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ロンにハーマイオニーそして何よりもハリーに無実だということを判ってもらい意気揚々と学校の校庭まで戻って来たシリウスだったのですが何と今夜は満月だったのです。ルーピンが例の薬を飲んでいなかったためペティグリューは逃げて百体の吸魂鬼が押し寄せハリーとシリウスは絶体絶命のピンチに陥ったのですが・・・(全3項目)

3-1.100人の吸魂鬼
こうしてようやく念願が叶ってハリーのシリウスに対する誤解が払拭されたことでハリーにとっては思ってもみなかった申し入れをシリウスがしてくれたのです。それはシリウスが「一緒に暮らしたい」と言ってくれたのでした。

「えっ?あなたと暮らすの?」
「ダーズリー一家と別れるの?」

ハリーの胸の奥で何かが爆発して思わずハリーは天井から突き出している岩に頭をぶつけたのでした。願ってもない申し出だったからです。ところがそんなハリーの喜びは次の瞬間にはもろくも打ち砕かれてしまったのでした。

雲が切れて一行は月明かりを浴びていました。シリウスは立ちすくんで片手をさっと上げるとハリーとハーマイオニーを制止させました。ルーピンの体は硬直して手足が震え始めていたのでした。何と今夜は満月だったのです。

「どうしましょう?あの薬を今夜飲んでないわ!危険よ!」

このチャンスを逃がすペティグリューではありませんでした。ルーピンが落とした杖に飛びつきロンとクルックシャンクスに何らかの呪文をかけてノックアウトしました。さらに追い打ちをかけるように新たな敵が現れたのです。

少なくとも百体の吸魂鬼が怒涛の如く押し寄せて来ました。ハリーは杖を上げるとハーマイオニーに「何か幸せなことを考えるんだ」と叫んで目の前の霧を振り払おうと激しく目を瞬き必死に頭を振ったのでした。そして・・・

「僕は名付け親と暮らすんだ!ダーズリー一家と別れるんだ!」

杖先から形にならない守護霊が出てハリーは一度は吸魂鬼を止めることができました。しかし一番近くの吸魂鬼がフードを脱ぐと恐怖がハリーの全身を麻痺させ動くことも声を出すこともできません。ハリーの守護霊は・・・

消えました。ハリーは手探りでシリウスを探しその腕に触れました。あいつらにシリウスを連れて行かせてなるものか!しかし吸魂鬼の冷たい手がハリーの首にがっちりと巻きつくと無理やりハリーの顔を仰向けにしたのです。

するとその時ハリーをすっぽりと包み込んでいる霧を貫いて銀色の光が見えるような気がしたのでした。何かが吸魂鬼を追い払っていました。吸魂鬼の息が次第に消えて行ったのでした。吸魂鬼が去って暖かさが戻って来ました。

ハリーとシリウスを救ったのは?

3-2.白銀の牡鹿
気がつくとハリーたち3人は医務室のベッドの上でした。ハリーが起き上がって「校長先生にお目にかかるんです」と言うと、マダム・ポンフリーがシリウスは上の階に閉じ込められていてまもなく吸魂鬼がキスを施すと・・・

それを聞いてハリーもハーマイオニーもベッドから飛び降りたのでした。2人とも必死になって「シリウスは無実です!」とか「ピーター・ペティグリューを見ました!動物もどきだったんです!」などと訴えたのですが・・・

スネイプがシリウスは2人に「錯乱呪文」をかけたということにしたらしく、魔法大臣コーネリウス・ファッジは微かに笑みさえ浮かべて2人の言うことに真剣に耳を傾けようとはしません。するとそこに入って来たのが・・・

ダンブルドアでした。ダンブルドアは「ハリーとハーマイオニーと3人だけで話したい」と言って、マダム・ポンフリーに魔法大臣それとスネイプの3人を病棟から引き上げさせると洪水のように説明をする2人を制止して・・・

今度は君たちのほうが聞く番だ。頼むから自分の言うことを途中で遮らないで欲しいと言ったのです。そしてシリウスの言っていることを証明するものは何1つない。ハリーとハーマイオニー2人の証言だけだと言ったのでした。

スネイプ先生の言い分のほうが君たちの話より説得力があるということを知らなくてはならない。そしてダンブルドアは「必要なのは時間じゃ」と言うとハッと目を丸くするハーマイオニーに視線を移してこうも言ったのでした。

「首尾よく運べば君たちは今夜1つと云わずもっと罪なきものの命を救うことができるじゃろう。ただし2人とも忘れるでないぞ。見られてはならん。ミス・グレンジャー規則は知っておろうな。どんな危険を冒すのか」

「3回引っくり返せばよいじゃろう。幸運を祈る」

ハーマイオニーは長くて細い金の鎖の先に小さな砂時計がついてるものを取り出すと砂時計を3回引っくり返しました。すると病室が溶けるようになくなってハリーは何だかとても速く後ろ向きに飛んでいるような気がしました。

誰もいない玄関ホールにハリーはハーマイオニーと並んで立っていました。ハーマイオニーはハリーを引っ張ると玄関ホールを急いで横切って箒置き場にハリーを押し込むと自分も隠れました。3時間前に戻ったというのです。

これは「逆転時計」といってハーマイオニーは今学期の初日にマクゴナガル先生に貰ったそうです。ハーマイオニーはこれを使って今学期同時に複数の授業を受けていたんだそうです。そしてついさっきダンブルドアが・・・

ダンブルドアが私たちに「何をさせたいのか?」が分らないと言うハーマイオニーにハリーは「ダンブルドアが変えたいと思っている何かがこの時間帯に起こったに違いない」と言ったのでした。そして思いついたのでした。

処刑寸前のヒッポグリフのバックビークを助け出しシリウスが閉じ込められているフリットウィック先生の部屋まで飛んで行ってシリウスはバックビークに乗って逃げる。不安がるハーマイオニーにハリーはこう言ったのでした。

「でも、やってみなきゃ。そうだろう?」

何とかバックビークを助け出すと時間があったので2人は先ごろ百人の吸魂鬼が押し寄せて来た時のことを話しました。そしてハリーは思ったのです。今夜死んだと思っていたピーター・ペティグリューが生きて姿を現わした。

それなら僕の父さんが現れてもいいじゃないか。しかし吸魂鬼の1人がフードを脱いで「今しかない!」というタイミングになってもハリーの父親ジェームズ・ポッターはそこには現れなかったのです。そこでハリーは・・・

「判った。父さんを見たんじゃない。自分自身を見たんだ」

ハリーは茂みの陰から飛び出し杖を取り出すと「エクスペクト!パトローナム!」と叫びました。すると杖先からは目も眩むほどにまぶしい銀色の動物が出て来ました。音もなく疾走して頭を下げ吸魂鬼に向かって行きました。

吸魂鬼を追い払うと守護霊は向きを変えてハリーのほうに緩やかに走りながら近づいて来ました。それは空にかかる満月ほどにまばゆい輝きを放つ銀色の牡鹿でした。ハリーとシリウスを救ったのはハリーの父親ではなく・・・

ハリー自身だったのです。

3-3.帰りのホグワーツ特急にて
こうしてシリウスはハリーとハーマイオニーに助け出されてシリウスはバックビークに乗って逃げて行ったのでした。シリウスは別れ際にハリーに「君は本当にお父さんの子だ」と言って旅立って行ったのでした。そして・・・

帰りのホグワーツ特急では灰色のそれは小さい豆ふくろうがシリウスのハリー宛の手紙を運んで来たのでした。手紙にはバックビークもシリウスも無事隠れている。おそらく吸魂鬼が私を探しているだろうがここにいれば・・・

私を見つけることは到底望めないだろう。もうすぐ何人かのマグルにホグワーツから遠く離れた所で私の姿を目撃させるつもりだ。そうすれば城の警備は解かれることだろう。さらには「あのこと」も書き綴られていたのでした。

クリスマスにファィアボルトを贈ったのはシリウスだということ。プリベット通り4番地を飛び出したその夜にハリーが見たのも実はシリウスだったということ。さらにその手紙にはもう一枚の羊皮紙が同封されていたのです。

「わたくし、シリウス・ブラックはハリー・ポッターの名付け親として、ここに週末のホグズミード行きの許可を与えるものである」

最後にシリウスはこの手紙を運ばせた灰色の豆ふくろうをロンに飼ってもらいたいと綴っていたのでした。それは自分のせいでロンが飼っていたネズミがいなくなってしまったからだそうです。こうしてこの豆ふくろうは・・・

ロンの新しいペットになりピックウィジョンと名付けられたのでした。

最後に
こうして2週間に渡って第3巻「アズカバンの囚人」のシリウスを振り返りましたが、完全にペース配分を間違えてしまいました。終盤で盛り込みたいと思っていたのにできなかったという箇所が相当部分に及んでしまいました。

また巻毎のシリウスについては第4巻「炎のゴブレット」と第5巻「不死鳥の騎士団」のシリウスを時期を見てやりたいと思います。今度やる時にはペース配分を間違えて後悔しないようにやりたいと思っている所です。(汗)
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