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ペチュニア叔母さんは一度は「ホグワーツに入学したい!」とダンブルドア校長に手紙を出したこともありましたし、キングズ・クロス駅の9と3/4番線に足を踏み入れたこともあったのです。しかしハリーはもちろんのこと息子のダドリーや夫のバーノン氏にはそのことを決して口にせず隠し切っていたのですが・・・(全3項目)

3-1.やっぱり姉だった。
事の発端は松岡祐子さんが第1巻「賢者の石」の翻訳を終えた後、初めて原作者のローリングさんに会った時に「リリーとペチュニアはどっちが姉?」と訊いてローリングさんが「リリーが姉」と答えることで始まったのです。

ローリングさんは「どちらが姉でも妹でも物語には関係ない」と言ってくれたそうなので、私は「それなら日本語版ではリリーが妹で一貫させればよかったんじゃない?」と思ったのですが松岡さんはそうはしなかったのです。

そこで第3巻「アズカバンの囚人」ではリリーを姉そしてペチュニアを妹として訳したわけなんですが、読者からは「間違っています」という指摘を沢山いただいたそうです。ところが最終巻の「死の秘宝」が出てみると・・・

入学当日キングズ・クロス駅の9と3/4番線でリリーはペチュニアに自分がホグワーツに行ったらダンブルドア校長に会ってあなたも入学できるよう説得すると言っているんですよね。つまりリリーがこう言っていますから・・・

ペチュニアが妹ならホグワーツから手紙が来るのは翌年度以降のことですから「この時点」ではまだペチュニアにホグワーツから入学案内書が届くかどうかは分らないということになっているはずですよね?ということは・・・

当然ペチュニアのほうが「姉」ということになりますよね。つまりこの件に関してはローリングさんのほうが間違っていたのです。リリーは妹だし「どっちが上なのか?」は物語に密接に関係していたというわけなんですよね。

3-2.吸魂鬼とアズカバン
そんなわけでペチュニア叔母さんは一度はホグワーツに入学したいとダンブルドア校長に手紙を出したこともありましたし、実はキングズ・クロス駅の9と3/4番線に足を踏み入れたこともあったのです。しかしそのことを・・・

ハリーはもちろんのこと息子のダドリーや夫のバーノン氏の前では決して一言も口にすることなく隠し切っていたのです。それが一度だけハリーと家族の前で魔法界に関する知識を持っていることを漏らしたことがあったのです。

「魔法使いの監獄の看守だわ。アズカバンの」

ペチュニア叔母さんがこう口走ると突然その場に耳鳴りがするような沈黙が流れました。言った後ペチュニア叔母さんはまるでおぞましい悪態をうっかりついたかのようにパッと手で口を覆ったのでした。夫のバーノン氏は?

バーノン叔父さんは目を丸くして自分の妻を見つめたのでした。ハリーも直前にフィッグばあさんがスクイブの魔女だということを知ったばかりでその衝撃が冷め切らない内にペチュニア叔母さんのこの言葉を聞いたので・・・

「どうして知ってるの?」

ハリーは唖然としながら訊きましたがペチュニア叔母さんは自分自身にぎょっとしたようでした。普段ならハリーに「質問はいけません」と言うはずなのに謝るようにおどおどとした目で夫のバーノン氏をチラッと見たのでした。

「聞こえたのよ-ずっと昔-あのとんでもない若造が-そいつらのことを話しているのが」

ぎくしゃくとこう答えるペチュニア叔母さんにハリーは「僕の両親のことを言っているのなら何故名前で呼ばないの?」と訊いたのですが、実はこの「とんでもない若造」はリリーでも夫のジェームズのことでもなかったのです。

ペチュニア叔母さんはひどく慌てふためいているようでした。これまでは魔法界が存在しないかのように振舞うことに全精力を注ぎ込んでいたペチュニア叔母さんが魔法界に関する断片的情報をこれほどまでの長い年月の間。

憶えていたことにハリーは驚愕しましたが、そもそもペチュニア叔母さんが最初にアズカバンの看守つまり吸魂鬼のことを聞いたのはリリーからでも夫のジェームズ・ポッターからでもなかったのです。それを聞いたのは・・・

「吸魂鬼というのは本当に悪いことをした人のためにいるんだから。魔法使いの監獄アズカバンの看守をしている」

ペチュニア叔母さんが吸魂鬼のことを知ったのはホグワーツ入学以前にスネイプ少年がリリーに説明している所を聞いていたからでした。吸魂鬼のことを教わったのはリリーでも夫のジェームズ・ポッターでもなかったのです。

3-3.シリウスとの関係
マグルのテレビでシリウス脱獄のニュースが放送されていたのは実はハリー13才の誕生日だったんですよね。当時ハリーはシリウスが自分の父親の無二の親友だったということも名付け親だということも全く知らなかったのです。

テレビでそのニュースを伝えていたアナウンサーがシリウスは「どこの監獄から脱走したのか?」を言わずに次のニュースに移ってしまったためバーノン叔父さんはテレビの画面に向かってこう文句を言っていたのですが・・・

「その極悪人がどこから脱獄したか聞いてないぞ!何のためのニュースだ?彼奴は今にもその辺に現れるかも知れんじゃないか!」

こう言うバーノン叔父さんに応えるようにペチュニア叔母さんは慌ててキッチンの窓のほうを向いて外をしっかりと窺ったのでした。ハリーはペチュニア叔母さんはホットラインに電話したくて堪らないのだと推察したのでした。

ところが!実は・・・

前述のようにペチュニア叔母さんは昔スネイプ少年がリリーに説明しているのを聞いているのでシリウスが「どこの監獄から脱獄したのか?」も知っていましたし、夫のバーノン氏とは全く違うことを脳裏に浮かべていたのです。

「シリウス・ブラックって?あのシリウスなの?」

シリウスといえばリリーの夫のジェームズ・ポッターの無二の親友だったわけですから、ペチュニア叔母さんが名前を知っていた可能性は十分にありますし、シリウスがもしエバンズ家を訪問したことがあったりすれば・・・

面識があったかもしれませんよね。写真でシリウスを見たことがあるかもしれません。もしそうだとすればペチュニア叔母さんはテレビで変わり果てたシリウスの姿を見て「アズカバンという監獄は何と恐ろしい所だ」と・・・

思っていたのかもしれませんよね。(笑)

今日の最後に
リリーはペチュニアのことを普段は本名ではなく「チュニー」と愛称で呼んでいましたよね。それに対して夫のバーノン・ダーズリー氏は自分の妻つまりペチュニア叔母さんのことを「ペチュニア」と呼んでいたんですよね。

これが普通と云えば普通なんでしょうが、ペチュニア叔母さんが夫のバーノン氏に実は内緒にしていることや秘密がこれだけ沢山あるということを知ってしまうと「愛称で呼ばせないのはどうしてなのか?」については・・・

何か別の理由を考えてしまいますよね。(苦笑)
(思わず勘ぐりたくなって来る)
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