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マッド・アイに「お前が得意なのは何だ?」と問われてハリーが唯一頭に思い浮かべたのはクィディッチつまり箒に乗って空を飛ぶことでした。どういうわけか三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれてしまい「ドラゴンを出し抜くためにはどうすればいいんだ!」と悶々としていると・・・(全3項目)

3-1.クィディッチ・ワールドカップ
ハリーは11才の誕生日にハグリッドから告げられるまでは自身が魔法使いだということすら知りませんでした。したがってその時点でのハリーの魔法界に関する知識は全くのゼロだったというわけです。そのためハリーは・・・

ダイアゴン横丁のマダム・マルキンの洋装店でドラコ・マルフォイに「クィディッチはやるの?」と訊かれても、ハリーは「クィディッチ?いったい全体何だろう?」と思う有り様だったのでした。それが3年後になると・・・

ハリーは入学直後に初めての飛行訓練授業での見事な飛びっぷりをマクゴナガル先生に認められ、異例の1年生での寮代表チームに入ったということもあってクィディッチに関する知識を飛躍的に伸ばしていったというわけです。

そんな事情もあってハリーは学校内で行われた寮対抗試合以外ではクィディッチの試合を観戦したことがなかったため、人生最初のクィディッチの国際試合ワールドカップの決勝戦を見た時には選手のその動きの速さに・・・

ハリーはこんなクィディッチの試合振りは見たことがありませんでした。チェイサーがクアッフルを投げ合うスピードが信じられないほど速いので、実況役のバグマン氏は選手の名前を言うだけで精一杯という状態だったのです。

この3年間でハリーもクィディッチに関してはいささかの知識を蓄えて来たのでアイルランドのチェイサーたちが飛びきり素晴らしいことが判ったのでした。一糸乱れぬ連携プレーでまるで互いの位置関係で個々の考えを・・・

読み取っているようでした。そしてバグマン氏が唸り声を上げ10万人の観衆が息を呑みました。両チームのシーカーが物凄い速さで一直線にダイビングしていたからです。ところがそれはブルガリア・チームのシーカーの・・・

ウロンスキー・フェイント
シーカーを引っかける危険技


ビクトール・クラムのフェイントだったのです。クラムは最後の1秒で箒をグイッと引き上げ螺旋をくるくると描きながら飛び去ったのでした。地上にぶつかったアイルランド・チームのシーカーが治療を受けている間に・・・

クラムは30メートル上からグランドの隅々まで目を走らせスニッチを探していたのでした。結局クィディッチ・ワールドカップの決勝戦はブルガリア・チームのシーカーのビクトール・クラムがスニッチを捕ったのですが・・・

アイルランドが「170対160」の僅差で勝利を収めました。ハリーとハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行は貴賓席にいて両チームの選手を間近で見られたので、ハリーは拍手のしすぎで手の感覚がなくなるほどでした。

3-2.対抗試合の「第1の課題」で・・・
ハリーの隣には常にハーマイオニーという飛び抜けて優秀な生徒がいることもあって、ハリーが唯一他人に得意と言えることといえば「クィディッチ」しか浮かばないようになったわけなんですが、それが学期に入って・・・

100年以上ぶりに復活開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手にどういうわけか選ばれてしまい、しかも「第1の課題」ではドラゴンを出し抜かなくてはならないと判ってハリーが苦悶している時にマッド・アイが・・・

「お前には強みがある。わしがあると言ったらある。考えろ。お前が得意なのは何だ?」

こう言ってハリーの脳裏に思い浮かんだのは「クィディッチ」だったのです。お前は相当の飛び手だと聞いたと言うマッド・アイにハリーは「箒は許可されていません」持つことが許されているのは杖だけだと答えると・・・

「効果的で簡単な呪文を使い自分に必要な物を手に入れる」

ハリーが得意なのは飛ぶことだ。そして空中でドラゴンを出し抜く必要がある。それには去年名付け親のシリウスから贈られたファィアボルトを手に入れなくてはならない。そのために習得しなくてはならない簡単な呪文とは?

次の授業は「薬草学」だったため10分後に第3温室に到着したハリーはハーマイオニーに「呼び寄せ呪文を明日の午後までにちゃんと覚える必要があるんだ」と言ったのです。こうしてハリーの猛練習が始まったというわけです。

ハリーとハーマイオニーは昼食を抜いて空いている教室に行き、ハリーは全力を振り絞って色んな物を呼び寄せました。しかし本や羽根ペンが途中で腰砕けになり、それらは石が落ちるようにして床に落下していったのでした。

ハリーは「占い学」をサボって練習を続けたかったのですが、ハーマイオニーは「数占い」の授業を欠席することをきっぱりと断ったため練習は授業終了後に再開されました。ハリーは無理やり夕食を少しだけ呑み込んで・・・

先生たちに会わないようにと「透明マント」を使ってハーマイオニーと一緒に空いた教室に戻ったのでした。ポルターガイストのピーブズがやって来て邪魔を始めたので2人は談話室に戻って夜中過ぎまで練習を続けたのでした。

最後の1時間でハリーはようやく呼び寄せ呪文のコツを掴みました。翌日授業は半日で終わりハリーにとっては「いったい午前中はどこへ行ったんだ?ドラゴンなしの最後の時間はどこに?」というぐらいの猛スピードで・・・

午前中は過ぎて行き大広間で数多くの生徒が見守る中。これもまた極度に心配そうな表情を浮かべたマクゴナガル先生がハリーの所へ急いで近づいて来て「代表選手はすぐ競技場に行かなければなりません」と告げたのでした。

目の前のこと全てが色鮮やかな夢のように見えたのでした。今こそやるべきことをやるのだ!気持ちを集中させろ!全神経を完全に唯一1つだけの望みの綱とばかりにハリーは杖を上げたのでした。そして呪文を叫んだのでした。

「アクシオ!ファィアボルト!」

3-3.ファイアボルトが来て・・・
ハリーは片足を上げて箒に跨り地面を蹴りました。すると奇跡とも思える何かが起こりました。飛翔して風が髪をなびかせハンガリー・ホーンテールが犬ほどの大きさに縮んだ時。ハリーは自分の世界に戻ることができたのです。

クィディッチの試合と同じじゃないか。それだけなんだ。ホーンテールは醜悪な敵のチームだ。そう思うとハリーは自身が地面だけでなく恐怖からも離れられたとそう思うことができたのです。そして金の卵を見つけると・・・

「陽動作戦だ!行くぞ!」

ハリーは高く舞い上がり弧を描いてホーンテールを飛び上がらせようとしました。しかしホーンテールは卵を守る気持ちのほうが強いようで飛び立とうとはしません。ハリーが一定の距離を取った後にさらに上昇をすると・・・

その時ホーンテールが後脚で立ち上がりました。ハリーは急降下してホーンテールがハリーがどこにいて?何をしているのか?を気づかない内に全速力で突っ込んで、ファィアボルトから両手を離して金の卵を掴んだのでした。

ハリーが空高く舞い上がると誰かがボリュームを元に戻したように大観衆の声が聞こえて来ました。声を限りに叫びまるでハリーがワールドカップのアイルランド代表選手のように拍手喝采をしていたのでした。こうして・・・

最年少のハリーが最短時間で・・・

「第1の課題」をクリアしたのでした。

今日の最後に
こうして改めて振り返ってみるとロンはハリーと初めて出会った時にホグワーツに入学する以前に家族と一緒にクィディッチの試合を見に行ったことがあると話していましたが、ハリーとハーマイオニーの2人については・・・

ハーマイオニーはご存知のように純粋マグル出身の魔女ですし、ハリーはマグルのダーズリー夫妻に育てられたということで2人が国際レベルのクィディッチの試合を観戦したのはあのワールドカップが初めてだったんですよね。

ハリーはアイルランド・チームのチェイサーのプレイの速さにひどく感心していましたが、それは当然のことでしょうね。
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