FC2ブログ
4年生の時にはリータ・スキーターさらに翌年度にはドローレス・アンブリッジの加勢もあって一気にこれまでの劣勢を挽回したドラコだったのですが、やはり結局「虎の威を借る狐」ということで一人きりになってしまうと杖を失って丸腰のダンブルドアを目の前にしても・・・(全3項目)

3-1.スネイプからスラグホーンへ
4年生の時はリータ・スキーターという援軍も得てハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手になることで勢いづき、5年生になるとドローレス・アンブリッジという魔法省の高級官僚がホグワーツに乗り込んで来たので・・・

一気にそれまでの劣勢を挽回したドラコだったのですが5年生の学期末にヴォルデモートの復活が明らかになってしまい、さらには父親のルシウス氏が捕まって投獄されてしまうとドラコにもその影響が及ぶようになったのです。

6年生になるとそれまで露骨にドラコを依怙贔屓して監督生にまで取り立ててくれたスネイプ先生は念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就き「魔法薬学」の教師はかつてはダンブルドアと肩を並べて教えていた・・・

ホラス・スラグホーンが再び教壇に復帰することになったのでした。その初授業でスラグホーンはマグル生まれのハーマイオニーにいきなり「20点」のボーナス点を与えるなどスネイプとは全く違う態度に打って出て来たのです。

「先生、僕の祖父のアブラクサス・マルフォイをご存知ですね?」

スラグホーンがスリザリンのテーブルを通り過ぎる時にドラコはこう声をかけました。スラグホーンはその祖父が龍痘で亡くなったということを知っていましたが「残念だった」と言いながらもドラコを見ずに答えたのでした。

そしてスラグホーンはそのまま歩き去ってしまったのでした。スラグホーンがドラコに対して冷淡な対応をして来たのは先学期末に父親のルシウス氏が魔法省で捕まったあの出来事が発端となって死喰い人だということが・・・

明らかになったからなんでしょうね。そしてスラグホーンは「生ける屍の水薬」を見事に調合したハリーに褒美のフェリックス・フェリシスを与え、それ以降「魔法薬学」のクラスではドラコとハリーの立場は逆転したのでした。

3-2.怖気づくドラコに見守るハリー
沈黙が流れハリーはダンブルドアに金縛りの呪文をかけられて全く身動きが取れず「透明マント」で姿を隠したまま、遠くに死喰い人の戦いの音が聞こえはしないかと耳を研ぎ澄ましながら目の前の2人を見つめていたのでした。

「ドラコ、ドラコ、君には人は殺せぬ」
「分るもんか!」

驚くことにダンブルドアが微笑みながら言うのに対しドラコはこう切り返しましたが、その言い方がいかにも子供っぽいと自分でも気づいたらしくハリーは「闇の印」の緑の明かりの下でドラコが顔を赤らめるのを見たのでした。

ダンブルドアは「いずれにしろ君には援護など必要ない」それは今杖を持たず自衛できないからだ。そう言ってもドラコは反論もせず動こうともせずダンブルドアを見つめるだけだったのでダンブルドアはこう言ったのでした。

「みんなが来るまで怖くて行動できないのじゃな」

ドラコはダンブルドアに「怖くない!」と言い返した後さらに「そっちこそ怖いはずだ」と言いましたが、ダンブルドアはドラコに「君がわしを殺せるとは思えぬ」それは無垢な者にとってそれは思いの他難しいものだと・・・

ドラコは「僕には選択肢なんかない!」そして突然ドラコはダンブルドアと同じぐらい顔を蒼白にして「僕はやらなければならないんだ!」命じられた任務を実行しなければ家族が皆殺しにされてしまうんだと訴えたのでした。

それに対してダンブルドアは「君の難しい立場はよく判る」さらにドラコにダンブルドアは「わしが助けてしんぜよう」ダンブルドアはドラコに「我々の側に来るのじゃ」不死鳥の騎士団は君の想像もつかないほど完璧に・・・

君を匿うことができる。さらに今夜不死鳥の騎士団の者を遣わして母上をも匿うことができる。父上のほうは今の所はアズカバンにいて安全だが時が来れば父上も我々が保護しよう。正しいほうに従くのじゃと言われて・・・

「今大切なのは君の情けではなく、わしの情けなのじゃ」

校長は僕の手中にある。杖を持っているのは僕だ。あんたは僕の情けで生きているんじゃないかと言うドラコに対しダンブルドアはこう言ったのでした。ドラコの杖を持つ手は激しく震えハリーには心なしかドラコの杖が・・・

僅かに下がったような気がしたのでした。

3-3.母ナルシッサの思いを知って
ハリーにとってドラコ・マルフォイと云えばセブルス・スネイプに次いで2番目に憎い男と言っていいでしょうね。だからこそ6年生の時には「あいつは何を企んでいるんだ?」ということを必死になって追及し続けていたのです。

ところが杖を失って丸腰になり無抵抗で自らを守る手段をなくしたダンブルドアを目の前にしても何もできないドラコを見てハリーのドラコに対する気持ちが劇的に変化することになったのです。ハリーはドラコに対して・・・

ダンブルドアの葬儀の日スリザリンのテーブルではクラッブとゴイルがひそひそ話をしていました。図体の大きな2人の間に威張り散らしている背の高い蒼白い顔のドラコがいないと奇妙にしょんぼりしているように見えました。

ハリーはドラコのことはあまり考えずもっぱらスネイプのことだけを憎悪していました。それでもなお塔の屋上でドラコの声が恐怖に震えていたことも他の死喰い人がやって来る前に杖を下ろしたことも忘れてはいませんでした。

さらに「禁じられた森」で母親のナルシッサ・マルフォイが息子ドラコのために、ご主人様のヴォルデモート卿に対して真っ赤な嘘を大声で言い放ったのを聞くに及んでハリーはロンに言わせればドラコは日和見の悪党で・・・

敵方の旗頭つまりハリーに命を救われるという徹底的に情けない男でも母ナルシッサにとっては「この世に2人といないかけがえのない存在」ということを知ってドラコに対する憎しみも消えたのでは?と私はそう思いますね。

最後に
そんなわけで今週の記事は何だかハリーとドラコ・マルフォイの関係を改めて振り返るというより総集編又は総括といった感じの内容になってしまいました。まあこれはこれで良かったんじゃないかな?という気もしますけどね。

ホグワーツの戦いから19年後の9月1日つまり第7巻「死の秘宝」の最終章でハリーは次男のアルバスに「スリザリンだって構わない」と言っていますが、そうなるとドラコの息子スコーピウスとは同じ寮になる可能性が・・・

出て来るというのにハリーはこう言っています。つまりそれは何よりもドラコに対する憎しみが消えたという証なんでしょうね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1215-d86ac9e3