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ハリーは「姿現わし」という術が難しいということは知っていました。しかしテストに受からないといけないということを知ったのはクィディッチ・ワールドカップの競技場に向かう日のことだったのです。年齢的にもそれがまだできないハリーたちは「移動キー」を使ってワールドカップの会場に向かったのでした。(全3項目)

3-1.魔法ゲーム・スポーツ部
今週最初の記事で振り返ったようにパーシーは魔法省への入省を達成して配属されたのがバーテミウス・クラウチ氏が部長を務める「国際魔法協力部」でした。そしてハリーが「隠れ穴」に入ったその日の夕食の席では・・・

パーシーは父親のアーサー氏に今自分たちの「国際魔法協力部」はクィディッチ・ワールドカップの手配などもあり非常に忙しくてルード・バグマンが部長を務める「魔法ゲーム・スポーツ部」の協力があって当然なのに・・・

それが全くないと不満を口にしているんですよね。それに対してアーサー氏は自分はルードのことが好きだ。ワールドカップのあんなにいい切符を取ってくれたのもあの男だと言ってバグマンのことをやんわりと庇ったのでした。

そんなアーサー氏にパーシーは「バグマンは好かれるくらいが関の山」と一蹴したのですが、そもそもパーシーの上司のクラウチ氏はルード・バグマンが魔法省に入省することを快く思っていなかったという事情があったのです。

ハリーが校長室に行った際に「憂いの篩」で見た光景の中で、クラウチ氏はルドビッチ・バグマンはヴォルデモート卿の支持者たちに情報を流したとして相当の期間アズカバンに収監するのが適当であると主張していたのです。

それに対してバグマンは自分が情報を提供したオーガスタス・ルックウッドは父親の古い友人でヴォルデモートの一味だとは全く知らなかった。さらにルックウッドは将来自分に魔法省の仕事を世話してやると言っていたんだ。

それを聞いてクラウチ氏はその場にいたダンブルドアに吐き捨てるように「情けない。ルード・バグマンが入省する日は魔法省にとって悲しむべき日になるだろう」と言ったのでした。したがってクラウチ氏にしてみれば・・・

そんなルード・バグマンの協力など必要ないというわけなんですよね。存在そのものが疎ましいというわけです。

3-2.姿現わし術と移動キー
クィディッチ・ワールドカップの決勝戦が行われるその日。ハリーはウィーズリーおばさんに起こされて目が覚めた時ついさっき横になったばかりのような気がしたのでした。着替えてロンにフレッドとジョージと一緒に・・・

キッチンに下りて行くとビルにチャーリーにパーシーの3人がいないので、ジョージが訊くとウィーズリーおばさんが「あの子たちは姿現わしで行くんですよ」と答えました。だから3人はもう少し寝坊ができるというわけです。

ハリーは「姿現わし」が難しい術だということは知っていました。フレッドが「それじゃ連中はまだベッドかよ」と恨み節を言った後に「俺たちは何で姿現わしを使っちゃいけないんだい?」と訊くとおばさんが言うには・・・

ハリーにロンそれにフレッドとジョージの4人はまだその年齢ではないし、テストも受けていないからとのことでした。ハリーが「テストに受からないといけないの?」と訊くとアーサー氏が「そうだとも」と答えたのでした。

この間も無免許で「姿現わし」を使った魔法使い2人に「魔法運輸部」が罰金を課したそうです。この2人は失敗してバラけてしまい体の半分が置き去りになってしまったんだそうです。その後の事務的な事後処理がまた・・・

元の場所に残ってしまった体のパーツをマグルが目撃してしまい、当然マグルの記憶を消す作業が多岐に渡って大変だったというわけです。ウィーズリーおじさんが言うには「箒のほうが遅いが安全だ」というわけなんですよね。

パーシーは2週間前にテストに受かったばかりでジョージが言うには「できるってことを見せたいばかりに毎朝1階まで姿現わしで下りて来る」んだそうです。ハリーたち「姿現わし」のテストに受かっていない人たちは・・・

魔法省が手配して各地に設置された「移動キー」を使ってワールドカップの競技場に向かう段取りになっているとのことでした。ウィーズリー家の住居「隠れ穴」があるオッタリー・セント・キャッチポール村の場合は・・・

ストーツヘッド・ヒルのてっぺんに「移動キー」が置かれているので、ハリーにハーマイオニーの2人を含めた「姿現わし」ができないウィーズリー一家一行はそれを使ってエイモスにセドリック・ディゴリー父子と共に・・・

ワールドカップの競技場に向かったのでした。

3-3.万眼鏡
こうしてクィディッチ・ワールドカップの競技場に隣接するマグル経営のキャンプ場に入ったハリーたちウィーズリー一家一行でしたが、夜ともなると行商人がそこいらじゅうに「姿現わし」をして土産物を売り始めたのでした。

そんな中ハリーたち3人は真鍮製の双眼鏡のような物がうず高く積まれているカートに駆け寄ったのでした。ただし当然魔法界の双眼鏡なので、それにはあらゆる種類のおかしなつまみやダイアルがびっしりついていたのでした。

「万眼鏡だよ」

セールス魔ンが機能を熱心に説明していました。スローモーションでアクション再生ができる。必要とあらばプレイを1コマずつ静止させることもできる。1個10ガリオンと聞いてロンは「こんなの買わなきゃよかった」と・・・

アイルランド・チームを象徴する踊るクローバーの帽子を指差してそう言いましたが、ハリーはセールス魔ンにきっぱりと「3個ください」と言ったのでした。ロンは赤面してハリーに「気を使うなよ」と言ったのですが・・・

ハリーが両親からちょっとした財産を相続したこと。そしてロンよりずっと金持ちだということでロンはいつも神経過敏になるのです。そこでハリーはロンとハーマイオニーの手に万眼鏡を押し付けながらこう言ったのでした。

「クリスマス・プレゼントはなしだよ」

今日の最後に
知っての通り三大魔法学校対抗試合の「第3の課題」では優勝カップが「移動キー」になっていて、2人が一緒にそれを握ったためにハリーとセドリック・ディゴリーはリトル・ハングルトンの教会墓地に行くことになったのです。

しかし今にして思えば留守番のウィーズリーおばさん以外にもアーサー氏にビルにチャーリーにパーシーと「4人」もいたのですから、ウィーズリー一家一行は「付き添い姿現わし」を使えば「移動キー」に頼らなくても・・・

ワールドカップの競技場に行くことができましたよね?でもローリングさんとしてはハリーとセドリックの双方が「移動キー」のことを知っていて経験済みだということを示すために敢えてこういう場面を作ったんでしょうね。

でも少し「おや?」と思えなくもないですよね。(笑)
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