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誰もが皆「ピーブズは思いつくまま気の向くまま本能の赴くままに悪戯をしている」と思っていました。ところが実はそうではなかったのです。フレッドの別れの言葉を深く胸に刻んて本気になったピーブズは学校内を所狭しとばかりに暴れ回ったのでした。その悪戯の数々は凄まじいものでした。(全3項目)

3-1.シリウス・ブラックの目撃者
グリフィンドール寮付きのゴースト「ほとんど首なしニック」が「いつもの議論です」と言うぐらいですから、ピーブズは学期初日の新入生歓迎パーティだけではなく他の祝宴の時にも「出席したい」と言ってたんでしょうね。

行儀作法も知らず食べ物の皿を見れば投げつけずにはいられないような奴なので、ハロウィンもクリスマス・パーティに参加するのも無理な話というわけです。そのためあの日ピーブズは侵入者を目撃することになったのでした。

グリフィンドール寮の入口を守る「太った婦人(レディ)」が襲われて、ダンブルドアがマクゴナガル先生に「レディを探さなければならん」と言うと甲高いしわがれ声でピーブズが「見つかったらお慰み」と言って来たのでした。

ダンブルドアが「どういうことかね?」と訊くとピーブズはニヤニヤ笑いを少し引っ込めました。さすがのピーブズもダンブルドアをからかう勇気はありません。そのためいつもの甲高い声ではなくねっとりした作り声で・・・

「校長閣下、恥ずかしかったのですよ。見られたくなかったのですよ。あの女はズタズタでしたよ。5階の風景画の中を走ってゆくのを見ました。木にぶつからないようにしながら走ってゆきました。ひどく泣き叫びながらね」

ピーブズはうれしそうにこう言った後に白々しくも「お可哀想に」とも言い添えました。そして引き続きダンブルドアが静かに「レディは誰がやったか話したかね?」と訊くとピーブズは「確かに、校長閣下」と言った後・・・

「そいつはレディが入れてやらないんでひどく怒っていましたねえ」

「あいつは癇癪持ちだねえ。あのシリウス・ブラックは」

3-2.歌うのが大好き?
クィディッチ・ワールドカップの時ウィーズリーおじさんは「大勢集まると見栄をどうしても張りたくなるらしい」と言っていたのですが、ホグワーツ魔法魔術学校の教授陣もどうやらその例に漏れないということのようです。

ハリー4年生の年度には100年以上ぶりにホグワーツで三大魔法学校対抗試合が復活開催されることになって、10月30日にはボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りするということで教職員の皆様方は・・・

城内がことさら念入りに掃除されていることにハリーは気づいたのですが、クリスマス・ダンスパーティ前もホグワーツの関係者各位は引き続きボーバトンとダームストラングの客人をあっと言わせたいとの願いを込めて・・・

クリスマスには城を最高の状態で見せようと決意したようでした。そんな中ピーブズが気に入ったのは城内にある全ての鎧兜に魔法がかけられて、誰かがそばを通るたび「♪神の御子は今宵しも」と歌うことのようだったのです。

中身が空っぽの兜が歌詞を半分しか知らないのに歌を歌うのはなかなかのものでした。ピーブズは鎧に隠れるのが気に入った上に抜けた歌詞に勝手に自分流の合いの手を入れたのですが、それが全部下品な詞だったため・・・

管理人のフィルチは何度も鎧の中からピーブズを引きずり出さなくてはなりませんでした。そういえばピーブズは普段しゃべっている時の口調も何となくテンポがあって歌っているようなので歌うのが好きなのかもしれませんね。

3-3.フレッドの別れの言葉を胸に刻んで
そんなピーブズなんですが先回の記事でも指摘しているように「これ以上やったら追放される」というラインをちゃんと心得ていて、それを守っていたのですがフレッドのお墨付きを貰って思う存分暴れ回ったというわけです。

フレッドの別れの言葉を深く胸に刻んだドタバタの達人ピーブズは狂ったように高笑いしながら、学校中を飛び回ってテーブルを引っくり返してみたり黒板から急に姿を現し銅像や花瓶を倒したりしたのでした。さらには・・・

ミセス・ノリスは二度も甲冑に閉じ込められ悲しそうな泣き声を上げてカンカンに怒ったフィルチに救助されました。他にもピーブズはランプを打ち壊し蝋燭を吹き消し生徒たちの頭上で火の点いた松明でお手玉をしたり・・・

きちんと積み上げられた羊皮紙の山を暖炉めがけて崩してみたり窓から飛ばせたり、さらにはトイレの水道蛇口を全部引き抜いて三階を水浸しにしたり朝食の時に毒蜘蛛のタランチュラを一袋大広間に落としたりしたのでした。

ちょいと一休みしたい時には何時間もアンブリッジにくっついてプカプカと浮かび、アンブリッジが一言文句を言うたびに「ベーッ!」と舌を出したのでした。さらにはフレッドとジョージが脱出をして一週間後のことでした。

ハリーはクリスタルのシャンデリアを外そうと躍起になっているピーブズのそばをマクゴナガル先生が知らん顔で通り過ぎるのを見ました。さらにマクゴナガル先生は口を動かさずに「反対に回せば外れます」と言ったのです。

「敵の敵は味方」というわけです。それに加えてマクゴナガル先生はアンブリッジがホグワーツに於ける全ての役職を剥奪されて学校を去る時に自分の歩行用杖をピーブズに貸してやったのです。それを持ってピーブズは・・・

フレッドに言われたことを実行する最後のチャンスということで、マクゴナガル先生のその歩行杖とチョークを詰め込んだソックスで交互にアンブリッジを殴りつけながら追いかけ回し嬉々として学校から追い出したのでした。

夕食時だったため大勢の生徒が玄関ホールに走り出てアンブリッジがピーブズに追い立てられるのを見物しました。各寮の寮監の先生方も生徒たちを制止していたものの気が入っていませんでした。マクゴナガル先生もまた・・・

数回弱々しく諌めはしましたが教職員テーブルの椅子に深々と座り込み「自分自身でアンブリッジを追いかけて囃し立ててやれないのは残念無念」と言っているのがハッキリと聞こえたのでした。この時のピーブズこそが・・・

一世一代の晴れ舞台だったというわけです。

今日の最後に
私はマクゴナガル先生もまた「何故ダンブルドア校長先生はピーブズを追い出さずに放置しておくのだろう?」と常々そう思っていたと私はそう思いますね。ピーブズが役に立つことなど永遠にないとそう思っていたでしょうね。

でもアンブリッジの件で「役に立つこともたまにはあるのね」ということでピーブズに対する認識を新たにしたんでしょうね。この功績が認められてピーブズはホグワーツに於ける市民権を得たのでは?と私はそう思いますね。
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