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そもそもアンブリッジが魔法省からホグワーツに派遣されて来たのは8月の末に新しい教育令が発布されたからだったのです。学期が始まってからもアンブリッジは自分の思うように事が進まないと、その都度新しい教育令を発布するという策に打って出て来たのでした。しかしその結果・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ高等尋問官
今学期ホグワーツ魔法魔術学校の「闇の魔術に対する防衛術」の教師に何ゆえ魔法省の上級次官ドローレス・アンブリッジが任命されたのか?その理由が学期が始まって1週間経った週明けの日刊予言者新聞に掲載されたのです。

魔法省、教育改革に乗り出す
ドローレス・アンブリッジ、初代高等尋問官に任命

新聞記事によると魔法省は昨夜突然新しい省令を制定しホグワーツ魔法魔術学校に対してこれまでにない強い統制力を持つことにしたそうです。実は魔法学校の改善を図るための新法の制定はこれが初めてではないのだそうです。

最近では8月30日に教育令22号が制定されて校長が空席の教授職に候補者を配することができなかった場合は魔法省が適切な人物を選ぶことになった。だからドローレス・アンブリッジがホグワーツの教師に任命されたのです。

アンブリッジ女史はたちまち成功を収め「闇の魔術に対する防衛術」の授業を全面的に改革すると共にホグワーツの実態を現場から魔法大臣に伝えているそうです。魔法省はこの実態報告の任務を正式なものにするため・・・

教育令23号を制定して今回「ホグワーツ高等尋問官」という新たな職位を設けたんだそうです。これは教育水準の低下が叫ばれるホグワーツの問題と正面から取り組もうとする魔法大臣の計画の新局面とのことなのだそうです。

ここで問題になって来るのがこの「高等尋問官」には同僚の教育者つまり先生方を査察する権利を持ち、教師たちが然るべき基準を満たしているかどうかを確認するそうです。ところがこれはまだまだほんの序の口だったのです。

これを皮切りに次々と新しい教育令が・・・

3-2.教育令
私がここに来たからには生徒はもちろんのこと先生方も勝手な振る舞いは許さない。アンブリッジは生徒も教師も自分の思い通りに取り仕切るため何か事が起こる度に新たな教育令を発布するという策に打って出て来たのです。

実際にはハーマイオニーだったのですが、ハリーが「闇の魔術に対する防衛術」のグループに生徒を集めようとホッグズ・ヘッドで会合を開催していたことを知るとアンブリッジは教育令24号を発布してそれに対抗したのでした。

定例的に3人以上の生徒が集まる組織に団体にチーム並びにグループやクラブなどは一旦解散して高等尋問官つまりアンブリッジに願い出て承認を貰わなければならない。もし承認なきものに属していることが判明すれば・・・

その生徒は退学処分になるというのです。さらにアンブリッジはこの教育令を利用してクィディッチのグリフィンドール・チームの承認を渋るという嫌がらせまでして来ました。そしてその不承認が覆されることになると・・・

これでは高等尋問官は教師より低い権限しか持たないことになる。高等尋問官は生徒の特権を剥奪する権利を持つべきだ。そこでアンブリッジは魔法大臣に教育令25号を発布させて高等尋問官はホグワーツの生徒に関する・・・

全ての処罰に制裁や特権の剥奪に最高の権限を持ち他の教職員が命じたそれらの決定事項を変更することができる。この教育令を受けてアンブリッジはハリーにジョージさらには何もしていないフレッドまでクィディッチを・・・

終身禁止にしてしまったのでした。さらにアンブリッジはクリスマス休暇明けにアズカバンから10人もの死喰い人が集団脱走したという記事が日刊予言者新聞に掲載されると教育令26号を発布してホグワーツの先生方に・・・

自分が給与の支払いを受けて教えている科目に厳密に関係すること以外は一切の情報を生徒に与えることを禁止したのでした。この教育令は生徒の間では散々冗談のネタになりました。フレッドとジョージが教室の後ろで・・・

「爆発スナップ」カードゲームをしていた時リー・ジョーダンはこの新しい規則を文言通り適用すればアンブリッジは2人を叱りつけることはできないと面と向かって指摘しました。それはこういう理由だからだというのです。

「爆発スナップは闇の魔術に対する防衛術とは何の関係もありません!これは先生の担当科目に関係する情報ではありません!」

こう主張したリー・ジョーダンにアンブリッジは罰則を課したのでした。さらにハリーのインタビュー記事が雑誌「ザ・クィブラー」に掲載されるとアンブリッジはハリーに対してホグズミード村行きを禁止したその上に・・・

教育令27号を発布し「ザ・クィブラー」を所持していることが発覚した生徒は退学処分にすると通告しました。ところがアンブリッジが禁止したことで、むしろ生徒全員がこの雑誌を読むという結果になってしまったのでした。

しかしアンブリッジはやり過ぎてしまったのです。学校に於ける権限を自分に集め過ぎてしまったのです。それが極致に達したのはダンブルドアがホグワーツを去って教育令28号が発布されアンブリッジが校長になった時でした。

フレッドとジョージが放った仕掛け花火「ウィーズリーの暴れバンバン花火」が学校中に広がると、先生方は「自分たちにはその権限があるかどうかが分らない」と称してアンブリッジを呼び出し花火の後始末をさせたのです。

そのためアンブリッジは校長職に就任した初日を学校中を駆け回って花火の処理に追われるということになってしまいました。そしてフレッドとジョージが去った後のホグワーツは無政府状態の無法地帯と化してしまったのです。

3-3.必要の部屋
シリウスに魔法省からアンブリッジがホグワーツに派遣されて来たのは自分たちに「闇の魔術に対する防衛術」を学ばせないようにするためだと教えられて、ハーマイオニーはそれならいっそ自習しようと言い出したのです。

そこでホグズミード村の「ホックズ・ヘッド」に総勢28人が集まって数々の経験を積み守護霊を創り出すこともできるハリーが教えるということで話はまとまったのですが、そこで問題になって来たのが練習場所の確保でした。

ある日の夜ハリーは寮の談話室で眠り込んでしまい怪我が治ったヘドウィグを返しに来た屋敷しもべ妖精のドビーに起こされたのでした。自分を自由にして幸せにしてくれたハリーをお助けしたいと言うドビーにハリーは・・・

「場所を探しているんだ。28人が闇の魔術に対する防衛術を練習できる場所で先生方に見つからない所。特にアンブリッジ先生には」

言ってはみたもののハリーはドビーの顔から笑いが消えて両耳がうなだれるだろうと思いました。無理です。あるいは探してはみますが、あまり期待は持たないようにと言うと思いました。ところが意外なことにドビーは・・・

「ドビーめはぴったりな場所を知っております。はい!」

ホグワーツに来た時ドビーは他のしもべ妖精がその場所のことを話しているのを聞いたそうです。仲間内では「あったりなかったり部屋」とか「必要の部屋」として知られているんだそうです。ハリーが好奇心に駆られて・・・

「どうして?」と訊くとドビーは真剣な表情で「何故ならその部屋に入れるのは本当に必要な時だけなのです」と答えたのでした。時にはありますが時にはない部屋で現れる時には求める者の欲しいものが備わっていると・・・

ドビーは使ったことがあるのだそうです。ウィンキーがとっても酔った時にドビーはウィンキーを「必要の部屋」に隠したそうです。するとバタービールの酔い覚まし薬をそこで見つけたそうです。さらにその部屋には・・・

しもべ妖精が眠って酔いを覚ますのにちょうどよいサイズのベッドがあったそうです。求める者の欲しいものが備わっていると聞いてハリーは昨年クリスマス・ダンスパーティの時にダンブルドアが言った言葉を思い出しました。

ハリーが「本当にトイレが必要な時はその部屋はおまるで一杯になる?」と訊くとドビーは「そうだと思います」と答えたのでした。そこでハリーが「部屋がどこにあるのかいつ教えてくれる?」と訊くと何とドビーは・・・

ドビーは「うれしくて堪らない!」といった感じで「今すぐにでも!」と言ってくれたのですが、そこでハリーの脳裏に浮かんだのはハーマイオニーが囁くような「向こう見ず」という声でした。そこでハリーはドビーに・・・

「ドビー今夜は駄目だ。これはとっても大切なことなんだ。しくじりたくない。ちゃんと計画する必要がある」

ハリーはこの場では「必要の部屋」の正確な場所と入り方を教えてもらうだけにすることにしたのでした。こうしてハリーたち28人が「闇の魔術に対する防衛術」を練習する場所がようやく見つかったというわけなんですよね。

今日の最後に
アンブリッジはハリーにジョージさらにはフレッドの3人に対してクィディッチ永久禁止の処分を言い渡した時には「これでグリフィンドール・チームはもう駄目ね」ということで大いに喜んだというわけなんですが・・・

それが巡り巡って自分の身に撥ね返って来たというわけなんですよね。フレッドとジョージがグリフィンドール・チームのメンバーから外されていなければ2人はあそこまで派手に暴れることはできなかったわけですし・・・

そもそも学校を掌握する能力や力量がなかったから教育令を幾つも矢継ぎ早に発布しなければならなかったのです。だからアンブリッジが校長職に就任すると学校は無政府状態の無法地帯と化してしまったというわけなんですよね。
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