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今週はポルターガイストのピーブズを取り上げています。ピーブズの場合キャラクターの都合上しかたがないのですが、突然ひょっこりと何の脈絡もなく現れることが多いんですよね。そこで本日は私の印象に残るピーブズ登場シーンを拾い出して紹介してみることにしました。(全3項目)

3-1.絶命日パーティにて
そもそもハリーが「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席することになったのは、ハリーがフィルチから罰則を食らいそうになっている時にニックがピーブズをけしかけてそれを免れるようにしたからなんですよね。

信じられないような光景でした。地下牢は何百という真珠のように白い半透明のゴーストで一杯でした。まるで冷凍庫に入り込んだようでハリーたち3人の吐く息が鼻先に霧のように立ち上りました。会場内を見て回ると・・・

ハッフルパフ寮付きのゴースト「太った修道士」やスリザリンの「血みどろ男爵」などハリーが名前を知っているゴーストの姿も見受けられたのでした。するとハーマイオニーが突然「嫌だわ」と言って立ち止まったのでした。

「嘆きのマートル」とは話したくないと言うのです。そのゴーストは3階のトイレに取り憑いていて癇癪を起こしてトイレ中を水浸しにするので、そこは一年中壊れっぱなしだったんだそうです。するとテーブルの下から・・・

スイーッと現れたのがピーブズでした。周囲のゴーストは青白く透明なのにピーブズは正反対で鮮やかなオレンジ色のパーティ用帽子を被り、くるくる回る蝶ネクタイをつけ意地の悪い顔一杯にニヤニヤ笑いを浮かべていました。

ピーブズは目を躍らせながらハーマイオニーに「お前可哀想なマートルにひどいことを言ったなぁ」と言って来ました。今さっきハーマイオニーが「あの子とは話したくない」と言ってるのを聞いていたとピーブズは言うのです。

ピーブズは深く息を吸い込んで吐き出すように「おーい!マートル!」と呼びかけました。ずんぐりした女の子のゴーストがスルスルと近づいて来ました。マートルはこれまでハリーが見た中でも1番陰気臭い顔をしていました。

ハーマイオニーは無理に明るい声で開口一番「お元気?」と言った後「トイレの外でお会いできてうれしいわ」とか「今夜のあなたはとっても素敵だと言っていただけだ」などと言って、その場を取り繕うとしたのですが・・・

マートルは「嘘でしょう」という目つきでハーマイオニーを見て「私のことからかってたんだわ」と言ったのでした。ピーブズはマートルの耳元で「抜かしたよぅ。にきび面ってのを」とひそひそと言いました。すると・・・

マートルは途端に苦しげにしゃくり上げると地下牢から逃げるように出て行ったのでした。ピーブズはカビだらけのピーナツをマートルにぶつけて「にきび面!にきび面!」と叫びながらマートルを追いかけて行ったのでした。

3-2.ハッフルパフ戦の朝に
通常クィディッチの試合は毎年グリフィンドール対スリザリンで幕を開けます。ところがハリー3年生のシーズンはスリザリンのキャプテンのマーカス・フリントが「シーカーの腕の怪我が治っていない」という理由で・・・

グリフィンドールは急遽ハッフルパフと対戦することになりました。その日の朝ハリーは早々と目が覚めました。まだ外は暗くハリーは一瞬風が唸る音で目覚めたのか?と思ったら首の後ろに冷たい風が吹きつけるので・・・

ハリーがガバッと起き上がるとポルターガイストのピーブズがすぐそばに浮かんでいてハリーの耳元に息を吹きつけていたのでした。ハリーは怒ってピーブズに「どうしてそんなことをするんだい?」と言ったのですが・・・

ピーブズは頬を膨らませると勢いよくもう一度息を吹きつけてケタケタと笑いながら、吹いた息の反動で後退をすると部屋から出て行ったのでした。ピーブズがいなくなった後にハリーが手探りで目覚まし時計を見つけて・・・

時間を確かめると四時半でした。ハリーはピーブズを罵りながら寝返りを打ち再び眠ろうとしました。しかし一旦目が覚めてしまうとゴロゴロという雷鳴や城の壁を打つ風の音に「禁じられた森」から木々が軋みあう音が・・・

耳について振り払えません。あと数時間で自分はこの風をついてクィディッチ競技場に出て行くのだ。ハリーはついに眠るのを諦めると起き上がって服を着ました。ニンバス2000を手にしてハリーはそっと寝室を出たのでした。

この場面をピーブズ中心で改めて振り返ってみて私が面白いと思ったのは、ピーブズは同じ寝室の他の寮生を起さないよう配慮していたのでは?ということなんですよね。ピーブズはハリーだけが起きるようにしていたのです。

ピーブズはピーブズなりに「この日のこの天候の中でプレイをするのは大変だ」とハリーのことを思っていたのでは?ないでしょうか。実はハリーのことが心配だった。でもピーブズは他に表現する方法を知らなかったのです。

3-3.ドローレス・アンブリッジの初授業
魔法省から派遣されホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教職に着任したドローレス・アンブリッジの初授業でハリーはいきなり一騒動起こしアンブリッジの手紙を持ってマクゴナガル先生の部屋に行く事になったのです。

マクゴナガル先生宛ての手紙を握り締め廊下を物凄い速さで歩いていると、角を曲がった所でいきなりポルターガイストのピーブズにぶつかったのでした。ピーブズは宙に寝転んでインク壷を手玉に取って遊んでいたのでした。

ピーブズはケッケッと笑いながら「おやポッツン・ポッツリ・ポッター!」と声をかけて来ました。そしてインク壷を2つ取り落としてガチャンと割り、壁にインクを撥ね散らかしてハリーにそれがかかるようにしたのでした。

ハリーはインクがかからないようにして飛び退きながら脅すように唸って「どけ。ピーブズ」と言ったのでした。するとピーブズは意地悪くニヤニヤ笑いながら「オォォゥ!いかれポンチがイライラしてる」と言った後に・・・

ハリーの頭上をヒューヒューと飛びながら従いて来たのでした。そして「今度はどうしたのポッティちゃん?何か声が聞こえたの?何か見えたの?それとも舌がひとりでしゃべったの?」などと突っ込みを入れて来たのでした。

そんなピーブズにハリーは一番近くの階段を駆け下りながら「ほっといてくれ!」と叫びました。ピーブズはハリーの脇について階段の手摺を背中で滑り降りながらハリーの怒りを煽るかのように歌うようにこう言ったのです。

おお大抵みんなは思うんだ。ポッティちゃんは変わってる。
優しい人は思うかも。本当はポッティ泣いている。
だけどピーブズはお見通し。ポッティちゃんは狂ってる。

ハリーはピーブズに「黙れ!」と怒鳴りましたが、左手の扉が開くとマクゴナガル先生が「いったい何を騒いでいるのですか?」と言って来ました。ハリーがマクゴナガル先生の部屋に到着してしまったのでピーブズは・・・

愉快そうに高笑いして消えて行ったのでした。

今日の最後に
ハリーが5年生の時大方の魔法界の人たちはもちろんホグワーツの生徒たちも、さらにはハリーと同じグリフィンドール生でさえ日刊予言者新聞の記事を鵜呑みにしてハリーのことを目立ちたがり屋の変人扱いしていたのです。

しかしピーブズはどうだったんでしょう?私はピーブズは「だけど自分はお見通し。ポッティちゃんは狂ってる」と言いつつも「本当はポッティ泣いている」というのが本音なのでは?と私はそう思いますね。だからこそ・・・

わざわざ声を掛けて来たのです。
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