕生日つまり3月の1日に毒入りのオーク樽熟成の蜂蜜酒を飲んで病棟に担ぎ込まれた日の夜にハリーはハグリッドから「森でスネイプとダンブルドアが議論しているのを聞いた」と言われたのです。つまりは・・・

この時既にスネイプは知っていたのです。ヴォルデモートがハリーの両親を殺し1才のハリーをも殺そうとした時ヴォルデモートの魂の欠けらがハリーに付着したこと。そしてその魂の欠けらがハリーに守られている限り・・・

ヴォルデモートは死ぬことができない!

スネイプは「あなたは死ぬべき時に死ぬことができるようにと今まで彼を生かし続けていたのですか?」と驚いて訊きましたが、ダンブルドアはそんなスネイプに「今までだって散々人が死ぬ所を見て来たじゃろう?」と・・・

しかしハリーの場合はこれまで死を見届けて来た他の人たちとは比べ物にならないぐらい数々の危険を冒してスネイプはハリーを護って来たのです。スネイプはダンブルドアのために密偵になり嘘をつき常に危険な立場に・・・

身を置いて来た。にも関わらず目の前にいるアルバス・ダンブルドアは今ハリーのことを「屠殺されるべき豚のように育てて来たのだ」と言う。その言葉を聞いてダンブルドアはスネイプにこう言ったというわけなんですよね。

「何とセブルス、感動的なことを。結局あの子に情が移ったと言うのか?」

スネイプは杖先から牝鹿の守護霊を出現させて「全ては愛するリリーの忘れ形見を護るため」ということを示して見せたのでした。スネイプに向き直ったダンブルドアの目には涙が溢れていました。そしてダンブルドアは・・・

「これほどの年月が経ってもか?」

そしてスネイプは・・・

「永遠に」

3-3.スネイプの思い
こうして6年生の終盤スネイプはハリーに対して毎週土曜日の午前10時からの罰則を課したわけですが、どういう理由からなのか?毎回だんだんハリーの拘束時間を長くしていたのです。さらにスネイプは来年度もまた・・・

ハリーがしている作業が今年度中に終わらなければ来年も続けるなどと臭わせ始めたのです。それは暗にハリーに「来年学校に戻って来るな」と言っていたのでしょうか?それと言うのもスネイプとダンブルドアの間では・・・

前年の夏休み中にはスネイプはダンブルドアに対して既に「余命はあと約1年」と告げていたのです。さらにダンブルドアはスネイプに「君がわしを殺さねばならぬ」と言い渡した後にこうも付け加えて言っているんですよね。

「その時は間違いなく1年以内に来る」

さらにダンブルドアは自分が1年以内に死ぬことを踏まえてスネイプに「君は全力でホグワーツの生徒たちを守ると約束してくれるじゃろうな?」と言っています。つまりこの頃からダンブルドアは自分に代わって校長に・・・

なるのはスネイプだと見ていたようです。だからスネイプは来年度も引き続き週末の罰則の継続を示唆することで「来年度は我輩がホグワーツの校長になる」ということでハリーに「学校に戻って来るな」と言っていたのでは?

そんな気が私はしますね。

最後に
罰則について再び改めて振り返ってみるとハリーは4年生時にロンと一緒に受けたのもスネイプによるものでしたし、5年生の時に受けた罰則はいずれもアンブリッジによるものでした。さらに6年生になって受けた罰則も・・・

2回の両方がスネイプによるものでした。つまり4年生以降にハリーが食らった罰則は全てがスリザリン寮出身の教師によって行われていたというわけです。ハリー5年生の学期初日に「組分け帽子」は毎年恒例の歌の中で・・・

「団結せよ。内側を強くせよ」と歌ったのに対してハリーは「とても無理だね」と言っていましたが、こういう罰則の現状を見ていると「しかたないのかも?」と思ってしまいますよね。しかしスネイプの真実の姿を見て・・・

ハリーも次男のアルバスに「スリザリンでもグリフィンドールでもどちらでも構わないんだよ」と言っていて、ホグワーツの戦いの後は組分け帽子の希望通りの「全寮が仲良くする魔法界」が実現したというわけなんですよね。
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