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ダンブルドアがホグワーツを去って校長職に就任したアンブリッジは「尋問官親衛隊」なるものを設立して監督生制度を根底から覆す大改革に打って出ました。ところがこの策はむしろかえって学校を大混乱に陥れる元凶になってしまったのです。それはフレッドとジョージが・・・(全3項目)

3-1.聖マンゴ魔法疾患障害病院
イギリス魔法界唯一の病院なんでしょうね?この病院の名前が初めて登場したのはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦でハリーとハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行とマルフォイ一家が貴賓席で遭遇した時でした。

魔法大臣コーネリウス・ファッジの説明によると何でもルシウス氏は最近この病院に対して多額の寄付をしてくれたのだそうで、そこでそのお礼として大臣がマルフォイ一家をワールドカップの貴賓席に招待したんだそうです。

そして次に名前が出て来たのはその直後の学期つまりハリーが4年生の時に「占い学」の授業中に額の傷痕が痛んでシリウスのアドバイスに従いハリーが校長室を訪れた時でした。そこでハリーはダンブルドアの口から・・・

何故ネビルはおばあさんに育てられたのか?の理由を聞かされたのです。ネビルの両親はベラトリックス・レストレンジたち3人に拷問を受けて廃人となりネビルは休暇の時にはおばあさんと一緒に見舞いに行っていると・・・

そんなハリーが初めてこの病院に足を踏み入れることになったのは5年生のクリスマス休暇直前のことでした。アーサー氏が騎士団の任務中にヴォルデモートの蛇に襲われて血まみれの重傷となりこの病院に担ぎ込まれたのです。

建物の中に入ると「案内係」と書かれたデスクがありハリーとウィーズリー一家一行はおばさんに「こっちよ!」と呼ばれて列に並びました。壁一面に様々な掲示やポスターが貼られていてハリーが「病院案内」を読むと・・・

1階「物品性事故」大鍋爆発、杖逆噴射、箒衝突など
2階「生物性障害」噛み傷、刺し傷、火傷、とげ埋め込みなど
3階「魔(バ)クテリア性疾患」感染症、消滅症、巻き黴など
4階「薬剤・植物性中毒」湿疹、嘔吐、抑制不能クスクス笑いなど
5階「呪文性損傷」解除不能性呪い、呪詛、不適正使用呪文など
6階「外来者喫茶室・売店」

おばさんが「夫のアーサー・ウィーズリーが今朝別の病棟に移ったと思うんですけどどこでしょうか?」と訊くと案内係の魔女は長いリストに指を走らせながら「2階のダイ・ルウェリン病棟」と答えました。おばさんは・・・

案内魔女にお礼を言うと「さあみんないらっしゃい」と言って一行は階段を上がりアーサー氏のいる病棟に向かったのでした。アーサー氏のいた病室は小さくて患者は3人しかいません。ハリーはアーサー氏の様子を見て・・・

ほっとしたのでした。アーサー氏は枕を幾つか重ねてもたれ掛かり日刊予言者新聞を読んでいたからです。

3-2.尋問官親衛隊
そのアーサー氏はクリスマス休暇最終日に退院をしてハリーたち在校生が学校に戻る時には見送ってくれたのでした。スネイプの課外授業という新たな重荷を背負うことになったハリーだったのですが学校に帰ってみると・・・

マリエッタ・エッジコムの密告でついにダンブルドア軍団のことをアンブリッジに知られてしまい退学の瀬戸際に立たされたハリーだったのですが、退学を免れるのと引き換えにダンブルドアがホグワーツを去ることに・・・

代わって校長の座に就いたのはアンブリッジでした。ところがアンブリッジが城内や校庭でダンブルドアを探した後に戻って来ると校長室は独りでに封鎖をしてアンブリッジを締め出したんだそうです。ハリーたち3人が・・・

「薬草学」の授業終了後アーニー・マクミランからその話を聞いて玄関ホールに続く石段を上がりながら、ハーマイオニーがアンブリッジの悪口を言っているとドラコ・マルフォイがクラッブとゴイルを従えて現れたのでした。

「おーや君、本気で最後まで言うつもりかい?グレンジャー?」

マルフォイがグリフィンドールとハッフルパフから少し減点しないといけないと言うのでハッフルパフの監督生のアーニー・マクミランは即座に「監督生同士は減点できないぞ」とマルフォイに抗議しました。ところが・・・

マルフォイはせせら笑いながら監督生なら互いに減点できないのは知ってるよと答えた後に監督生バッジの下に留めた「I」の文字が入った小さな銀バッジを指差しながら「尋問官親衛隊」なら減点する力を持っていると・・・

アーニー・マクミランは「そんなこと馬鹿げてる。監督生制度が完全に覆されてしまうじゃないか」と愕然とした顔で言いました。しかしまさにその監督生制度を根底から覆すことをアンブリッジは実行に移してしまったのです。

翌日の夜にはもうグリフィンドールの点は「ほぼゼロ」になっていました。しかし尋問官親衛隊の栄光の日々は長くは続かなかったのです。

3-3.ウィーズリーの暴れバンバン花火
「気がついたか?」という声がしたかと思うと各寮の得点を示す砂時計の前でハリーたち3人にアーニー・マクミランとフレッドにジョージの6人が一緒になったのでした。ジョージがモンタギューの奴が俺たちからも・・・

「減点しようとしやがった」と言うのでロンがしようとしたってどういうこと?と訊くと、フレッドがモンタギューを「姿をくらます飾り棚」に頭から突っ込んでやったので最後まで言い終わらなかったのさと答えたのでした。

それを聞いてハーマイオニーは「とんでもないことになるわ!」とショックを隠せない様子で言ったのですが、さらにフレッドとジョージは「ちょっとした大混乱こそ親愛なる新校長にふさわしい」と一線を越えることを・・・

宣言したのでした。それはハリーがフィルチに呼ばれてアンブリッジの部屋にいる時に起こりました。ドーンという音と共に部屋の床が揺れるとアンブリッジは横滑りして机にしがみつき「一体これは?」と口走ったのでした。

数階下からは走り回る音や悲鳴が聞こえて来ました。アンブリッジはハリーに「昼食に戻りなさい」と言うと杖を取り出して部屋から飛び出して行きました。ハリーも一呼吸置いてから騒ぎの元を見ようと外に出たのでした。

騒ぎの原因は難なく見つかりました。一階下は破裂した伏魔殿状態でした。全身が緑と金色の火花でできたドラゴンが何匹も階段を往ったり来たりしながら火の粉を撒き散らしバンバン大きな音を立てていました。さらに・・・

ショッキングピンクのネズミ花火にキラキラ輝く銀色の星を長々と噴射するロケット花火に空中に文字を描いて悪態をつく線香花火にハリーの目の届くあらゆる所に爆竹が地雷のように爆発していたのでした。それを見て・・・

フィルチとアンブリッジは恐怖で身動きができないらしく階段の途中で立ちすくんでいました。すると大きめのネズミ花火が2人に向かって来たかと思うと背後の窓から飛び出して行ったのでアンブリッジはそれを見て・・・

「何とかしないと学校中に広がるわ」

アンブリッジはフィルチにこう言うとロケット花火の1つに失神光線を放ったのでした。ところが花火は空中で固まらないばかりか大爆発して傍らにある魔女の絵に穴を空けたのでした。魔女は間一髪で隣の絵に逃げ込みました。

その日の午後フレッドとジョージの「ウィーズリーの暴れバンバン花火」は学校中に広がり、アンブリッジ新校長は就任初日を花火の後始末に追われることになったのでした。しかしフレッドとジョージの2人にとっては・・・

これはほんの序の口の挨拶程度だったのです。

今日の最後に
ハリーのインタビュー記事が載った雑誌「ザ・クィブラー」の所持を禁止した時もそうだったのですが、アンブリッジが学校中を駆け回ってこの雑誌を没収しようとした時にも生徒たちは誰もが皆そんなことは百も承知で・・・

様々な対策を施して隠してしまったのでアンブリッジはついに1冊も見つけられなかったというわけです。当然フレッドとジョージもアンブリッジが花火に対して「どんな呪文を使うのか?」は想定して作っていたので・・・

アンブリッジの過ちは二度繰り返されたというわけです。
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