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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

シリウスに「君を精神的に励ますためにスナッフルズとして付き添いたい!」と言われてハリーは懲戒尋問のことを思い出したのでした。しかし結局シリウスは同行することはできませんでした。ウィーズリーおじさんが出勤するついでに連れて行くということになったのです。そして2人が立ち寄ったのは?(全3項目)

3-1.ずる休みスナックボックス
先回の記事でも取り上げたようにハリーが騎士団本部で最初に迎えた朝の冒頭にしたのは客間のドクシー退治でした。ウィーズリーおばさんが鋭い声でフレッドに「何やってるの?」と言うのでハリーが振り返って見ると・・・

フレッドが親指と人差し指でバタバタ暴れるドクシーを摘んでいたのでした。おばさんがすぐに薬をかけて(バケツに)投げ込むようにと言うとフレッドは「がってん承知」と朗らかに答えてドクシーの顔に薬を噴きかけ・・・

気絶をさせたのでした。ところがおばさんが顔を逸らした途端にフレッドはそのドクシーをポケットに入れてウィンクをしたのです。何故かといえば「ずる休みスナックボックス」にドクシーの毒液を実験したいのだそうです。

ハリーが「ずる休みスナックボックスって何?」と訊くとジョージは母親の背中を油断なく見張りながら「病気にしてくれる菓子もろもろ」と答えたのでした。しかし病気といっても重い病気というわけではないのだそうです。

授業をさぼりたい時にクラスを抜け出すには十分な程度に気分が悪くなる。フレッドとジョージの2人でこの夏ずっと開発していたんだそうです。二色の噛みキャンディで片方を食べて教室を出た後にもう片方を食べると・・・

すると「たちまちあなたは元気一杯。無益な退屈さに奪われるはずの1時間をお好み通りの趣味の活動に従事できるという優れもの」と広告の謳い文句にはそう書くつもりなんだそうです。ただ今は実験台に問題があって・・・

その「実験台」というのは当然他ならぬ開発した当人のフレッドとジョージなんですが解毒剤を飲み込む間がないので2人が交替で飲んでいるんだそうです。ハリーはノズルの調節をするフリをしながらこっそり訊いたのでした。

「それじゃ悪戯専門店は続いてるんだね?」

フレッドはさらに声を落としながらハリーに「まだ店を持つチャンスがないけど」と言った後「だから今の所は通販でやってるんだ」と答えたのでした。先週には日刊予言者新聞に広告を出したそうです。ハリーのお陰で・・・

母親のウィーズリーおばさんはハリーやダンブルドアのことで新聞が嘘八百だからということで日刊予言者新聞を読んでいないのだそうです。そのためおばさんは全然気づいていないんだそうです。こうして2人の商売は・・・

フレッドとジョージの悪戯専門店は夏休み中から着々と進められていたというわけなんですよね。

3-2.国際機密保持法
ハリーが不死鳥の騎士団の本部に入った直後にはハーマイオニーが「未成年魔法使いの妥当な制限に関する法令」の中で生命を脅かされる状況に於いては魔法の使用が許されることになっているとそう言っているんですよね。

「時々ちょっと外に出て何か役に立つことができるなら私も気にしないんだが。ダンブルドアに君の尋問について行くことはできないかと聞いてみた。もちろんスナッフルズとしてだが。君を精神的に励ましたいんだが」

最後にシリウスから「どう思うかね?」と言われたハリーでしたが、シリウスにこう言われるまで尋問のことは忘れていました。尋問のことを思い出してハリーは胃袋が埃っぽい絨毯の下まで沈み込んだような気がしたのでした。

シリウスの言葉で恐怖感が戻って来ました。目の前にいるウィーズリー兄弟妹やハーマイオニーを見てハリーは「みんなが自分を置いてホグワーツに帰ることになったら僕はどんな気持ちがするんだろう?」と思ったのでした。

そんなハリーにシリウスは「心配するな。無罪になるに決まっている。国際機密保持法に自分の命を救うためなら魔法を使ってもよいと間違いなく書いてある」と言ったのでした。そもそもこの国際機密保持法という法律は?

15世紀初頭ヨーロッパでは全域で魔女狩りが勢いを増していました。隣のマグルの家畜の病気を呪文で治してやろうとすることは自分を火あぶりにするための薪を自ら集める行為に等しい。魔法界では非魔法族の人間との・・・

つまりマグルとの関係が急激に疎遠になり「マグルのことはマグルに始末させろ!」の声が高まっていたんだそうです。魔女狩りが熾烈を極めるようになって来ると魔法族は自分と家族を守るために様々な隠遁術を使って・・・

二重の暮らしをするようになりました。そのため17世紀になるとマグルと親しくする魔法使いたちは白い眼で見られるようになって村八分になることさえあったのだそうです。この頃にマグル贔屓の魔法使いの魔法力は・・・

スクイブ程度だという偏見が定着したんだそうです。マグル社会に愛着を示す魔法使いは知性が低くて魔法力が哀れなほどに弱いのでマグルに囲まれている時にしか優越感を感じることが出来ないのだそうです。そして・・・

1689年には国際機密保持法が制定されて魔法族は永久にマグルの前からその姿を消すことになったのです。

3-3.闇祓い本部
結局シリウスはハリーの懲戒尋問に同行することはできませんでした。ウィーズリーおじさんが出勤するついでにハリーを魔法省まで連れて行くということになりました。その日の朝目覚めたハリーが厨房に降りて行くと・・・

ウィーズリーおじさんは魔法使いのローブではなく細嶋のズボンに袖口と腰の締まった古いボマージャケットを着ていました。魔法を使わずに行ったほうがハリーの懲戒処分の理由を考えれば印象がよくなるとのことで・・・

2人は魔法省があるロンドンの中心部まで地下鉄を利用しウィーズリーおじさんも初めて利用するという外来者用の入口から魔法省に入りました。ハリーが杖のチェックを受けた後エレベーターに乗って2階で下りると・・・

ウィーズリーおじさんの職場「マグル製品不正使用取締局」はこの階の一番奥にあるそうです。おじさんがハリーを連れてその前に立ち寄ったのがトンクスにキングズリー・シャックルボルトもいる「闇祓い本部」だったのです。

その中は小部屋で仕切られていてハリーが入口からこっそり盗み見ると、闇祓いたちは部屋の壁にお尋ね者の人相書きや家族の写真や贔屓のクィディッチ・チームのポスターに日刊予言者新聞の切り抜きと色々なものを・・・

貼り付けていました。両足を机に載せて羽根ペンに報告書を口述筆記させている人もいました。そのちょっと先で片目に眼帯をした魔女が間仕切り壁の上から話しかけていたのがキングズリー・シャックルボルトだったのです。

おじさんとハリーが近づくとキングズリーは「おはようウィーズリー」と何気なく挨拶しました。君と話したいと思っていたんだがちょっと時間をいただけますかね?と言うキングズリーに対しておじさんはこう答えたのでした。

「ああ、ほんのちょっとだけなら。かなり急いでるのでね」

おじさんとキングズリーは互いにほとんど知らないような話し方をしました。ハリーがキングズリーに挨拶しようとするとおじさんがハリーの足を踏んで止めさせたのでした。そしてキングズリーの小部屋に入ってみると・・・

ハリーは少しショックを受けました。四方八方からシリウスの顔がハリーを見下ろしていたからです。新聞の切り抜きや古い写真にシリウスがハリーの両親の結婚式で新郎の付き添い役を務めた時の写真も貼ってありました。

唯一シリウス抜きの空間には世界地図があり赤い虫ピンが沢山刺されて宝石のように光っていました。キングズリーは羊皮紙の束をおじさんの手に押し付けながらきびきびと話しかけたのでした。そしてハリーに向かって・・・

特大のウィンクをしながら小声で「雑誌のほうは彼に渡してくれ。面白がるだろう」と言ったのでした。最後におじさんもまた声を落として「7時前にここを出られるかね。モリーがミートボールを作るよ」と言ったのでした。

おじさんはハリーに合図をしてキングズリーの部屋を出るとハリーを自分の職場に案内したのでした。

今日の最後に
ハーマイオニーもシリウスもそして懲戒尋問が行われる日の朝にはルーピンが口にした唯一にして最大の拠り所が「未成年の魔法使いでも命を脅かされる状況に於いては魔法を使うことが許される」ということだったんですよね。

ところがハリーの懲戒尋問は突然開始時間が繰り上げられた上に一番下の階の古い法廷で行われることになり、しかもハリーの目の前に唐突に現れた魔法大臣コーネリウス・ファッジは吸魂鬼の存在そのものを否定したのです。

するとそこに登場したのが・・・

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