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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

クィディッチ・ワールドカップの決勝戦はビクトール・クラムがスニッチを取ったものの僅差でアイルランドが勝利しました。するとウィーズリーおじさんに言わせれば「同窓会気分」とやらで騒ぎを起こす輩が現れたのです。ビルが言うには「あれは死喰い人の残党だ」というのです。その死喰い人とは?(全3項目)

3-1.ウロンスキー・フェイント
10万人の観衆が息を呑みました。アイルランドとブルガリア両チームのシーカーがチェイサーの真ん中を割って一直線にダイブしていたからです。そのスピードはまるで飛行機からパラシュートなしで飛び降りたかのようでした。

ハリーは万眼鏡で落ちて行く2人を追いスニッチはどこにあるのか?と目を凝らしたのでした。ところがスニッチなど最初からなかったのです。ハーマイオニーが「地面に衝突するわ!」と言って悲鳴を上げたのですが・・・

半分当たっていました。ブルガリアのシーカーのビクトール・クラムは最後の1秒でグイッと箒を持ち上げてくるくると螺旋を描きながら飛び去りましたが、アイルランドのエイダン・リンチはドスッと鈍い音を響かせて・・・

ウィーズリーおじさんの言う通りでクラムはフェイントをかけたのです。リンチの様子を見るため専門の魔法医が駆けつけていました。ハリーは急いで万眼鏡の「再生」と「一場面」を押してスピード・ダイヤルを回して・・・

ウロンスキー・フェイント-シーカーを引っかける危険技

再び万眼鏡を覗き込むとレンズを横断して紫に輝く文字が現れたのでした。ハリーが2人のシーカーがダイブする所をスローモーションで見ると間一髪で上昇に転ずる時に全神経を集中させたクラムの顔が歪むのが見えたのです。

リンチはペシャンコになった一方でクラムはリンチが治療を受けている時間を利用して邪魔されることなくスニッチを探していたのでした。結局試合はビクトール・クラムがスニッチを取りましたが「170対160」の僅差で・・・

アイルランドが勝利したのでした。ロンはアイルランドが160点もリードしていたのにクラムは何でスニッチを取ったんだと言っていましたが、それに対してハリーはアイルランドのチェイサーがあまりにも上手いので・・・

絶対に点差を縮められないと判っていたんだと周囲の騒音に負けないように叫び返したのでした。一方ハーマイオニーは試合前に写真を見た時には「気難しそう」と言っていたのにも関わらずビクトール・クラムのことを・・・

「あの人、とっても勇敢だと思わない?」

3-2.闇の印
ハーマイオニーとジニーが隣の女子用のテントに移りハリーがベッドに入った時にも、余韻まだ冷めやらぬといった感じで外からはバーンという音や歌声が聞こえていてハリーもいつの間にやら眠り込んでいたという状況でした。

それが・・・

ハリーは突如としてウィーズリーおじさんに「緊急事態だ!」と言われて飛び起きたため、テントに頭のてっぺんをぶつけてしまったのでした。しかしぼんやりとでしたが「何かがおかしい」と感じ取ることはできたのでした。

キャンプ場の騒音が様変わりしていて歌声はもうやんでいました。ハリーがベッドから滑り降りて洋服に手を伸ばすとウィーズリーおじさんは「時間がない。上着だけ持って外に出なさい」と言ってハリーを急かしたのでした。

仮面を被った魔法使いの一団が杖を上に向けてキャンプ場の管理人ロバーツさん一家を宙に浮かせていたのです。ウィーズリーおじさんにビルとチャーリーそれにパーシーの4人は魔法省の助太刀のために駆け出して行きました。

ところがハリーにロンそれにハーマイオニーの3人は途中でドラコ・マルフォイとばったり出会って口論をしてしまったこともあって、ジニーにフレッドとジョージの3人とはぐれて森の奥深くへと逃げ込んで行ったのでした。

3人で宙に浮かされたロバーツさん一家のことを心配したり今夜は魔法省が総動員されているというのにあんなことをするなんてと話していると、ハーマイオニーが突然言葉を切って振り向きハリーとロンも振り返ったのです。

誰かがよろよろとやって来る音がします。足音が止まったのでハリーが「誰かいますか?」と呼びかけましたが返事はなくその場は静まり返っていました。すると何の前触れもなくハリーの知らない声が呪文のような音を・・・

「モースモードル!」

巨大な緑色に輝く何かが立ち上がって木々の梢を突き抜け空へと舞い上がって行きました。それは髑髏でした。その髑髏の口からは舌のように蛇が這い出していました。ハーマイオニーがあれは「闇の印」だと言ったのでした。

テントに戻ってからウィーズリーおじさんが「闇の印」のことを説明してくれたのでした。ヴォルデモートもその家来も誰かを殺害する時には決まってこの「闇の印」を空に打ち上げたんだそうです。自分の家に帰宅して・・・

もし家の上に「闇の印」が浮かんでいるのを見つけたら家の中で何が起こっているのかが判るのだそうです。それは最悪中の最悪の恐怖でこの印を見て皆が恐怖に駆られるのは当然だとウィーズリーおじさんは言ったのでした。

だから印が上がった直後には森の中から爆発的な悲鳴が上がったというわけです。ヴォルデモートを見たも同然だからなんだそうです。

3-3.死喰い人
その「闇の印」を誰が打ち上げたのかは結局判明しませんでしたが、ビルが言うには「今夜は僕たちのためにはならなかった」んだそうです。それというのも印を見た死喰い人たちが仮面を引っ剥がす前に逃げてしまったのです。

ハリーはここで初めて「死喰い人」という呼称を耳にしました。ハリーが「死喰い人って?」と訊くとビルがヴォルデモートの支持者が自分たちをそう呼んだんだと答えたのでした。今夜あの騒ぎを起こした犯人たちは・・・

ビルが言うには「その残党で少なくともアズカバン行きを何とか逃れた連中だ」というのです。さらにハリーがそのヴォルデモートの支持者たちは一体何が目的でマグルを宙に浮かせていたんだろう?と訊くのに対して・・・

ウィーズリーおじさんは連中にとってはそれが面白いんだ。ヴォルデモートが支配していたあの時期はマグルを殺害することの半分はお楽しみのためだった。だから今夜は酒の勢いも手伝って騒ぎを起こした残党の連中は・・・

「まだこんなに捕まってないのがいるんだぞ」ということを誇示したくてしかたなかった。つまり騒ぎを起こした連中にとっては「ちょっとした同窓会気分」だとウィーズリーおじさんは嫌悪感を滲ませながら言ったのでした。

さらにロンが「もし連中が本当に死喰い人だとしたらどうしてあの印を見て逃げてしまったの?」と訊くと、ビルは連中はヴォルデモートが力を失った時にはアズカバン行きを逃れるために必死に工作をしたはずの人間なんだ。

ヴォルデモートに無理やりやらされて殺害したり苦しめたりしました。そうやって言葉を尽くして嘘をついたので、あの連中はもしヴォルデモートが復活したら僕たちなんかよりずっと戦々恐々だと思うとビルはそう言うのです。

ヴォルデモートがあの連中にお褒めの言葉をくださるとは到底思えない。しかし印を打ち上げた人の気持ちは皆目見当がつかないようでした。そしてハリーたち一行はほんの数時間眠っただけでキャンプ場を後にしたのでした。

今日の最後に
このクィディッチ・ワールドカップの決勝戦でシーカーのビクトール・クラムがやったウロンスキー・フェイントは、ハリーポッター・シリーズの副読本「クィディッチ今昔」でも紹介されていてこう説明されているんですよね。

シーカーが遥か下方にスニッチを見つけたふりをして地上に向かって急降下するが、競技場の地面にヒットする寸前に上昇に転じる。敵のシーカーに真似をさせておいて地上に激突するよう仕向ける作戦。ちなみにこれは・・・

ポーランドのシーカーのヨセフ・ウロンスキーの苗字を取って命名されたんですね。当然最初にこのフェイント技をやったのはこの人なんでしょうね。しかし残念ながらハリーは学校の試合ではやる機会がありませんでしたよね。

やるとすれば絶対にスリザリン戦でしょうね。(笑)

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