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ハリーは1年生の学期末にも意識不明で気がつくと病室のベッドの上だったという経験をしていますし、2年生の時もクィディッチの開幕戦で負傷入院ということになってしまいました。ところが3年生最初の試合の時にも今度は前年度とは全く違うことでマダム・ポンフリーのご厄介になることになってしまったのです。(全3項目)

3-1.新学期初日にいきなり・・・
3年生の学期初日ホグワーツ特急は吸魂鬼の捜索を受け何故かハリーは気を失ってしまいました。ルーピン先生がふくろう便で知らせたのでハリーは学校に到着した直後にマダム・ポンフリーと顔を会わせることになったのです。

マクゴナガル先生に呼びつけられて先生の事務室に入ると次の瞬間にはマダム・ポンフリーが入って来たのでした。ハリーは顔が熱くなるのを感じました。気絶したことだけでも恥ずかしいのにこんなに大騒ぎされるなんて・・・

「また何か危険なことをしたのでしょう?」と言うマダム・ポンフリーにマクゴナガル先生が「吸魂鬼なのよ」と答えたのでした。2人は暗い表情で目を見交わしたのでした。そしてマダム・ポンフリーは不満そうな声で・・・

「吸魂鬼を学校の周りに放つなんて」

マクゴナガル先生はハリーの脈を取っているマダム・ポンフリーに「この子にはどんな処置が必要ですか?」と言った後さらには「絶対安静ですか?今夜は病棟に泊めたほうがよいのでは?」と矢継ぎ早に訊いていたのでした。

ハリーは「大丈夫です!」と言うと弾けるように立ち上がったのでした。気絶したと聞いただけでもあれほど喜んでいたのに入院させられたと聞いたらドラコ・マルフォイが何と言うか?考えただけでも苦痛だったので・・・

するとマダム・ポンフリーは「少なくともチョコレートは食べさせないと」と言ったのでした。それに対してハリーがルーピン先生がくださってもう食べたと言うとマダム・ポンフリーは満足気に「本当に?」と確認して・・・

それなら治療法を知っている「闇の魔術に対する防衛術」の先生が見つかったということね。それを聞いてマダム・ポンフリーは納得したようでした。マダム・ポンフリーはハリーと一緒にマクゴナガル先生の部屋を出て・・・

ブツブツと何やら独り言を言いながら自分の仕事場の医務室に戻って行ったのでした。

3-2.クィディッチの試合に吸魂鬼が・・・
前年度のクィディッチの初戦でもハリーは屋敷しもべ妖精のドビーの余計なお節介で右腕を骨折させられた上に、頼みもしないのに「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートに骨抜きにされてしまい・・・

2年連続でマダム・ポンフリーのお世話になってしまったのですが、3年生の最初の試合でも再び意識不明の状態で医務室に担ぎ込まれることになったのです。ハリーが気がついた時にはもう既に病棟のベッドの上だったのです。

「地面が柔らかくってラッキーだった」
「絶対死んだと思ったわ」
「それなのにメガネさえ割れなかった」

「こんなに怖いもの、これまで見たことないよ」

ハリーがバチッと目を開けるとグリフィンドール・チームの選手たちが頭の先から足の先端まで泥まみれでベッドの周りに集まっていました。ロンとハーマイオニーも今しがたプールから出て来たような姿でそこにいたのでした。

ハリーがあまりに勢いよく起き上がったので全員が息を呑みました。ハリーが「どうなったの?」と訊くとフレッドが「君、落ちたんだよ」と答えたのでした。何と20メートルも落ちてアリシア・スピネットは震えながら・・・

「みんなあなたが死んだと思ったわ」

10分ほど経った頃にマダム・ポンフリーがやって来てハリーの安静のためにチーム全員に出て行けと命じたのでした。この後ハリーは残ったロンとハーマイオニーから競技場で気を失った後の事の経緯を聞くことになったのです。

マダム・ポンフリーはハリーがその週末一杯病室で安静にしているべきと主張しました。ハリーはそれに抵抗もせず文句も言いませんでした。ただマダム・ポンフリーがニンバス2000の残骸を捨てるのだけは承知しませんでした。

自分の愚かしさが判ってはいました。もうどうにもならないことは知っていました。それでも救いようのない気持ちでした。まるで親友の1人を失ったような辛さでした。そして週明けの月曜日にはハリーは医務室を出て・・・

学校のざわめきの中に戻ったのでした。

3-3.再び吸魂鬼に・・・
こうして1年生の学期末に続いて一度ならずも二度までも意識不明で担ぎ込まれた上に、3年連続で医務室とマダム・ポンフリーのご厄介になることになってしまったハリーだったのですが、その年度の試験終了後にも再び・・・

ハリーが目を開けると誰かがメガネを外したので何もかも全てがぼんやりしていました。部屋の一番端にマダム・ポンフリーが背中を向けてロンが寝ているベッドに屈み込んでいるのが何とか見えました。そして右隣には・・・

右側のベッドにはハーマイオニーが寝ていました。ハーマイオニーももう既に目を開けていてハリーが見ると唇に人差し指を当てた後病室の扉を指差したのでした。ちょうど魔法大臣コーネリウス・ファッジとスネイプが・・・

医務室に入って来ました。マダム・ポンフリーはきびきびと暗い病室を歩き今度はハリーのベッドにやって来ました。マダム・ポンフリーはハリーが見たこともないちょっとした小岩のように巨大なチョコレートを持って・・・

それをハリーのベッド脇の小机に置き小さいハンマーで細かく砕き始めました。ハリーとハーマイオニーが同時に「ロンはどうですか?」と訊くとマダム・ポンフリーは深刻な表情で「死ぬことはありません」と答えたのでした。

マダム・ポンフリーはハリーとハーマイオニーに「私が大丈夫と言うまでここに入院です」と言い渡したのですが、ハリーが上半身を起こしてメガネを掛け杖を取り上げているので「何をしてるんですか?」と訊いたのでした。

ハリーが「校長先生にお目にかかるんです」と言うのでマダム・ポンフリーはおそらくハリーを安心させようとしたんでしょう。シリウス・ブラックは上の階に閉じ込められて吸魂鬼がまもなく「キス」を施すと言うと・・・

ハリーもハーマイオニーも驚いてベッドから飛び降りたのでした。ハリーが興奮する原因を作ったのは「吸魂鬼がシリウス・ブラックにキスを施す」と言ったマダム・ポンフリーなのに、その当の本人が魔法大臣に対して・・・

患者を興奮させてはいけないので出て行ってくださいと言ったのです。すると再び扉が開いて病室に入って来たのはダンブルドアだったのです。せっかくハリーをベッドに押し戻してチョコレートで口を塞いだというのに・・・

マダム・ポンフリーは癇癪を起こして「何てことでしょう!」と言った後ダンブルドアに「病室をいったい何だと思っているんですか?」と言って激怒したのでした。ところがダンブルドアがその場にいた全員に対して・・・

魔法大臣とスネイプとマダム・ポンフリーに「席を外して欲しい」と言って来たのです。マダム・ポンフリーは慌てて「この子たちは治療が必要なんです。休息が必要で」と訴えたのですが、そんなマダム・ポンフリーに・・・

ダンブルドアは「事は急を要する」と言った後さらに「どうしてもじゃ」と言ったのでした。マダム・ポンフリーは口をきっと結んで病棟の端にある自分の事務所に向かって大股に歩くとバタンと扉を閉めて出て行ったのでした。

この後ハリーとハーマイオニーは逆転時計で3時間前に戻り、シリウスにヒッポグリフのバックビークさらには自分自身を含めた多くの命をルーピン先生から教わって習得した「守護霊の呪文」で助けたというわけなんですよね。

今日の最後に
改めてこうしてマダム・ポンフリーのことを振り返ってみると何だかどことなく言うことが的外れというか?ズレているといった感じが見受けられますよね。見舞い客がいたほうが患者の気持ちが紛れて痛みも和らぐのに・・・

休息が必要と言って付き添っている人たちを病室から追い出してしまい、ハリーもロンも「もっといて欲しいのに」と思っているのに「治療に専念させるため」と言ってむしろ辛い目に遭わせてしまったりしているんですよね。

でもその一方で相手がダンブルドア校長だろうが魔法大臣コーネリウス・ファッジだろうが毅然とした態度で「出て行ってください!」と言い切れてしまうのですから自分の職務に対する責任感は相当なものと言えるでしょうね。
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