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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ゴドリックの谷と云えばポッター夫妻がヴォルデモートに殺されたというのに一人息子のハリーだけが生き残ったということで一躍魔法界にその名を轟かせることになったのですが、それよりも遥か以前にはダンブルドア家の悲劇の舞台になった場所でもあったのです。(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷を巡るエピソード、その1
ハーマイオニーは「両親の死んだ場所にハリーが戻ることをヴォルデモートは予想しているに違いない」と確信していたので、2人は1週間かけて入念に準備をしてハリーの生まれ故郷ゴドリックの谷に向けて出発したのでした。

村に到着してハリーが目を開けると狭い小道の両側にクリスマス飾りを窓辺にキラキラさせた小さな家が立ち並んでいて少し先に金色に輝く街灯が並んでおり村の中心であることを示していました。雪が積もっていたので・・・

姿を消したまま足跡を魔法で消して歩くなどというパントマイムの馬のような格好で故郷に入りたくないと思ったハリーは怯えるハーマイオニーを何とか説得して「透明マント」を脱いで念願のゴドリックの谷に入ったのでした。

ハーマイオニーが指差す先に戦争記念碑がありました。2人がそばを通り過ぎると記念碑が様変わりしていました。メガネをかけたくしゃくしゃな髪の男性に髪の長い優しく美しい女性にそしてその腕に抱かれていたのが・・・

ハリーは近寄って両親の顔をじっと見ました。像があるとは思ってもみませんでした。石に刻まれた自分の姿を見るのは不思議な気持ちでした。そしてついに教会墓地に入ってハリーは両親の墓参りをすることができたのでした。

ところが・・・

やはり・・・

3-2.ゴドリックの谷を巡るエピソード、その2
その日は雨で風が強かった。マグルの男の子をやり過ごしてから別のもっと暗い道を歩いて行くとついに目的地が目に入った。あいつらはまだそれを知らないが「忠誠の術」は破られたのです。黒い生垣の向こうを窺うと・・・

カーテンが開いていて小さな居間にいるあいつらがはっきり見える。メガネを掛けた背の高い黒髪の男が杖先から色とりどりの煙の輪を出してブルーのパジャマを着た黒い髪の小さな男の子をあやしている。するとそこに・・・

扉が開くと母親が入って来ました。母親の顔には深みのある赤い長い髪がかかっている。父親は息子を抱き上げると母親に渡し杖をソファに投げ出して欠伸をしながら伸びをしたのでした。杖を取り出して扉に向けると・・・

扉はパッと開きました。敷居を跨いで玄関ホールに入るとジェームズは何と杖も持たずにやって来たのです。食い止めるだと?杖も持たずにか!呪いをかける前にヴォルデモートは高笑いしました。こうしてジェームズは・・・

「リリー、ハリーを連れて逃げろ!あいつだ!行くんだ!早く!僕が食い止める」

「アバダ ケダブラ!」

緑の閃光が狭い玄関ホールを埋め尽くすとジェームズ・ポッターは糸の切れた操り人形のように倒れました。2階からは逃げ場を失った彼女の悲鳴が聞こえて来ました。しかしおとなしくさえしていれば恐れる必要など・・・

彼女も杖を持っていませんでした。愚かな奴らめ。友人を信じて安全だと思い込むとは。一瞬たりとも武器を手放してはならぬものを。積み上げられたバリケードを杖の軽い一振りで難なく押し退け扉を開けるとそこには・・・

赤ん坊を抱き締めた母親が立っていました。母親は息子を後ろのベビーベッドに置くと両手を広げて立ち塞がったのでした。それが助けになるとでもいうように赤ん坊を見えないように守れば代わりに自分が選ばれると・・・

「ハリーだけは、ハリーだけは、どうぞハリーだけは!」

「どけ、バカな女め・・・さあ、どくんだ」

「ハリーだけは、どうかお願い。私を、私を代わりに殺して」

「これが最後の忠告だぞ」

「ハリーだけは!お願い・・・助けて・・・許して・・・ハリーだけは!ハリーだけは!お願い-私はどうなっても構わないわ」

母親をベッドから引き離すこともできる。しかし一気に殺ってしまうほうが賢明だろう。母親は夫と同じように倒れて行きました。ところが何と父親と母親を呆気なく死に至らしめた呪文が1才の赤ん坊には利かなかったのです。

ハリーはゴドリックの谷に来て「忠誠の術」が破れた自分の生家を見ることができましたが、ハーマイオニーの予想通りヴォルデモートは罠を仕掛けてハリーを待ち構えていました。ヴォルデモートが2階の部屋の窓枠に・・・

手を掛けたその瞬間にハリーとハーマイオニーは呪文で破れた窓から「姿くらまし」して逃げたのでした。

3-3.ゴドリックの谷を巡るエピソード、その3
ダンブルドア家の末っ子で一人娘のアリアナは6才の時マグルの男子3人に襲われて以来魔法が制御できなくなり、その力が内側から爆発して危険になりました。しかし普段は優しくて誰にも危害を加えることはありませんでした。

父パーシバルはそんなアリアナをめちゃめちゃにした奴らを攻撃してアズカバンに閉じ込められてしまったのでした。パーシバルはどうしてマグルの男子3人を攻撃したのかの本当の理由を決して言おうとはしなかったのでした。

魔法省がもしアリアナの状態を知ったらアリアナは聖マンゴに一生閉じ込められることになっただろう。アリアナのような精神が不安定で抑え切れなくなるなるたびに魔法を爆発させるような状態は「国際機密保持法」を・・・

著しく脅かす存在とみなされてしまうからです。そこで家族はアリアナをそっと安全に守ってやらなくてはなりませんでした。そこで母ケンドラはそれまで住んでいたモールド・オン・ザ・ウォルドを引き払い家族全員で・・・

後にハリーが両親を失うことになったゴドリックの谷に引っ越して来ました。そして「アリアナは体が弱くて学校には行けない」と言いふらしたのです。ところがそんなダンブルドア家に再び不幸が襲い掛かって来たのでした。

アリアナが14才の時いつもの怒りの発作が起きました。しかし母ケンドラはもう昔のように若くはなかったのです。それは事故でした。アリアナには抑えることができなかったのです。そして母ケンドラが死んでしまったのでした。

ケンドラの死後アリアナの面倒を見ていたのは長男のアルバスでした。最初の内アルバスは何とかアリアナの世話をしていました。ところが「あの男」が現れるとアルバスはアリアナのことなど二の次になってしまったのです。

それはグリンデルバルドでした。アルバスはようやく自分と同等の話し相手に出会いました。2人は新しい魔法界の秩序の計画を練ったり「死の秘宝」を探したり他にも興味の赴くままのことをしたりしました。全てが・・・

魔法族の利益のための壮大な計画でした。1人の少女がないがしろにされようとアルバスが「より大きな善のため」に働いているのなら何の問題があるというのか?そしてダンブルドア家に新たな悲劇が起こってしまったのです。

アバーフォースはアルバスに言いました。アリアナはとても動かせる状態じゃない。どこに行こうとしているのかは知らないが仲間を集めるための小賢しい演説にアリアナを連れて行くことなどできない。それを聞いて・・・

兄アルバスは気を悪くしました。一方グリンデルバルドは怒って「バカな小童だ。自分と優秀な兄の行く手を邪魔しようとしている」と言い放ったのでした。自分たちが世界を変えて隠れている魔法使いを表舞台に出せば・・・

マグルに身の程を知らせてやれば哀れなアリアナを隠しておく必要もなくなる。そしてグリンデルバルドとアバーフォースは口論の末に互いに杖を抜いてアルバスはそんな2人を止めようと間に入ったのでした。ところが・・・

三つ巴の争いの最中に父パーシバルに母ケンドラが自分の命と引き換えにしてまで守って来たアリアナが死んでしまったのです。にも関わらず世間では「気位の高い母親がスクイブの娘を地下室に閉じ込めていた」などと・・・

噂していたのです。

最後に
正直言ってかなり以前から当サイトを訪問してくださっている常連の皆さんにとっては「またこの話か」と思っている人もいるのでは?と少々心配です。しかし記事の構成の関係上どうしても避けて通ることはできませんでした。

しかしローリングさんはこのような「2人一組」とか「2つ一組」というのを好んで作っていますよね。ハリーとヴォルデモートの杖の芯が同じ不死鳥でダンブルドアのペットのフォークスの尾羽根というのもそうですし・・・

フレッドとジョージの双子の兄弟にパーバティとパドマ・パチルの双子の姉妹とかハリーとお父さんのジェームズ・ポッターが共に好きになって結婚したリリーとジニーが揃って赤毛でおてんば娘というのも共通していますよね。

そしてハリーもダンブルドアも共にゴドリックの谷でかけがえのない家族を失っているというわけなんですよね。

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