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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハーマイオニーがハリーのメガネに防水呪文をかけたのもフレッドとジョージが「忍びの地図」を譲り渡したのもハリーのために良かれと思ってしたのです。ところがかえってそれが仇になって見えないほうが良かったものが見えてしまったり聞いてはいけなかったことを聞いてしまったのです。(全3項目)

3-1.初めての敗北
ピッチに出て行くと風の凄まじさにメンバー全員が横様によろめきました。雷鳴に掻き消されて観衆の声援もリー・ジョーダンの実況中継も聞こえません。ホイッスルが鳴って試合が始まりましたがメガネは雨で曇って・・・

雨でブラッジャーが見えないためハリーは二度も箒から叩き落されそうになりました。他の選手がどこで何をしているのか全く分りません。こんな状況でどうやってスニッチを探せというのか?ハリーがそう考えていると・・・

マダム・フーチのホイッスルが鳴り響いて土砂降りの雨の向こうに辛うじてウッドの姿が見えました。タイムアウトを要求したというのです。するとハーマイオニーがハリーのメガネを杖でコツコツと叩いてこう唱えたのでした。

「インパービアス!防水せよ!」

ハーマイオニーの呪文効果は抜群でした。ハリーは箒に活を入れブラッジャーを避けスニッチを探して四方八方に目を凝らしました。しかしハーマイオニーの呪文は見えてはいけないものまで見えるようにしてしまったのです。

ピッチの中心に戻ろうとしてハリーは向きを変えました。その途端にピカッと光った稲妻がスタンドを照らしてハリーの目に何かが飛び込んで来ました。一番上の誰もいないその席に巨大な毛むくじゃらの黒い犬がいたのです。

ハリーは完全に集中力を失いました。かじかんだ指が箒の柄を滑り落ちてニンバスは1メートルも落下しました。ハリーが再びスタンドを見ると犬の姿は消えていました。するとグリフィンドールのゴールからウッドの・・・

ウッドの振り絞るような叫びが聞こえて来ました。慌てて見回すとセドリック・ディゴリーが上空を猛スピードで飛んでいました。雨の中にはキラッキラッと金色に光る小さな点が!ハリーはスニッチに向かって突進しました。

ところが!

突然奇妙なことが起こりました。競技場に気味の悪い沈黙が流れ風は相変わらず激しいのに唸りを忘れてしまっていました。誰かが音のスイッチを切ったようでした。するとあの恐ろしい感覚が冷たい波がハリーを襲って・・・

ハリーがスニッチから目を離してピッチを見下ろすと、少なくとも100人の吸魂鬼がそこに立ち隠れて見えない顔をハリーに向けていました。氷のような水がハリーの胸にひたひたと押し寄せて体の中を切り刻むようでした。

この試合でグリフィンドールはハッフルパフに破れ、ハリーはニンバス2000を失うという二重の痛手を負ったのです。

3-2.パブ「三本の箒」にて
ハーマイオニーがハリーのメガネに防水呪文をかけたのは「ハリーがスニッチを見つけられるように」と思ってのことでしたし、フレッドとジョージが「忍びの地図」を譲ってくれたのはニンバス2000を失ったその上に・・・

ホグズミード村にも行けないハリーを気の毒に思ったからなんでしょうね。ところが2人の親切心が思ってもみなかった形で仇になり大人たちが必死に隠して来た「あのこと」がハリーの耳に入ることになってしまったのです。

マクゴナガル先生にフリットウィック先生それに魔法大臣コーネリウス・ファッジもハグリッドもハリーがまさかパブ「三本の箒」にいるとは全く予想だにしていなかったので、何もかも洗いざらいぶちまけてしまったのです。

「三本の箒」の女主人マダム・ロスメルタは学生時代のあの人を知っているが「どんな人が闇の側に荷担しようとシリウス・ブラックだけはそうならないと私は思っていた」と言うのです。それに対してファッジ大臣は・・・

マダム・ロスメルタは話の半分しか知らない。シリウス・ブラックの最悪の仕業はあまり知られていないというのです。それはハリーの父親ジェームズ・ポッターとシリウス・ブラックは兄弟ではと思うほど仲が良かったのです。

ジェームズ・ポッターは他の誰よりもシリウス・ブラックを信用した。学校を卒業してもそれは変わらなかった。シリウスはジェームズがリリーと結婚した時には新郎の付き添い役を務めた。さらにハリーが生まれると・・・

ポッター夫妻はシリウスをハリーの名付け親にしたのです。そこで2人がヴォルデモート卿に命を狙われていることが判って、ダンブルドアが夫妻に一番助かる可能性があるのは「忠誠の術」だとアドバイスした時にも・・・

ジェームズは自分たちの「秘密の守人」にシリウスを指名しました。シリウスなら自分たちの居場所を教えるぐらいなら死を選ぶだろう。さらにシリウスも身を隠すつもりだとダンブルドアに伝えたのでした。ところが・・・

それでもなおダンブルドアは心配をしていた。何とダンブルドア自身がポッター夫妻の「秘密の守人」になろうと申し出たのです。それはダンブルドアにはポッター夫妻に近い味方の誰が2人を裏切って相当な量の情報を・・・

ヴォルデモート卿に流しているとの確信があった。ところがポッター夫妻はシリウス・ブラックを使うと言ったのです。そして「忠誠の術」をかけて1週間も経たない内に恐れていたことがついに起きてしまったというのです。

シリウス・ブラックは二重スパイの役目に疲れてヴォルデモートへの支持を高らかに宣言しようと考えていた。どうやらポッター夫妻の死に合わせて発表する計画だったらしい。それがヴォルデモートへの支持を鮮明にした途端。

自分が裏切り者だと旗幟鮮明にすると同時に自分の旗頭のヴォルデモートが倒れてしまった。そして自暴自棄になったシリウス・ブラックは12人ものマグルを巻き添えにしてピーター・ペティグリューを殺害したというのです。

3-3.かつてないほどの・・・
世間では「シリウス・ブラックは狂人だ」と誰もが口を揃えて言う。実際ファッジ大臣がアズカバンに視察に行った時も囚人たちは大方が暗い所に座り込んでブツブツと独り言を言ったりしていて正気じゃない。ところが・・・

ファッジはシリウス・ブラックがあまりに正常なのでショックを受けたそうです。自分に対して全く筋の通った話し方をするので何だか意表を衝かれた気がしたそうです。読み終わったら新聞をくれないかと言ったんだそうです。

とても洒落た物言いで「クロスワードパズルが懐かしいから」と言ったそうです。シリウス・ブラックは単に退屈しているだけのように見えた。ファッジは吸魂鬼がほとんど影響を与えていないことにひどく驚いたんだそうです。

それというのもシリウス・ブラックはアズカバンでは最も厳しく監視されている囚人の1人だったのだそうです。吸魂鬼が昼も夜も独房のすぐ外にいたんだそうです。それを聞いて寮の寝室に戻ったハリーがしたこととは・・・

「この人は吸魂鬼なんて平気なんだ。吸魂鬼がそばに来てもこの人は僕の母さんの悲鳴を聞かなくて済むんだ」

ハリーは1年生の学期末にハグリッドから貰ったアルバムを取り出すとページをめくりました。両親の結婚の写真で手を止めたのでした。花婿付き添い人この人に違いない。その写真ではやせこけた蝋のような顔ではなく・・・

ハンサムで溢れるような笑顔でした。同じ人間だと知らなかったら、この古い写真の人物がシリウス・ブラックだとは到底思えなかったでしょう。ハリーはアルバムをぴしゃりと閉じて書類棚に戻すとベッドに横になりました。

未だかつて経験したことのない烈しい憎しみが毒のようにハリーの体中を駆け巡っていました。シリウス・ブラックがピーター・ペティグリューを粉々にする場面や、ヴォルデモートに報告する所が思い浮かんで来たのでした。

「やりました。ご主人様。ポッター夫妻が私を秘密の守人にしました」

今日の最後に
アーサー氏はキングズ・クロス駅のホームでハリーに君がたとえ何を知ってもシリウス・ブラックを探したりしないと誓ってくれと言っていました。それはいずれハリーの耳に入ることになるのを見越しての発言だったのです。

アーサー氏はシリウス・ブラックはアズカバンを破って出られる才覚があった。それならホグワーツにだって破って入れるはずだとも言っていたので両方の最悪の予想がいずれも的中したということになっていたんですよね。

今になってみるとアーサー氏って凄いですよね。

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