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「シリウス、あいつはどこだ?」12年ぶりの再会を果たしたルーピンは開心術で全ての事の真相を知ることになったのです。ハリーの両親ポッター夫妻の「秘密の守人」はシリウスではなくピーター・ペティグリューだったということをハリーたち3人もまた直後に知ることになったのです。(全3項目)

3-1.リーマス・ルーピン
当サイトというより私の中ではもはや旧聞に属する事柄ですね。というのも「リーマス・ルーピンは極めて優秀な開心術士」というのは第5巻「不死鳥の騎士団」で閉心術に開心術という魔法が登場した直後に気づいたからです。

ハリーを含めたグリフィンドールの3年生に初めて教える時にもルーピンは開心術を使って各生徒の心の内を見透かしていたんですよね。一目でこのクラスの一番の問題児がネビルだということを見抜いたルーピン先生は・・・

そのネビルに最初にまね妖怪と対決させることで他の生徒たちに対決する勇気を持たせようとしたのです。ルーピン先生はネビルを見ただけでネビルがおばあさんと暮らしていることも、そのおばあさんの持ち物も服装も・・・

全てを把握していたのです。ネビルにおばあさんの容姿と大きくて赤いハンドバックを普段持ち歩いていることを説明させたのは当然自分が開心術で生徒たちの心を覗き込んでいることを知られないようにするためだったのです。

ルーピンは「何が一番怖くってそれをどうしたら恐ろしくない姿に変えられるか考えてみて」と呼びかけた後生徒たちの心を開心術を使って見たのでした。するとハリーとハーマイオニーの2人が準備ができていなかったのです。

ルーピンはハリーについては事前に「一番恐ろしいのはヴォルデモート卿でそれを恐くない姿に変えることなどできないだろう」と予測していたようです。そのためハーマイオニーを差し置いてハリーに質問に答えさせたのです。

予想に反し「どうしたらマクゴナガル先生を恐くない姿に変えられるのか分らない」と考えていたのは学年でトップの成績を取っていたハーマイオニーでした。そこでルーピンはハリーとハーマイオニーの2人については・・・

まね妖怪と対決するのを回避したのでした。当時のハリーとハーマイオニーは2人とも開心術に閉心術という魔法が存在することすら知らなかったのですから、ルーピンがその心を覗き込むのは至極簡単だったというわけです。

3-2.「忍びの地図」を見ていたら・・・
学期末試験の最終日の夕方ルーピンは「忍びの地図」を注意深く見つめていたのでした。それはハリー、ロン、ハーマイオニーの3人がヒッポグリフの処刑に立ち会うためにハグリッドの小屋を訪ねるのでは?と思ったからです。

ハリーが父親の形見の「透明マント」を持っていたのは当然知っていたので「マントを被って駆け付けるのでは?」とルーピンは考えました。そしてルーピンが思っていた通りハリーたち3人はハグリッドの小屋に行ったのです。

ところが!

「忍びの地図」を見ていたルーピンは信じられない思いでした。ハグリッドの小屋から出て城に向かうハリーたち3人にもう1人新たな人物が加わっていたからです。それは12年前にシリウスが殺してしまったと思っていた・・・

ピーター・ペティグリュー!

ルーピンは驚きのあまり地図を消すのも忘れて「叫びの屋敷」に駆け込みました。ロンは床に横たわりハーマイオニーは扉のそばですくみ上がっていました。ハリーは杖を構えてシリウスをまさに今攻撃しようという所でした。

「シリウス、あいつはどこだ?」

ハリーはルーピンを見ました。ルーピンが何を言っているのか全く理解できませんでした。誰のことを言っているのだろう?あいつとは誰なんだ?そしてしばしの沈黙の後シリウスはゆっくりと手を上げてロンを指差したのです。

「しかしそれなら何故今まで正体を現わさなかったんだ?もしかしたら-」

「もしかしたら、あいつがそうだったのか?もしかしたら君はあいつと入れ替わりになったのか?私に何も言わずに?」

ルーピンはシリウスの心を読んでハリーの両親ポッター夫妻の「秘密の守人」がシリウスではなくピーター・ペティグリューだったことを知ったのです。そして全ての真相を知ったルーピンはシリウスを助け起こしたのでした。

こうしてルーピンとシリウスは・・・

12年間途切れていた友情を復活させたのでした。

3-3.グリモールド・プレイス12番地にて
ハリーたちがビルとフラーの結婚式場を脱出して3日後に現在の状況を説明するためルーピンが3人のいるグリモールド・プレイス12番地を訪ねて来たのでした。一通りの説明をした後ルーピンは3人に1つの申し出をしたのでした。

それは自分なら君たちの助けになり役に立つだろうからダンブルドアから託された使命の内容は打ち明けなくてもいいから君たちに同行したいというものでした。思わず受け入れたくなる提案だったためハリーは迷いましたが?

ここでもルーピンは開心術を使ってハリーたちの心を読みダンブルドアが3人に託した使命の内容を知ったのです。そしてヴォルデモートの分霊箱のことを踏まえてルーピンはハリーたちにこんなことを言っているんですよね。

「我々はほとんど誰も出会ったことがなく想像したこともないような魔法と対決することになるに違いない」

結局ここではトンクスの妊娠を聞かされたハリーが「ルーピンは自分の子供と一緒にいるべきだ」と判断してルーピンの申し出を断ったのですが後にハリーはルーピンのこの言葉を再び思い出すことになったのでした。それは?

ハリーたちは魔法省に潜入してスリザリンの金のロケットを奪うことに成功しましたが、隠れ家にしていたグリモールド・プレイス12番地を追われ各地を転々とするようになってからでした。ルーピンの言うことは正しかった。

今まで出会ったことも想像したこともない魔法がある。自分たちの知らないことが何と多いことだろう。ダンブルドアはどうしてもっと教えてくれなかったのだろう?考えれば考えるほどハリーは心が沈んで行きましたが・・・

直後にそれは首にかけていたヴォルデモートの分霊箱スリザリンの金のロケットがそうさせていたことに気づいたというわけです。

今日の最後に
昨日の記事では「ハーマイオニーはハリーが開心術に長けていることを気づいていたようだ」と指摘しましたが、今日は「どうやらシリウスもまたルーピンが開心術に長けていることを知っていた」ということのようですね。

「叫びの屋敷」で12年ぶりの再会を果たした時シリウスは「秘密の守人」をピーター・ペティグリューと交替したことを一言も口に出して説明しませんでした。つまりいちいち言葉にしなくともルーピンが理解することを・・・

シリウスは判っていたのです。シリウスがルーピンが開心術に長けているということを知っていた何よりの証ですよね。(笑)
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