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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ひょんなことからホグワーツに入学した直後にニンバス2000という極上の箒を授かったハリーだったのですが、3年生になるとダイアゴン横丁の高級クィディッチ用具店に「その箒」が姿を現したのでした。すると何と驚くべきことにクリスマスにはハリーの元に・・・(全3項目)

3-1.ファィアボルトとの出会い
こうして入学後1ヵ月も経たない内にニンバス2000という極上の箒を手に入れたハリーだったのですが、3年生になってダイアゴン横丁の「漏れ鍋」に滞在していた時お気に入りの高級クィディッチ用具店にそれは現れたのでした。

それは「漏れ鍋」に来てから1週間後のことでした。店内で何やら大勢の人が覗き込んでいるのが気になってハリーが人の群れに割り込んで行くと、そこにはハリーが今まで見たどの箒より素晴らしい箒が飾られていたのです。

とある魔法使いが仲間に「まだ出たばかりで試作品だ」と説明していて、さらにはハリーより年下の男の子が父親の腕にぶら下がりながら「世界一速い箒なんだよね」と可愛い声で言っていました。そして店のオーナーが・・・

先日アイルランド・インターナショナル・サイドがこの美人箒を何と「7本」も注文したと見物客に向かって言っていたのでした。説明書には「お問い合わせください」と書かれていて値段は明記されていなかったため・・・

こんなに欲しいと思いつめたことはありませんでした。しかしニンバス2000という十分に良い箒を既に持っていてさらには試合に負けたこともないのでハリーは値段を聞きませんでした。それでもファィアボルト見たさに・・・

ほとんど毎日高級クィディッチ用具店に通ったのでした。新学期が近づいたある日もハリーが用具店に行くと寝室が同じシェーマス・フィネガンとディーン・トーマスの2人がファィアボルトを一心不乱に見つめていたのでした。

ところがクリスマスの日に・・・

3-2.クリスマス・プレゼントに・・・
クリスマスの朝ハリーはロンに枕を投げつけられて目が覚めました。ロンはもう自分のプレゼントの包みを開けていて、薄明かりの中で目を凝らしてベッドの足元を覗くとハリーへのプレゼントが小さな山になっていたのでした。

グリフィンドールのライオンを編み込んだ真紅のセーターにお手製のミンスパイなど毎年恒例になっているウィーズリーおばさんからのプレゼントが届いていました。全部を脇に寄せるとその下には長くて薄い包みがありました。

「それ、何だい?」
「さあ・・・」

包みを破ったハリーは息を呑みました。それは見事な箒がキラキラ輝きながらハリーのベッドカバーの上に転がり出て来たからです。ロンはかすれた声で「本当かよ」と言いながらよく見ようとベッドから飛び出して来ました。

「炎の雷・ファィアボルト」でした。ハリーがダイアゴン横丁の高級クィディッチ用具店に連日通い詰めて見たあの夢の箒だったのです。取り上げると箒の柄が燦然と輝いて箒の振動を感じてハリーが手を離すとその箒は・・・

1人で空中に浮かび上がったのでした。ハリーが跨るのにちょうどいい高さでした。ハリーの目は柄の端に刻まれた金文字の登録番号から完璧な流線型にすらりと伸びた小枝の尾まで吸いつけられるように動いていったのでした。

ロンが声を潜めて「誰が送って来たんだろう?」と訊くのでハリーが「カードが入っているかどうか見てよ」と言うと、ロンはファィアボルトが入っていた包み紙をバリバリと広げたのでした。しかし何も出て来ませんでした。

ロンは驚愕の極みといった感じで「誰がこんな大金を君のために使ったんだろう?」と驚いていましたが、ハリーも突然舞い込んだ超高価なプレゼントを目の前にぼーっとしていたのでした。ところがハーマイオニーは・・・

「まあ、ハリー!いったい誰がこれを?」

ハリーやロンとは違ってハーマイオニーはファィアボルトを見ても興奮せず目前の出来事に興味をそそられた様子も見せませんでした。やがてハーマイオニーはこんな贈り主の分らない箒に乗ってはいけないと言い出したのです。

クリスマス・ディナーを終えてグリフィンドール塔に戻って来たハリーは真っ直ぐに寝室に行き、今年の誕生日にハーマイオニーがくれた「箒磨きセット」を持って談話室に下りて来ました。しかし先ほど届いたばかりの・・・

ピッカピカの新品なので手入れする所などあるハズがありません。ハリーはただそこに座り込みロンと共にあらゆる角度から箒に見とれていたのでした。するとそこにハーマイオニーと一緒にマクゴナガル先生が現れたのです。

マクゴナガル先生は贈り主が不明だということをハリーに軽く確認した後「呪いがかけられているかどうか調べる必要がある」と言って慌てて立ち上がるハリーを置き去りにしてファィアボルトを持っていってしまったのでした。

3-3.戻って来たファィアボルトに!
ハーマイオニーは善意でやったことだ。ハリーにはそれが判っていましたが、それでもやはり世界一の箒の持ち主になったのはたった数時間ということで腹が立ったのでした。それがレイブンクロー戦の直前の日のことでした。

「私たちに考えつく限りのことはやってみましたが、どこもおかしな所はないようです。どうやらあなたはどこかに良い友達をお持ちのようね」マクゴナガル先生はこう言ってハリーにファィアボルトを返してくれたのでした。

ルーピン先生の課外授業を終えてグリフィンドール塔に戻る途中だったハリーは言葉も出ずファィアボルトを抱えて帰路に着きました。すると満面の笑みを浮かべたロンが全速力でこちらに向かって走って来るのが見えたのです。

さらにハリーがカドガン卿に合言葉を言って入口が開き談話室に入ると、そこにいた寮生ほぼ全員が一斉にハリーのほうを向いて突然興奮したざわめきが起こりハリーは次の瞬間にはファィアボルトに歓声を上げる寮生に・・・

取り囲まれてしまったのでした。それから10分ほどファィアボルトは手から手へと渡され、ありとあらゆる角度から絶賛されたのでした。そしてグリフィンドール・チームはこの後レイブンクローにスリザリンを連破して・・・

念願のクィディッチ優勝杯を獲得したのでした。

今日の最後に
ハリーポッター・シリーズの副読本「クィディッチ今昔」によると1人の魔法使いのみの手によって製作されている箒は需要が供給を大幅に上回るんだそうです。つまりファィアボルトも多分そうなので値段が高いんでしょうね。

一方ロンが監督生の就任祝いに買ってもらったクリーンスイープは大量生産が可能だったため、爆発的な人気を呼んたんだそうです。だからお世辞にも決して裕福とは云えないウィーズリー家でも購入ができたというわけです。

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