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マクゴナガル先生はダンブルドアにハリーをここに連れて来るという大事なことをハグリッドに任せて大丈夫なのか?との懸念の意を示しましたが、絶対の信用の証としてダンブルドアは「自分の命さえ任せられる」と答えたのでした。そして約10年の歳月が経ってハリーは・・・(全3項目)

3-1.ルビウス・ハグリッド
マクゴナガル先生はハリーが住むことになるプリベット通り4番地の住人たちが3人とも揃いも揃ってとんでもない連中ばかりということで怒りを隠せないようでしたが、何とか気を取り直してダンブルドアにこう訊いたのでした。

「そう、そうですね。おっしゃる通りですわ。でもダンブルドア、どうやってあの子をここに連れてくるんですか?」

「ハグリッドが連れて来るよ」と言うダンブルドアにマクゴナガル先生は「こんな大事なことを任せて賢明なことでしょうか?」と懸念の意を示しましたが、ダンブルドアは自分の命さえ任せられるとハグリッドに対して・・・

絶対的な信頼を寄せていることを表しましたがマクゴナガル先生はハグリッドは確かに真っ直ぐな性格ではあるけれど、うっかりしているからということでハリーが無事に到着するのか?が少々心配なようでした。すると・・・

低いゴロゴロという音が周囲の静けさを破りました。2人が同時に空を見上げると音は爆音になり大きなオートバイが空からドーンと降って来て2人の目の前に着地しました。そこには背丈は普通の2倍で横幅は5倍もある・・・

許しがたいほどに大き過ぎて荒々しい。ボウボウとした黒い髪と髭が長くモジャモジャと絡まって顔のほとんどを覆っていたのでした。手はゴミバケツのふたほどに大きく革ブーツを履いた足は赤ん坊イルカぐらいあって・・・

筋肉隆々の巨大な腕には毛布にくるまった何かを抱えていたのでした。ダンブルドアはほっとしたような声で大きな男に「ハグリッドや」と言った後さらに「いったいどこからオートバイを手に入れたね?」と訊いたのでした。

ハグリッドはそーっと注意深くオートバイから降りながら「ブラック家の息子のシリウスに借りたんでさ。先生、この子を連れて来ました」と答えたのでした。ブリストルの上空を飛んでいる時に眠ってしまったという・・・

その子こそが・・・

3-2.ハリー・ポッター
ダンブルドアとマクゴナガル先生が毛布の中を覗き込むとかすかに男の赤ん坊が見えました。漆黒のふさふさとした前髪に額には稲妻のような不思議な形の傷が刻まれていました。一生残るだろうと言うダンブルドアに・・・

マクゴナガル先生が「何とかしてやれないんですか?」と訊くとダンブルドアは「たとえ出来たとしてもわしは何もせん。傷は結構役に立つもんじゃ」と言ったのでした。そしてハグリッドがお別れのキスを済ませた後に・・・

ダンブルドアはハリーを腕に抱いて庭の低い生垣を跨ぐと玄関へと歩いて行きました。そしてハリーをそっと戸口に置くとマントから手紙を取り出してハリーをくるんでいる毛布に挟み込み2人のいる所に戻って来たのでした。

3人は丸々1分間そこに佇んで小さな毛布の包みを見つめていたのでした。ハグリッドは肩を震わせマクゴナガル先生は目をしばたかせてダンブルドアの目からはいつものキラキラした輝きが消えていました。1分が経つと・・・

「これで済んだ。もうここにいる必要はない。帰ってお祝いに参加しようかの」

最初に口を開いたのはダンブルドアでした。ハグリッドは流れ落ちる涙を上着の袖でぬぐうとオートバイに跨って空へと舞い上がり夜の闇へと消えて行きました。マクゴナガル先生は再び猫の姿になって去っていったのでした。

ダンブルドアは12個の街灯を元に戻すと「幸運を祈るよ、ハリー」と呟いて靴の踵でクルクルッと回転してヒュッというマントの音と共に消えて、プリベット通りにはハリーだけが残されたのでした。ハリーは眠ったまま・・・

毛布の中で寝返りを打ちました。片方の小さな手が脇に置かれた手紙を握りました。自分が特別だということも有名だということも知らずにハリーは眠り続けています。こうしている間にもあちらこちらで人が集まって・・・

「生き残った男の子、ハリー・ポッターに乾杯!」

3-3.アラベラ・フィッグ
こうしてハリーがプリベット通り4番地の戸口に置き去りにされて約10年の歳月が経ち、ダーズリー夫妻が揃って家を留守にする時にハリーを預かる近所の猫好きの変わり者の年寄りとしてフィッグばあさんは登場したのです。

ハリーはそこが大嫌いでした。家中キャベツの匂いがするしそれにフィッグばあさんが今まで飼っていた猫の写真を無理やり全部見せるからです。ダドリー11才の誕生日にはフィッグばあさんは飼っていた猫につまづいて・・・

脚の骨を骨折してしまい今日はハリーを預かれないと言い出してダーズリー夫妻を困らせることになったのでした。その時生まれて初めて動物園に行ったハリーは例の大ニシキヘビ脱走事件を起こすことになったのですが・・・

7月になって夏休みに入るとペチュニア叔母さんは9月からダドリーが入学することが決まっている名門校の私立スメルティングズ男子校の制服を買うためにダドリーを連れてロンドンに行ったのでした。そこでハリーは・・・

フィッグばあさんに預けられてこれがフィッグばあさんの初登場シーンということになったというわけです。飼い猫の1匹につまづいて脚を骨折してからというものフィッグばあさんは前ほど猫好きではなくなったようでした。

そのためなのか?ハリーの処遇も今までより随分とマシになったのでした。ハリーはテレビを見ることを許されただけではなくチョコレート・ケーキを一切れ貰ったのでした。何年もしまい込んであったような味がしたのでした。

今日の最後に
改めて思い返してみるとフィッグばあさんについては数々の謎が全く明らかにならなかったという結果になってしまいました。どうしてフィッグばあさんはハリーを預かるようになったのか?の経緯も明らかになりませんでした。

クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の時に男子用のテント内に置かれていた家具や置物がフィッグばあさんの家にあったのと全く同じ感じで猫の臭いがプンプンとしていたためフィッグばあさんはアーサー氏の同僚の・・・

パーキンズさんとは知り合いなのでは?と私は2人の関係が明らかになるのも楽しみにしていましたが、残念ながらそれもまた謎のまま終わってしまいましたね。さらにはハリーがダドリーと共に吸魂鬼に襲われた時に・・・

それを見ていたミスター・チブルスの正体も私はフィッグばあさんが飼っていた猫の中の1匹だとみていたのですが、それも明らかにはなりませんでした。しかしとにかくどんな形でもいいので教えてもらいたいものですね。
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