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ダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術」の新しい教師を見つけることができなかったため魔法省からアンブリッジがホグワーツに派遣されることになりました。フィルチにとっては「ホグワーツ最高のお方だ」と言わしめるほどの人物だったのですが学期末試験終了と時を同じくして・・・(全3項目)

3-1.アンブリッジが来て
改めて考えてみると全生徒に嫌われているフィルチに全ての教師に嫌われたアンブリッジということで、だから2人は惹かれ合ったのかもしれませんね。アンブリッジがホグワーツに赴任して即座に2人は意気投合したのでした。

学期に入って最初の土曜日ハリーは早朝にシリウス宛ての手紙を出すためふくろう小屋に来て、思いを寄せていたチョウ・チャンとばったり会ってビックリ仰天させられることになったのですが、そこに乱入して来たのが・・・

フィルチがゼイゼイ言いながら入って来ました。痩せて静脈が浮き出た頬のあちらこちらが赤黒い斑になり顎は震え薄い白髪頭を振り乱していてここまで駆けて来たようです。フィルチは垂れ下がった頬を怒りに震わせて・・・

不恰好な歩き方でハリーのほうにやって来ると「お前がクソ爆弾をごっそり注文しようとしていると垂れ込みがあったぞ!」と言うのです。ハリーが腕組みをしてフィルチを見ながら「誰が言ったんだい?」と聞き返すと・・・

フィルチは「こっちにはこっちの伝手があるんだ」と得意気に凄んだ後「さあ何でもいいから送るものをこっちに寄こせ」と言ったのでした。ハリーは「手紙を送るのにぐずぐずしなくて良かった」と思いながら言ったのでした。

「できないよ。もう出してしまったもの」

フィルチの顔は怒りで歪みましたがなおも執拗に「ポケットに入ってないとどうして言える?」と言って来ました。するとチョウが「ハリーが出す所を私が見たわ」と怒ったように言い返したのでした。それを聞いてフィルチは?

一瞬フィルチはチョウを睨みつけチョウもまたフィルチを睨み返したのでした。帰り際フィルチは扉の取っ手に手を掛けて立ち止まり振り返ると「クソ爆弾がプンとでも臭ったら」と捨て台詞を残して立ち去って行ったのでした。

当然情報元は・・・

3-2.校長に就任すると・・・
フィルチは何故アンブリッジの偽情報を鵜呑みにするほどに全幅の信頼を寄せるようになったのか?その理由をハリーが知ったのはダンブルドアがホグワーツを去ってアンブリッジが校長の座に就いた日のことだったのでした。

フレッドとジョージが「一線を越える」と宣言をして姿を消した直後フィルチがハリーに「校長がお前に会いたいとおっしゃる」と言って来ました。アンブリッジの部屋に向かう途中フィルチはどうやら上機嫌のようで・・・

アンブリッジが校長になって状況が変わって来た。私はダンブルドア校長はお前たちに甘すぎるともう何年も言い続けて来た。私が鞭で皮が剥けるほど打ちのめすことができると判っていたら小汚い小童のお前たちだって・・・

「臭い玉」を落としはしなかっただろう。足首を縛り上げられ私の部屋の天井から逆さ吊りにされるなら、廊下で「噛みつきフリスビー」を投げようなんて輩は1人もいなかっただろう。それに加えてフィルチが言うには・・・

アンブリッジ校長は魔法大臣にピーブズ追放令に署名するよう頼んでくれたのだそうです。アンブリッジがホグワーツを取り仕切り「教育令29号」が発令されて体罰が復活すれば、ここも様変わりするとフィルチは言うのです。

ところが!

アンブリッジが杖を掲げて部屋を飛び出して行った後ハリーが大騒ぎの元を見ようと急いで廊下に出ると1階下は破裂した伏魔殿状態でした。フレッドとジョージが巨大な魔法の仕掛け花火のような物を爆発させたようでした。

全身が緑と金色の火花でできたドラゴンが何匹も階段を往ったり来たりしながら火の粉を撒き散らしバンバンと大きな音を立てています。直径1.5メートルもあるショッキングピンクのネズミ花火が空飛ぶ円盤群のように・・・

ビュンビュンと破壊的に飛び回っていました。ロケット花火はキラキラ輝く銀色の星を長々と噴射しながら壁に当たって跳ね返っていました。線香花火は勝手に空中に文字を書いて悪態をついていたのでした。それを見て・・・

フィルチとアンブリッジは恐怖で身動きができないらしく階段の途中で立ちすくんでいました。アンブリッジは金切り声でフィルチに「何とかしないと学校中に広がる」と言いながら花火の1つに失神光線を放ちましたが・・・

ロケット花火は空中で固まるどころか大爆発をして野原の真ん中にいるセンチメンタルな顔の魔女の絵に穴を空けたのでした。魔女は間一髪で逃げ出し隣の絵に避難しました。2人のトランプをしていた魔法使いが急いで・・・

立ち上がると魔女のために場所を空けたのでした。アンブリッジが「やったのはお前!」と言わんばかりにフィルチに「失神させてはダメ!」と怒ったように叫んだので「承知しました。校長先生」と言うとフィルチは・・・

フィルチは出来損ないのスクイブなので花火を失神させることなどできるわけがありません。フィルチは近くの倉庫に飛び込むと箒を引っ張り出して花火を叩き落し始めました。すると次の瞬間には箒の先が燃え出したのでした。

さらには・・・

3-3.フレッドとジョージが去った後も・・・
フィルチは急ぎに急いでいました。それはアンブリッジの部屋に「鞭打ち許可証」を取りに行くためでした。ついにその日が来た。もう何年も前から奴らはそうされるべきだった。フィルチは羊皮紙を1枚引っ張り出すと・・・

それにキスして胸元にしっかり抱き締めてアンブリッジの所に急いで駆け戻ったのでした。そしてアンブリッジに「校長先生書類を持って来ました。それに鞭も準備してあります。今すぐ執行させてください」と言ったのでした。

ところがフレッドとジョージの2人は「どうやら俺たちは学生稼業を卒業しちまったな?」と言った後さらに「俺たちの才能を世の中で試す時が来た!」と高らかに宣言すると呼び寄せ呪文で自分たちの箒を取り戻して・・・

フレッドは「またお会いすることもないでしょう」と言って、ジョージもまた「連絡もくださいますな」と言うとポルターガイストのピーブズに「後は頼むぞ!」と言って箒に跨るとホグワーツを去っていってしまったのでした。

フレッドとジョージはいなくなった後もそう簡単に自分たちのことを忘れないようにして学校を出て行きました。例えば東棟の6階の廊下に広がる沼地を消す方法を残していきませんでした。アンブリッジとフィルチが・・・

色々と試してみましたがいずれも成功しませんでした。ついにその区域に縄が張り巡らされフィルチは怒りにギリギリ歯軋りしながら渡し舟で生徒を教室まで運ぶ仕事をさせられました。さらに2人がいなくなったことで・・・

フレッドとジョージの例に触発されて大勢の生徒が今や空席になった「悪ガキ大将」の座を目指して競い始めたのです。2人がいなくなって学校内は静かになるどころか群雄割拠状態になりフィルチは乗馬用の鞭を片手に・・・

悪ガキたちを捕まえようと血眼で廊下のパトロールをしましたが、何しろ数があまりにも多いので「どこから手をつけていいのか分らない」という有り様でした。さらに追い打ちをかけたのがポルターガイストのピーブズでした。

フレッドの別れの言葉を深く胸に刻んだピーブズは狂ったように高笑いしながら、学校中を飛び回り所狭しと暴れ回りました。アンブリッジにわざわざ手を貸す教職員はフィルチ1人だけでした。つまりは孤軍奮闘だったのです。

挙句の果てにアンブリッジは殺気立ったケンタウルスを野獣呼ばわりして連れ去られてしまい、学期末試験が終了するのと時を同じくしてホグワーツ魔法魔術学校に於ける全てのポストや役職を剥奪されてしまったのでした。

ダンブルドアが校長職に復帰して学校内は元の静かな状態になり平穏を取り戻しました。唯一にして最大の後ろ盾を失ったフィルチはそれでもアンブリッジのことを「ホグワーツ最高のお方だった」と言い続けていたのでした。

今日の最後に
フィルチは長年「ダンブルドア校長は生徒に甘すぎる。鞭打ちや逆さ吊りなどの体罰を復活させるべき!」と何度も訴えていて、さらにはポルターガイストのピーブズを排除しようとしないことにも不満を抱いていたようです。

フィルチがアンブリッジの赴任を喜んだのはフィルチが主張していた体罰の復活と「ピーブズ追放令」に賛同の意を表してくれたからというわけです。しかし皮肉なことにアンブリッジがホグワーツの校長になったことで・・・

むしろ学校の秩序は乱れてしまいました。つまり何でも力で押さえつければいいというものではないということを如実に示していると私はそう思いますね。それからフィルチの両親はきっとスリザリン寮出身だと私は思います。
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