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シビル・トレローニーの予言をセブルス・スネイプが盗み聞きしてご主人様のヴォルデモート卿に伝えたことがハリーの人生を大きく変えたことに繋がったわけなんですが、実はダンブルドアは決して誰にも打ち明けることなく墓場に持って行った秘密が沢山あったのです。今週はそれを改めて検証してみたいと思います。(全3項目)

3-1.そもそものきっかけは?
当サイトでは種々形を変えて何度も取り上げて来ましたがハリーの運命を大きく変えたのがハリーが生まれる直前にシビル・トレローニーによって成された予言だったというわけなんですよね。ところがその予言を聞いた・・・

扉の向こうで予言を盗み聞きしたセブルス・スネイプは当時まだヴォルデモートの忠実な配下の1人でした。そこで「これはご主人様の一大事!」ということで即座にヴォルデモートに自分が聞いたことの全てを伝えたのです。

ところがヴォルデモートが狙いを定めたのがジェームズ・ポッターと結婚した後もなおスネイプが思いを寄せていたリリーの息子だったためスネイプはリリーを救うために敵方のトップのダンブルドアの元に駆け込んだのでした。

「愛するリリーが助かりさえすれば夫と息子など死んでも構わない」というスネイプをダンブルドアは激しく叱責したのですが、実はそのスネイプの密告のお陰でダンブルドアは2人に事前に危機を知らせることができたのです。

ダンブルドアは予言が成されたことと2人が狙われていることを知らせて来たのがセブルス・スネイプだということは伏せてジェームズとリリーに「身を隠すように」と言ったのでした。しかしそれは容易なことではありません。

そこでダンブルドアが2人に勧めたのが・・・

3-2.ポッター夫妻への提言
ダンブルドアは自分はヴォルデモートと緩みなく戦っていたので数多くの役に立つスパイを放っていた。その内の1人から「情報を聞き出した」と言ってジェームズとリリーに危機を知らせて2人に身を隠すよう勧めたのでした。

しかしもちろんヴォルデモートから身を隠すことは容易なことではありません。ダンブルドアはジェームズとリリーに「忠誠の術」が一番助かる可能性があると言ったのです。それではその「忠誠の術」とはいかなる術なのか?

それは恐ろしく複雑な術でした。1人の生きた人間の中に秘密を魔法で封じ込める。選ばれた者は「秘密の守人」として情報を自分の中に隠す。そうすることで情報を見つけることはもはや不可能となるのです。つまり・・・

「秘密の守人」が秘密を暴露つまり口を割らない限りはヴォルデモートがリリーとジェームズの隠れている村を何年探そうと2人を見つけることはできない。たとえ至近距離に近づいたとしても見つけることは決してできない。

そこでダンブルドアはジェームズとリリーに「自分が君たちの秘密の守人になろうか?」と申し出たのでした。しかし2人は「自分たちには誰よりも信用できる人がいるから」と言ってダンブルドアの申し出を断ったのでした。

それがシリウスだったのです。

3-3.ダンブルドアの懸念
ハリーのお父さんジェームズ・ポッターにとってシリウスは無二の親友でした。この世に2人といない存在でした。在学中2人はどこに行くのも一緒で2人で揃って罰則を受けることも頻繁にありました。影と形のようだったのです。

ジェームズがシリウスを誰よりも信頼する気持ちはホグワーツを卒業した後も変わりませんでした。シリウスはジェームズがリリーと結婚する時はジェームズの付き添い役を務めましたし、さらにハリーが生まれた時にも・・・

ジェームズはシリウスをハリーの名付け親にしたのです。だからダンブルドアが「秘密の守人」になろうと申し出てもジェームズは「シリウスになってもらうからいい」と言って断ったのでした。それはもしシリウスなら・・・

ジェームズはシリウスなら自分たちの居場所を教えるぐらいなら死を選ぶだろうと言うのです。さらにシリウスも身を隠すつもりだとダンブルドアに伝えたのです。それでもまだダンブルドアは2人のことを心配していたのです。

ダンブルドアには「誰かポッター夫妻に近い者が2人の動きをヴォルデモートに通報している」という確信があったらしいのです。ダンブルドアには「味方の誰かが裏切ってヴォルデモートに相当の情報を流している」と・・・

残念ながらダンブルドアの懸念は現実のものとなってしまいました。「忠誠の術」をかけてから1週間も経たない内にゴドリックの谷にヴォルデモートが現れてジェームズとリリーは殺されてしまったのでした。ところが・・・

一人息子のハリーだけが額に稲妻形の傷をつけただけで奇跡的に生き残りヴォルデモートは忽然と姿を消したのです。シビル・トレローニーの予言通りになり7月の31日に生まれたハリーがヴォルデモートを打ち破ったのでした。

しかし当時そのことを知っていたのは?

アルバス・ダンブルドア1人だけだったのです。

今日の最後に
ポッター夫妻がヴォルデモートに殺されてハリーが生き残った日にダンブルドアはプリベット通りで待ち構えていたマクゴナガル先生に「ヴォルデモートは何故ハリーを殺せなかったのか?」の理由についてこう言っていますね。

「想像するしかないじゃろう。本当のことは分らずじまいかもしれん」

後にダンブルドアは「日刊予言者新聞」にそれを指摘する記事が載ってさらにそれが正しい推測だったということを認めた上でハリーに予言のことを知っているのは自分と君の2人だけだと言っているんですよね。つまり・・・

予言のことを知るのは自分以外では当事者のハリーにロンとハーマイオニーの3人だけと決めていたというわけなんですよね。
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