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ハリーは当初11才になった直後にハグリッドから「お前は魔法使いだ」と言われても信じられませんでした。しかし物心ついて初めて魔法界に足を踏み入れた次の瞬間には自分は有名なんだということを実感させられたのでした。そしてハグリッドと共にダイアゴン横丁に入ったハリーは・・・(全3項目)

3-1.グリップフック
ダンブルドアの意図通りハリーは自分が魔法界では有名だということを全く知らずに10年間生きて来たので「漏れ鍋」での大歓迎にはひどく驚かされたのですが、ハグリッドと共に初めてダイアゴン横丁に足を踏み入れて・・・

「何を買うにもまず必要なのはお金」ということで2人が最初に行ったのが魔法界で唯一の銀行グリンゴッツで、そこでハリーたちをトロッコで金庫まで連れて行ってくれたのがグリップフックだったというわけなんですよね。

ハグリッドがカウンターに近づき手のすいている小鬼に声をかけると、その小鬼はハリーの金庫の鍵を調べてダンブルドアの手紙を読んで「誰かに両方の金庫へ案内させましょう」と言って指名したのがグリップフックでした。

グリップフックが扉を開けて松明に照らされた細い石造りの通路に出て口笛を吹くと小さなトロッコが元気良く上がって来ました。グリップフックがハリーの金庫の扉の鍵を開けると銀色の煙がモクモクと吹き出して来て・・・

ハリーはあっと息を呑みました。中は金貨の山また山で高く積まれた銀貨の山に小さなクヌート銅貨までザックザクだったからです。バッグにお金を詰め終わるとハグリッドはグリップフックに向き直ってこう言ったのでした。

「次は713番金庫を頼む。ところでもうちーっとゆっくり行けんか?」

それに対しグリップフックは「速度は一定となっております」と答えたのでした。こうしてハリーとハグリッドはハリーの金庫からお金を下ろし713番金庫から賢者の石を引き取ってグリンゴッツを出たというわけなんですよね。

3-2.ドラコ・マルフォイ
今にして思えばハグリッドはグリンゴッツのトロッコに乗るのはこの時が初めてだったんですよね。そこでまだ青い顔をしていたハグリッドは「漏れ鍋」で一杯飲みたいと言って2人は一旦別れることになりハリーは1人で・・・

マダム・マルキンの洋装店に入って行ったのでした。するとそこでは青白い顔で顎が尖った男の子が踏み台の上に立って丈を合わせている最中だったのです。その男の子は何だか気だるそうな気取った話し方をする少年でした。

その少年が「これから両親2人を引っ張って競技用の箒を見に行くんだ。1年生が自分の箒を持っちゃいけないなんて理由が分らない。父を脅して1本買わせてこっそり持ち込んでやる」などと言うのでハリーはその少年を・・・

まるでダドリーそっくりだと思ったのでした。その男の子はさらにハリーに「君は自分の箒を持ってるのかい?」とか「クィディッチはやるの?」とか「父は僕が寮の代表選手に選ばれなかったら犯罪だと言う」などと・・・

ハリーの知らないことや自慢話を矢継ぎ早に話し、挙句の果てには戻って来たハグリッドのことを「一種の召使いだろ?」と言うわハリーが両親は死んだと言っても全く謝っていない口ぶりで「ごめんなさい」と言うなど・・・

さらにはハリーもまたほんの数時間前に自分が魔法使いだということを知ったばかりだというのに「手紙を貰うまではホグワーツのことだって聞いたこともなかったなんて奴もいるんだ」と事実上ハリーを非難してみたり・・・

連中は僕らと同じじゃない。僕らのやり方が判るような育ち方をしていないから他の連中は入学させるべきじゃないなどとも言って、まるでハリーに「お前は入学するな」と言わんばかりのことを言って来るのでハリーは・・・

話を聞けば聞くほどその男の子が嫌いになって行ったのでした。そしてハリーが答える前にマダム・マルキンが「さあ終わりましたよ」と言ってくれたので「この子には何も話す気にはなれない」と思っていたハリーは・・・

これ幸いとばかりに「この子との会話を止める口実ができて好都合」と踏み台からポンと跳び降りたのでした。ハリーがその気取った話し方をする男の子の名前を知ることになったのはホグワーツ特急で再会した時だったのです。

3-3.オリバンダー
ハリーが「クィディッチってなあに?」と訊くとハグリッドはハリーが魔法界のことを何にも知らないということを改めて思い知らされたようで「クィディッチを知らんとは!」と愕然としていたのでした。この後2人は・・・

羊皮紙と羽根ペンを買ったり「フローリシュ・アンド・プロッツ書店」で教科書をそして魔法薬を煎じるのに使う大鍋にその材料を薬問屋でさらに「イーロップふくろう百貨店」でふくろうつまりヘドウィグを購入したり・・・

ダイアゴン横丁内で次々と学用品を購入しましたが、最後にした買い物がオリバンダーの店でした杖だったのです。その店は狭くてみすぼらしく剥がれかかった金色の文字で扉に店の名前が書いてありました。店内に入ると・・・

埃っぽいショーウィンドウには色褪せた紫色のクッションに杖が1本だけ置かれていました。2人が店の中に入るとどこかしら奥の方でチリンチリンとベルが鳴って客が来たことを知らせたようでした。ハリーは妙なことに・・・

規律の厳しい図書館にいるような気がしました。ハリーは新たに湧いて来た沢山の質問をグッと呑み込んで天井近くまで整然と積み重ねられた何千という細長い箱の山を見ていました。何故か背中がぞくぞくしてまるで・・・

埃と静けさそのものが密かな魔力を秘めているようでした。そして「いらっしゃいませ」という柔らかい声が聞こえてハリーは跳び上がりました。目の前に老人が立っていました。店の薄明かりの中で大きな薄い色の目が・・・

2つの月のように輝いていました。ハリーがぎこちなく「こんにちは」と挨拶するとオリバンダー翁は早速「まもなくお目にかかれると思ってましたよ」と言った後にハリーの名前を口にしたのでした。そしてここでも・・・

オリバンダー翁もハリーがお母さんと同じ目をしているということを指摘して来ました。オリバンダー翁がさらに近づいて来るとハリーは「瞬きしてくれたらいいのに」と思いました。銀色に光る目が少し気味悪かったのです。

オリバンダー翁がさらに鼻と鼻がくっつきそうになるほどに近寄って来たのでハリーは自分の姿が霧のような瞳の中に映っているのが見えたのでした。オリバンダー翁が言うにはハリーの額に刻まれたこの稲妻形の傷も・・・

この店で売った34センチもあるイチイの木の杖なのだそうです。そしてその直後にハリーはそのイチイの木の杖と共通の芯を持つ同じ不死鳥から提供された尾羽根の柊の杖との運命的な出会いをすることになったというわけです。

今日の最後に
そういえばドラコ・マルフォイ君はマダム・マルキンの洋装店で初めてハリーと出会った時に「親を脅して競技用の箒を買わせて学校にこっそり持ち込んでやる」なんて言っていましたが残念ながら実現しなかったようですね。

しかしたとえ箒を買ってもらうことに成功したとしても箒に乗って飛ぶ行為は絶対に校舎内ではできないので、いずれはバレるということは思い浮かばなかったようですね。こういったいかにも考えることが浅はかな所が・・・

11才のお坊ちゃんが考えそうなことですよね。多分両親のマルフォイ夫妻もそのあたりを指摘して却下したんでしょうね。
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