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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今週は魔法界の監獄アズカバンに入ることになった人たちの個々の事情と理由について改めて振り返ってみたいと思います。政権の座に就いた人物の考え方を反映させてその顔ぶれは変遷を繰り返して来ました。しかし極めて残念なことに中には無実の人が収監される場合があったみたいですね。(全3項目)

3-1.改めて収監された人たちについて
日本では戦争に負けてアメリカの占領下に入り現在の憲法が制定・施行されてからは幸いそういうことはなくなりましたが、他国では今でも時の政権に都合の悪い主張や活動をしたりすると監獄に入れられることがあるようです。

ハリーもまた同様にホグワーツに入学して魔法界に本格的に足を踏み入れてからは、政権の座に就いた人物の考えや都合に翻弄されて来ました。魔法大臣がコーネリウス・ファッジやルーファス・スクリムジョールの時は・・・

史上最強の闇の魔法使いヴォルデモート卿を消し去ってくれたヒーローとして優遇もされましたが、ハリーがヴォルデモートが復活したと宣言をするとファッジ大臣はそれまでの態度を豹変させてハリーを退学にしようと・・・

躍起になったのです。そしてスクリムジョールが殺害され事実上ヴォルデモートが魔法省を支配すると、ハリーは今度は懸賞金付きのお尋ね者ということになって常に「捕まったら殺される」という状態になってしまったのです。

アズカバンもそういった時の政権の変遷の影響を受けて、その都度囚人の顔ぶれが激変しました。ヴォルデモートがハリーを襲って凋落した後にはその配下の死喰い人たちが大量にアズカバンに収監されることになったのです。

さらにはこれぞ理不尽の極みと言うべきもので、無実の人間を大臣のメンツを保つために「何か手を打ったという印象を与えないと」とか「3件誤逮捕して釈放より3件逮捕のほうが聞こえがいい」などという勝手な理由で・・・

そしてヴォルデモートが政権を掌握して事実上魔法大臣の座に就くと、一転してこれまで監獄に入っていた死喰い人たちが堂々と表を歩き回るようになり、反ヴォルデモート派の人たちが収監されるようになってしまったのです。

3-2.ルビウス・ハグリッド
ハリーが2年生の時ホグワーツ魔法魔術学校に於いてマグル生まれの生徒が次々に襲われ石にされるという事件が起きるようになりました。事件が一旦止んで再び起きるようになった時魔法大臣コーネリウス・ファッジは・・・

「状況は良くない。ハグリッド」

ダンブルドアは自分はハグリッドに対し全幅の信頼を置いていると言いました。がしかしファッジ大臣は「マグル出身が4人もやられた。もう始末に負えん。本省が何かしなくては」と言ってさらにハグリッドについては・・・

50年前に同様の事件が起きて女子生徒1人が死亡しホグワーツを退校処分になるという不利な前科があったのです。ダンブルドアはファッジ大臣に「ハグリッドを連れて行った所で何の役にも立たない」と言ったのですが・・・

ファッジ大臣は「私の身にもなってくれ。プレッシャーをかけられている。何か手を打ったという印象を与えないと。ハグリッドではないと判れば彼はここに戻り何の咎めもない」自分にも立場というものがあると言って・・・

ファッジ大臣は「ほんの短い間だけだ」さらに罰ではなくむしろ念のためだ。他の誰かが捕まれば十分な謝罪の上で釈放されると言ってハグリッドをアズカバンに送ってしまったのです。学期末にはハリーとロンの尽力で・・・

50年前の事件についても実は無実でトム・リドル後のヴォルデモート卿に濡れ衣を着せられていたことも判明して、ハグリッドは釈放されて戻って来ることができたのですが翌年度のクリスマス休暇の時にハーマイオニーが・・・

「ハグリッド、恐ろしい所なの?」

そう問われてハグリッドは「想像もつかんだろう」あんな所は行ったことがない。気が狂うかと思った。ホグワーツを退校になった日とか親父が死んだ日とかノーバートが行ってしまった日とか。ひどい思い出ばかりが・・・

思い浮かんでしばらくするともう自分が誰なのかが分らなくなる。そして生きていてもしょうがないという気持ちになって「寝ている内に死んでしまいたい」と願うようになるのだそうです。ようやく釈放された時には・・・

色んなことが一気に戻って来て「もう一度生まれたような気分」になるんだそうです。吸魂鬼の奴らはハグリッドが釈放されるのを随分渋ったそうで「あなたは無実だったのよ!」と訴えるハーマイオニーにハグリッドは・・・

そんなことは連中の知ったことじゃない。あいつらは監獄に入って来た人間の幸福というものを全部吸い出していればそれで満足するんだ。誰が有罪で誰が無罪かなんて吸魂鬼の奴らには関係ない。最後にハグリッドは・・・

「俺は二度とアズカバンに戻りなくねえ」

3-3.シリウス・ブラック
ヴォルデモートがポッター一家を狙っているらしいという知らせをもたらしたのはダンブルドアでした。さらにポッター夫妻に近い味方の誰かが2人を裏切ってポッター夫妻に関する相当な量の情報を流していると聞いて・・・

シリウスが疑ったのはリーマス・ルーピンでした。この事態を受けてダンブルドアはポッター夫妻にヴォルデモートから身を守るためには「忠誠の術」が一番いいと2人に提言したのでした。そこで2人は「秘密の守人」を・・・

シリウスにすると決めてダンブルドアにもそう伝えたのです。するとそのシリウスがポッター夫妻に自分ではなくピーター・ペティグリューを「秘密の守人」にするよう勧めたのでした。その理由はヴォルデモートもまた・・・

当然自分が「秘密の守人」だと思うだろう。これこそ完璧な計画だ。ヴォルデモートはきっと私を追うだろう。まさかピーターがそうだとは決して思うまい。ところがそのピーター・ペティグリューこそが裏切り者だったのです。

ゴドリックの谷のポッター一家の家に行って2人が死んでいるのを見た時シリウスは裏切り者を見誤ってしまったという現実を目の前に突きつけられてしまったのでした。そして怒りが頂点に達したシリウスはピーターを・・・

シリウスはピーターを追いそしてついに追い詰めました。しかしシリウスと同様に未登録の「動物もどき」だったピーター・ペティグリューはその周囲にいたマグル12人を巻き添えにして逃亡しネズミに変身して下水道に・・・

逃げ込みました。ピーターにものの見事にしてやられたシリウスは魂が抜けたように妙におとなしくなり駆けつけた魔法警察の特殊部隊に連行されていって、ダンブルドアがポッター夫妻の「秘密の守人」はシリウスだと・・・

証言したため当時の魔法法執行部の部長バーテミウス・クラウチはシリウスを裁判もせずアズカバンに送ってしまったのです。そして12年後シリウスは魔法大臣コーネリウス・ファッジが持っていた「日刊予言者新聞」に・・・

ロンの肩の上に乗っているピーター・ペティグリューを見つけてアズカバンを脱獄したというわけなんですよね。

今日の最後に
そんなわけで本日取り上げたハグリッドとシリウスについては2人とも実は無実だったのにも関わらずアズカバンに入れられてしまったという共通点がありますよね。だから気の毒の極みと言えなくもないと思うのですが・・・

ハグリッドはホグワーツに在学中は頻繁にトラブルを起こす問題児で挙句の果てには人をも襲ってしまう危険な肉食蜘蛛を卵から孵してしまうなどということまでしてしまいました。そしてシリウスのほうもその性格が・・・

激情型で頭に血が上ると後先のことを全く考えずに突っ走ってしまうため、ピーター・ペティグリューにまんまと逃げられてしまいました。つまり2人とも残念なことに「身から出た錆」と言えなくもないと私はそう思いますね。

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