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入学したての新入生にとってポルターガイストのピーブズは極めて厄介な存在でした。監督生の言うことさえ聞かず押さえられるのは「血みどろ男爵」だけなのだそうです。ところがホグワーツにはそのピーブズよりもっと厄介な人物がいたのです。足の指1本でも違反をしようものなら・・・(全3項目)

3-1.血みどろ男爵
「ほとんど首なしニック」は悪い流れを断ち切るように咳払いをして、ハリーを含めたグリフィンドールの新入生一同に向かって「今年こそ寮対抗優勝カップを獲得できるよう頑張ってくださるでしょうな?」と言ったのでした。

それというのもグリフィンドールがこんなに長い間負け続けたことはないのだそうです。何とスリザリンが6年連続で寮杯を取っていて、スリザリン寮付きのゴースト「血みどろ男爵」はもう鼻持ちならない状態なんだそうです。

ハリーがスリザリンのテーブルを見やると身の毛もよだつようなゴーストが座っていました。目は虚ろで顔はげっそりとしていて着ている服は銀色の血でべっとりと汚れていました。ドラコ・マルフォイの隣に座っていて・・・

マルフォイはその席がお気に召さない様子なのでハリーは何だかうれしいと思ったのでした。興味津々のシェーマス・フィネガンが「どうして血みどろになったの?」と訊くと「ほとんど首なしニック」はこう答えたのでした。

「私、聞いてみたこともありません」

ところがハリーはそれからおよそ7年後に予想外の超意外な人物から思ってもみなかった形で「どうして血みどろ男爵は血みどろになったのか?」の理由を知ることになったのです。ニックが500年間一度も訊かなかった・・・

その理由をハリーはホグワーツに入学してからたった7年後に知ることになったというわけなんですよね。

3-2.ピーブズ
ダンブルドアが就寝時間を宣言してお開きになりハリーを含めた新入生たちは監督生のパーシーに従いて大広間を出ると大理石の階段を上がったのでした。足を引きずり欠伸をしながら歩いていると突然みんなが止まって・・・

「ピーブズだ」

パーシーが1年生に「ポルターガイストのピーブズだよ」と囁いたのでした。パーシーは大声で「ピーブズ、姿を見せろ」と呼びかけたのでした。すると風船から空気が抜けるような大きい無作法な音がそれに応えたのでした。

パーシーが「血みどろ男爵を呼んで来てもいいのか?」と言うと、ポンという音がして意地悪そうな暗い目をして大きな口をした小男が現れたのでした。ピーブズはあぐらをかきながら杖の束を掴み空中に漂っていたのでした。

ピーブズは「かーわいい1年生ちゃん!何て愉快なんだ!」と言うと甲高い笑い声を上げながら1年生目掛けて急降下して来ました。パーシーが「行ってしまわないと男爵に言いつけるぞ。本気だぞ」と怒鳴るとピーブズは・・・

ピーブズは舌をベーッと出し掴んでいた杖の束をネビルの頭の上に落とすと消えてしまったのでした。ついでに近くにあった鎧をガラガラ言わせながら遠退いて行くのが聞こえたのでした。再び歩き出しながらパーシーは・・・

「ピーブズには気をつけたほうがいい」と言ったのでした。何でもピーブズをコントロールできるのはスリザリン寮付きのゴースト「血みどろ男爵」だけなのだそうです。それ以外には監督生の言うことさえ聞かないそうです。

ハリーとロンも授業に遅れそうになった時2回も鍵のかかった扉にぶつかったりゴミ箱を頭上でぶちまけられたり、足下の絨毯を引っ張られたりチョークの欠けらをぶつけられるなどピーブズには散々な目に遭わされたのでした。

3-3.アーガス・フィルチ
そんなわけでピーブズにとって入学したてで余裕のない新入生たちは格好の攻撃材料というわけなんですが、それより厄介だったのが管理人のアーガス・フィルチだったのです。何とハリーとロンはいきなり学期の初日に・・・

根性悪のフィルチに見事に大当たりしてしまいました。無理やり開けようとした扉が運の悪いことにダンブルドアが「入ってはいけません」と言っていた4階の立ち入り禁止の入口でそれをフィルチに見つかってしまったのです。

道に迷ったと言っても信用してくれません。わざと押し入ろうとしたに違いない。地下牢に閉じ込めると脅されてしまったのでした。その時は通りかかったクィレル先生のお陰で2人は救われたのでした。そのフィルチは・・・

フィルチはミセス・ノリスという猫を飼っていました。痩せこけて埃っぽい色をしていて目はフィルチそっくりのランプみたいな出目金でした。1人で廊下の見回りをしておりミセス・ノリスの前で違反をしようものなら・・・

たとえ足の指1本が境界線を越えただけでも即座にフィルチにご注進というわけです。何と2秒後にはフィルチが息を切らして飛んで来ます。フィルチは秘密の階段を誰よりもよく知っていたのでゴーストと同じくらいに・・・

突然ヒョイと現れたのでした。生徒たちはみんながみんなフィルチが大嫌いでミセス・ノリスを一度でいいから「しこたま蹴飛ばしたい!」というのが密かな熱い願いだったのでした。さらにハリーはクリスマスの夜には・・・

「透明マント」を被って図書室に行った時にはフィルチに見つかりそうになりましたし、ドラコ・マルフォイと決闘の約束をしてトロフィー室に行った時にも来たのはマルフォイではなくてフィルチだったのです。そして・・・

ハグリッドが卵から孵して自分の小屋で育てていたドラコンのノーバートを、ロンの兄のチャーリーの仲間に引き渡した夜にハリーは塔のてっぺんに「透明マント」を忘れて来てしまったためフィルチに見つかってしまい・・・

罰則を食らった上にグリフィンドールは一夜に「150点」を一気に失うことになってしまったのでした。

今日の最後に
改めて考えてみるとグリフィンドール寮付きのゴースト「ほとんど首なしニック」にハッフルパフは「太った修道士」そしてレイブンクローのゴーストの「灰色のレディ」の3人はいずれもしゃべっている場面がありましたよね。

ところがスリザリン寮付きのゴースト「血みどろ男爵」だけは一度もハリーと話すことはありませんでしたし、しゃべっている場面すら一度も登場しないままでしたよね。学期初日にドラコ・マルフォイは隣に座られて・・・

怖がっていたようですが「ほとんど首なしニック」はグリフィンドールの1年生に道を訊かれたら喜んで教えてくれたそうですが「血みどろ男爵」はスリザリンの1年生に道を訊かれたら喜んで教えてあげていたんでしょうか?

スリザリン生の間で「血みどろ男爵」は「外見は怖いが話してみると意外にいい人だった」という評価なんでしょうか?もしそうだとしたら男爵に対する印象も幾分かはよくなりますし、何とはなしに面白いような気がしますね。
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