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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

脱獄不可能と言われていた魔法界の監獄アズカバンを逃げ出したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているらしいということで、魔法省はハリーのために車を用意してキングズ・クロス駅まで送り届けたのでした。ところが10ヵ月後に戻って来た時にハリーの手に握られていたのは・・・(全3項目)

3-1.魔法省の車で
ハリー13才の誕生日には魔法界に衝撃のニュースが駆け巡ったのでした。何と脱獄不可能と言われていたアズカバンからある1人の魔法使いが逃げ遂せたというのです。しかもその脱獄囚はハリーの命を狙っているというのです。

そのため新学期初日の9月1日にはウィーズリー夫妻にハーマイオニーそれに学校に戻るウィーズリー家の子供たちと一緒に魔法省の車2台でハリーをキングズ・クロス駅まで送って行くことになりました。その日の朝には・・・

「車が来たよ。ハリーおいで」

アーサー氏がこう言って外に出ると旧型の深緑色の車が2台停車していました。その先頭の車までの僅かな距離をアーサー氏はハリーに付き添って歩きました。アーサー氏はハリーが車に乗り込む時も周囲に目を光らせて・・・

雑踏の右から左まで素早く視線を走らせていました。魔法省の車はマグルの運転する車では決して通り抜けられないような細い隙間をすり抜けることができるようで、キングズ・クロス駅に着いた時には20分の余裕がありました。

アーサー氏は車を降りてから駅に入るまでずっとハリーの肘のあたりにぴったりと張り付いていました。そして「我々は大所帯だから2人ずつ行こう」と言って、一番最初にハリーと一緒に9と3/4番線に足を踏み入れたのでした。

アーサー氏はハリーのカートを押してぶらぶら歩きながらちょうど9番線に到着した長距離列車のインターシティ125号に興味津々のようでした。アーサー氏はハリーに意味ありげに目配せすると何気なく柵に寄りかかり・・・

ハリーも真似をしました。次の瞬間アーサー氏とハリーは固い金属の障壁を通り抜け9と3/4番線に入ったのでした。

3-2.ホームでアーサー氏が
メンバー全員がホームに入った所でアーサー氏とハリーが先頭に立ち後尾車両のほうに歩いて行きました。ほとんど誰もいない車両を見つけてトランクを積み込みヘドウィグとクルックシャンクスの籠を荷物棚に乗せると・・・

ハリーたちはウィーズリー夫妻に別れを告げるためにホームに戻ったのでした。おばさんは子供たち全員にキスをして、それからハーマイオニーそしてハリーにもキスした後抱き締めてくれました。何分にも初めての事で・・・

ハリーはどぎまぎしてしまいました。おばさんはハリーを離す時に「無茶しないでね。いいこと?」と言いましたが何故か目が潤んでいたのでした。それから巨大な手提げカバンを取り出してサンドイッチを渡し始めたのでした。

するとアーサー氏が顎で柱のほうを示し「ちょっとこっちへおいで」と言うのです。そして出発する前にハリーにどうしても言っておかなければならないことがあると緊張した声で言ったのでした。アーサー氏の話の内容とは?

前日の夜ウィーズリー夫妻が「漏れ鍋」の食堂で言い争っているのを聞いてたので、ハリーは脱獄犯のシリウス・ブラックが自分の命を狙っているということは既にもう知っていました。怖いだろうねと言うアーサー氏に・・・

ハリーは「怖くありません」と言いました。アーサー氏が信じられないという顔をしたのでハリーは「本当です」と付け加えたのでした。何故ならシリウス・ブラックがヴォルデモートより手強いなんて考えられないと・・・

アーサー氏はハリーが「ヴォルデモート」という呼称を口にしたので思わず怯みましたが聞かなかったフリをして「君はファッジが考えているより肝が据わっている。そのことは私も知っていた」と喜んでくれたのですが・・・

ハリーが城の中に留まっておとなしくしているのはもちろんのことアーサー氏は「私に誓ってくれ」と言うのです。どんなことがあってもハリーが何を聞こうとも決してシリウス・ブラックを探したりしないで欲しいと言うのです。

ハリーは「僕を殺そうとしている人を何で僕のほうから探したりするんですか?」と訊いたのですが、アーサー氏は「ハリーにはそのことを話すな」と魔法大臣コーネリウス・ファッジから言われていたので言いたくても・・・

言えなかったのです。

3-3.シリウスの手紙を持って
ホグワーツ特急に乗ってから受け取ったシリウスの手紙をハリーは何度も何度も繰り返し読み返しました。その手紙は列車がキングズ・クロス駅に到着した時にもハリーの手にしっかりと握られていたのでした。そこで・・・

またサインしなくてはならない書類があるというならと凄むバーノン叔父さんにハリーは「違うよ。これ僕の名付け親からの手紙なんだ」と告げたのです。お前に名付け親なんているわけがないと言うバーノン叔父さんに・・・

ハリーは生き生きと「いるよ」と言った後その人は父さんと母さんの親友だった人なんだ。殺人犯なんだけど魔法使いの牢を脱獄して逃亡してる。ただ僕といつも連絡を取りたいらしい。僕がどうしてるか知りたいらしい・・・

「幸せかどうか確かめたいんだって」と言うとバーノン叔父さんの顔に恐怖の色が浮かんだのを見て、ハリーは笑顔を浮かべながらキングズ・クロス駅の出口に向かったのでした。どうやら今年の夏休みは去年に比べれば・・・

ずっとマシになりそうです。

今日の最後に
初めてキングズ・クロス駅の9と3/4番線に足を踏み入れた時には入り方が分らず途方に暮れていたというのに、3年生の時には脱獄犯がハリーの命を狙っているということでハリーは多くの人を従えて入ったというわけです。

そして学期が終わって再びキングズ・クロス駅の9と3/4番線に戻って来た時には、何とそのハリーの命を狙っていると言われていたシリウス・ブラックの手紙を握り締めてハリーはホームに降り立ったというわけなんですよね。

凄まじいばかりの落差ですよね。(笑)

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