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今週はハリーポッター・シリーズに登場する魔法使いの中で開心術に長けている人物を1回につき1人ずつ紹介して来ましたが最後を締め括るのはやはりこの人です。ハリー5年生の学期末ダンブルドアは屋敷しもべ妖精のクリーチャーの心の内を開心術で覗き込む機会を得たのですが・・・(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドア
今回改めて振り返ってみると物語の前半つまり4巻までのダンブルドアは閉心術に開心術などという魔法を知らないかの如く振舞っていますよね。第2巻「秘密の部屋」でハリーはロンとハーマイオニーと力を合わせて・・・

「嘆きのマートル」のいる女子トイレでせっせと「ポリジュース薬」という違法な魔法薬を作っていました。ハリーがマクゴナガル先生に連れられて初めて校長室に行った時にはまさに製造の最中でした。にも関わらず・・・

ダンブルドアはそのことについて一言も触れず全く追及しませんでした。さらに4年生の時にはそのポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましたクラウチ・ジュニアがホグワーツに乗り込んで来たのですが・・・

ダンブルドアは黙ってクラウチ・ジュニアを迎え入れたのです。しかし当然ハリーたちがポリジュース薬を密造していたこともマッド・アイ・ムーディが偽者だったことも実はダンブルドアは開心術で見抜いていたんですよね。

当サイトでは折ある毎にダンブルドアには未来を予見する力すなわち予知能力があると言及して来ました。ダンブルドアがハリーたちのポリジュース薬の密造を見て見ぬフリをしていたのはハリーが4年生になった時には・・・

こうしてクラウチ・ジュニアがポリジュース薬でマッド・アイに変身してホグワーツに乗り込んで来た時のためにハリーに体験学習をさせるためだったというわけです。したがってこのようにしてクラウチ・ジュニアが・・・

ホグワーツに乗り込んで来ることも事前に承知していたというわけです。そんなダンブルドアがハリーの前で初めて「開心術士」という言葉を口にしたのは、ハリー5年生の学期末で2人が帰って来た校長室でのことだったのです。

3-2.クリーチャーの心の奥
ハリー、ロン、ハーマイオニーにジニー、ネビル、ルーナの6人がシリウスを助けに魔法省に向かった日ダンブルドアは屋敷しもべ妖精のクリーチャーと話すチャンスを掴みました。その時ダンブルドアはクリーチャーに・・・

校長室でダンブルドアはハリーに「わしにもクリーチャーの嘘を見抜くぐらいの開心術士としての心得はある」と言っています。そこでダンブルドアはクリーチャーを説得して全貌を聞き出してから神秘部に向かったと・・・

言っていますが実は当時ダンブルドアはクリーチャーのさらに心の奥の奥まで開心術を使って覗き込んでいたのです。それはクリーチャーがヴォルデモートに同行して「あの洞窟」に分霊箱を隠しに行く光景だったんですよね。

ダンブルドアは「その分霊箱はどんな風に護られているのか?」というハリーの問いに対して「分らぬ」と答えていますが、当然全ての詳細を把握していたんですよね。ダンブルドアはヴォルデモートがクリーチャーを・・・

連れて洞窟に行き自身の分霊箱を隠す過程も全て開心術で見ていましたし、シリウスの弟のレギュラスが再び洞窟を訪れて分霊箱を偽物と取り換える光景も見ていたのです。だから洞窟の中にはどうやったら入れるのかや・・・

湖の中央の小島に渡るために小舟が用意されていることも湖の水の中には亡者がいることも知っていたのです。だからハリーに「水に足を入れぬように気をつけるのじゃ。わしのそばを離れるでないぞ」とアドバイスしたのです。

湖の中央の小島に渡る小さな舟をダンブルドアが見つけた時ハリーは「どうしてこんな物があると判ったんだろう?」と驚いているのに対してダンブルドアはハリーに「魔法は常に跡を残すものじゃ」と言っていますが・・・

真相はクリーチャーを連れたヴォルデモートとレギュラス双方が「この小舟」を使っている光景を見ているからというわけです。さらに湖の中央の小島に渡って水盆を満たしていた燐光を発するエメラルド色の液体を見て・・・

「結論はただ1つ、この液体は飲み干すようになっておる」

ハリーは水盆を満たしている液体は劇薬なのでは?との懸念を示しましたが、ダンブルドアは「そのような効果を持つものではない」とか「ヴォルデモートはこの島にたどり着くほどの者を殺したくはないだろう」と言うのです。

ハリーは信じられない思いでした。またしても誰に対しても善良さを求めようとするダンブルドアの異常な信念なのだろうか?しかし真相はクリーチャーというこの液体を飲んで今も生きている証人がいるからというわけです。

だからダンブルドアには「この水盆を満たす液体を飲み干しても死ぬことは決してない」という確信があったというわけなんですよね。

3-3.開心術士としてのダンブルドア
ダンブルドアが死亡した直後の「日刊予言者新聞」には不死鳥の騎士団のメンバーの1人でダンブルドアとは同学年のエルファイアス・ドージの追悼文が掲載されました。ハリーはその記事を読んでダンブルドアに対する・・・

思いを新たにしたのでした。ハリーはダンブルドアをよく知っているつもりでいました。しかしこの追悼文を読んだ時ハリーは実際にはダンブルドアのことをほとんど何も知らなかったことに気づかされることになったのです。

ハリーは追悼文を読み終えてそれに添えられたダンブルドアの写真を見つめ続けていました。ダンブルドアはハリーが会う毎に見せるあの優しい微笑みを浮かべていたのでした。しかしその一方でハリーはダンブルドアの・・・

新聞の写真に過ぎないのに半月形のメガネの上から覗いているダンブルドアの目はハリーの気持ちをレントゲンのように透視しているかのように見えたのです。しかしそれはハリーだからこその反応ではという気が私はしますね。

ハリーは今週再三指摘しているように極めて優秀な開心術士なのにも関わらずハリー自身には全く自覚がありません。ハリーが生前にダンブルドアに直接会った時も写真で顔を見た時にも全てを見透かされているのではと・・・

ハリーが感じるのはやはりハリーが開心術に長けているからというわけです。他の人たちがダンブルドアと直接会う機会があったり新聞に掲載された写真を見てハリーと同じ思いを抱いているのか?と云えば私はそれは・・・

違うとそう思いますね。ダンブルドアは生きている時には「わしにもクリーチャーの嘘を見破るぐらいの開心術士としての心得はある」と控え目に言っていましたが、開心術に於いても他の魔法使いを寄せ付けないほどの・・・

力を持っていると私は思います。6年生の時ハリーに対して行った個人教授の際にはヴォルデモートに濡れ衣を着せられてアズカバンに投獄され監獄で死んで行ってしまったモーフィン・ゴーントの記憶を引き出すために・・・

「しかし、その記憶を上手く取り出すには相当な開心術の技を使用せねばならなかったのじゃ」

最後に
そんなわけで今週はハリーポッター・シリーズに登場する優れた開心術士を4人紹介しましたが実は率直に言うと「どういう順番で取り上げようか?」と散々悩んだ末にこういう順番でやろうと決めたというわけなんですよね。

1人目がハリー・ポッター
2人目がリーマス・ルーピン
3人目がヴォルデモート卿

そして最終日がアルバス・ダンブルドアということで実は散々悩んだ挙句に決まってみれば年齢順ということになりました。(笑)

しかし結局は善の側の2人リーマス・ルーピンは開心術に長けていることを最後まで明らかにしませんでしたし、アルバス・ダンブルドアのほうも多分ハリー以外の人たちはきっとほとんど知らないままだったんでしょうね。

控え目で謙虚と云えなくもないですが、やはり明らかにしてしまうと会う人みんなが身構えてしまうのでルーピンもダンブルドアもそのあたりのことを考慮して表沙汰にはしなかったんじゃないかな?と私はそう思いますね。
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