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1689年に国際機密保持法に署名して魔法族はマグルの前から永久に姿を消したのでした。それ以降魔法省の一番大事な職務は「いかにして自分たちの存在をマグルに気づかれないようにするのか?」になったというわけです。その有効な手段として「忘却術」と並んで考えられるのが・・・(全3項目)

3-1.改めて「記憶修正」について
ハリーが生まれて初めて魔法界の人とまともな会話らしい会話をしたのは11才の誕生日のことで相手は当然ハグリッドだったというわけです。その会話の中でハグリッドが「魔法省」という政府機関の名称を口にした時に・・・

思わずハリーが「魔法省って一体何するの?」と訊くとハグリッドは「一番の仕事は魔法使いや魔女があちこちにいるってことをマグルに秘密にしておくこと」と答えたのです。1689年国際機密保持法に署名して魔法族は・・・

マグルの前から永久に姿を消したのでした。それ以来その存在を知られないようにするために魔法省は日々職務に励んで来たというわけなんですが、通常1人のマグルに気づかれてしまった時などには忘却術で事足りるわけです。

しかしマグルの気づき方が尋常ではない場合や魔法界の大惨事や事故があまりにもあからさまで個人の手には負えない時などには魔法省の関係機関が出動して行われるのが今回取り上げる「記憶修正」というわけなんですよね。

魔法界で定められている法律では原則としてマグルに魔法をかけてはいけないことになっているそうなので、マグルにかけてもいい数少ない魔法としてこの「忘却術」と「記憶修正」の2つが挙げられるというわけなんですよね。

3-2.マグル製品不正使用取締局
ハリーが魔法省の具体的な仕事の内容を初めて聞いたのはホグワーツに入学して最初に迎えた2年生の夏休みのことでした。ロンにフレッドにジョージのウィーズリー3兄弟に助け出されてプリベット通り4番地を脱出して・・・

ハリーが「お父さんは魔法省でどういうお仕事なの?」と訊くとロンがマグル製品不正使用取締局と答えたのでした。ロンに言わせると一番つまんない所だそうです。この部署はマグルが作った物に魔法をかけることに・・・

関係があるのだそうです。つまりそれがマグルの店や家庭に戻された時の問題で去年はとあるお婆さん魔女が死んで持っていた紅茶セットが古道具屋に売りに出されてマグルのおばあさんがそれを買ったことでトラブルが・・・

このマグルのおばあさんはその紅茶セットを家に持ち帰って友達にお茶を出そうとしたんだそうです。するとお茶のポットが大暴れをして熱湯をそこいら中に噴き出すわ、その場にいた男の人などは砂糖つまみの道具で・・・

鼻をつままれて病院に担ぎ込まれる事態になってしまったんだそうです。その部署にはロンのお父さんの他にはパーキンズという年寄りの職員1人きりしかいないので何週間も残業だったんだそうです。その時したことが・・・

2人で記憶を消す呪文などの色々な揉み消し工作だったのだそうですが、当然その仕事の中には負傷の原因を他のことに置き換えるなどトラブルに巻き込まれたマグルの記憶を修正する職務もきっと含まれていたんでしょうね。

3-3.ミス・マージョリー・ダーズリー風船事件
ハリー3年生の夏休みにはプリベット通り4番地にはハリーにとっては恐怖のマージおばさんが来たのでした。しかしハリーはこれをむしろ逆手に取ってマージおばさんの滞在期間中に何のトラブルも起こさなかった時には・・・

ホグズミード村に行く許可証にサインをするようバーノン叔父さんに迫ったのでした。叔父さんは怒ってはいたものの「最後までお前が守るべきことを守り話の辻褄を合わせたら」許可証にサインをすると約束してくれたのです。

こうしてハリーの忍耐の日々が始まりました。マージおばさんがダーズリー一家のようにいっそハリーの存在を無視してくれれば良かったのに、マージおばさんはハリーの躾をああだこうだと口やかましく指図するために・・・

ハリーを四六時中自分の目に届く所に置きたがったのです。ハリーは「許可証を忘れるな。挑発に乗っちゃ駄目だ!」と必死に自分に言い聞かせましたが、マージおばさんの情け容赦ない物言いに思わずマージおばさんが・・・

手にしたワイングラスを爆発させてしまったのでした。それからハリーはマージおばさんが難癖をつけて来た時には誕生日にハーマイオニーから貰った箒磨きセットのガイドブックのことを考えてやり過ごすことにしたのでした。

これはなかなか上手い作戦でした。しかしそうするとハリーの目が虚ろになるらしくマージおばさんはハリーが落ちこぼれだとハッキリ口に出して言うようになったのでした。そうこうする内にマージおばさんが滞在する・・・

最後の夜が来ました。ハリーは今夜耐え忍べば明日の朝にはバーノン叔父さんにホグズミード村行きの許可証にサインをしてもらえるのです。ところが事もあろうにマージおばさんは今度はハリーのお父さんをやり玉に・・・

「文無しの役立たずのゴクつぶしのかっぱらいが」

「違う」と言ったハリーは全身を震わせていました。こんなに腹が立ったのは生まれて初めてでした。流石のダーズリー一家も「それは言い過ぎだ」と思ったらしく3人揃って静まり返っていました。そしてマージおばさんは?

マージおばさんが突然黙り込むので最初は怒りで言葉に詰まったのか?と思いきや膨れが止まりません。小さな目は飛び出し口は左右に引っ張られてしゃべるどころではありません。やがて完全な球体になったかと思うと・・・

マージおばさんは空中に舞い上がり始めました。バーノン叔父さんはマージおばさんの片足を捕まえて引っ張り下ろそうとしましたが、自分も一緒に床から持ち上げられそうになるほどだったのです。そして一方ハリーは・・・

ハリーはダイニングルームを飛び出し階段下の物置に向かいました。すると物置の戸がまるで魔法のようにパッと開きました。ハリーは2階に駆け上がり隠していた教科書や誕生日プレゼントとヘドウィグの鳥籠を持って・・・

バーノン叔父さんは「戻ってマージを元通りにしろ!」とがなり立てましたが、ハリーは怒りで前後の見境がなくなっていたので息を荒げて「当然の報いだ!」と言うとプリベット通り4番地を後にしたというわけなんですよね。

この後ハリーはロンドンに到着してから「漏れ鍋」で魔法大臣コーネリウス・ファッジから、その後の顛末を聞かされたのでした。ミス・マージョリー・ダーズリーの不幸な風船事件は魔法省の手で処理済みとのことでした。

数時間前「魔法事故リセット部隊」を2名プリベット通りに派遣したそうです。マージおばさんはパンクして元通りになり記憶は修正されたので事故のことは全く覚えていないそうです。これで一件落着。実害なしだそうです。

こうしてマージおばさんの風船事件は魔法省の「魔法事故リセット部隊」がマージおばさんを元に戻し記憶を修正することで解決したというわけです。そしてハリーはこの件ではお咎めなしという粋な計らいで魔法大臣は・・・

ハリーに1つ恩を売ったと思ったのでした。

今日の最後に
今にして思えばダーズリー一家、中でも特にバーノン叔父さんはクリスマスとイースターの休暇を学校で過ごせば来年の夏にはハリーを迎え入れてもいいなどという現状維持の条件でよく承諾したものだと私はそう思いますね。

でもそれはやはり多分ハリーを怒らせる最大の原因を作ったのがバーノン叔父さんでしたし「あれではハリーが怒るのは当然だ」と思ったんでしょうね。それにバーノン叔父さんもハリーの両親のポッター夫妻のことを・・・

そんなに詳しく知っていたわけではありませんからね。言い過ぎだったとも思ったんでしょうね。
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