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イースター休暇明けの月曜日ハリーは進路指導面談のためマクゴナガル先生の部屋に行きました。ところがそれと平行してフレッドとジョージが「ハリーとシリウスが軽く話ができるように」と計画された陽動作戦も進められていたのです。2人が東塔の6階の廊下で仕掛けた悪戯とは?(全3項目)

3-1.進路指導
実は学期の始めにはロンがふくろう試験というのは「どんな仕事に応募するのか?」などに色々影響するのでとても大事で、今学期の後半には進路指導もあるとビルから聞いたんだそうです。そしてその日がやって来たのでした。

ハリーは数分遅れでマクゴナガル先生の部屋に到着し息を切らして扉を閉めながら「すみません」と謝ったのでした。先生は「構いません」と言ってくれたのですがそこにはもう1人先生がいたのでした。部屋の隅にいたのは?

膝にクリップボードを載せたアンブリッジが気持ちの悪い薄ら笑いを浮かべて座っていました。マクゴナガル先生は冷静さを装うように素っ気なくハリーに「お掛けなさい」と言いましたが、机の上の資料を整理する手が・・・

僅かに震えていたのでした。ハリーはアンブリッジに背を向けて腰掛けクリップボードに羽根ペンで書く音に極力気を取られないようにしようと努力したのでした。ハリーが卒業後の進路として「闇祓い」を口にすると・・・

マクゴナガル先生は「それには最優秀の成績が必要です」と言うと小さな黒い小冊子を取り出して開きました。「NEWT(いもり)」では最低でも5科目パスすることが要求され「E・期待以上」より下では受け入れられないそうです。

さらに闇祓い本部で一連の厳しい性格・適正テストがあって狭き門なのだそうです。最高の者しか採らないので事実この3年間は1人も採用されていないそうです。どの科目を取るべきか知りたいでしょうと先生が言うので・・・

ハリーは「はい」と答えた後「闇の魔術に対する防衛術」なんかですね?と訊くと、マクゴナガル先生は「当然です」と言った後さらに「変身術」と「魔法薬学」の2つの科目を勧めたのでした。何故かと言うと闇祓いは・・・

仕事上変身したり元に戻ったりする必要がある。さらに闇祓いにとって毒薬と解毒剤を学ぶのは不可欠なのだそうです。マクゴナガル先生はふくろう試験で「E・期待以上」を取った者でなければ入れさせないそうなので・・・

ハリーは今の平均は「A・可」なので「変身術」を継続させたいと思うのなら試験までに相当がんばる必要があるのだそうです。さらにスネイプ先生はふくろう試験で「O・優」を取った者以外には絶対に教えないんだそうです。

そこにハリーが「闇祓いになれるわけがない!」とアンブリッジが割り込んで来ました。毎晩手ずから教えてでもハリーが闇祓いになれるよう援助すると言うマクゴナガル先生にアンブリッジは怒りで声を上ずらせながら・・・

魔法大臣は絶対にハリーを採用しませんと反論するとマクゴナガル先生はハリーに準備ができる頃には新しい魔法大臣になっているかもしれません!と応えたのでした。そんなマクゴナガル先生に対してアンブリッジは・・・

アルバス・ダンブルドアがコーネリウス・ファッジに取って代わることがお望みなのねと言い放ちましたが、マクゴナガル先生は「何を戯言を」とアンブリッジを見事に蔑んだ後ハリーにこう言い渡したというわけなんですよね。

「これで進路指導は終わりです」

3-2.携帯沼地
そもそも何でハリーはマクゴナガル先生の進路指導面談に遅刻したのか?それはその日の授業終了後フレッドとジョージがハリーとシリウスが軽く話せるようにアンブリッジを部屋から引き離す悪戯を仕掛けると言ったからです。

どうやってシリウスと話すの?と訊くハーマイオニーにハリーはアンブリッジの部屋と答えたのでした。アンブリッジが校長に就任したその日にハリーを部屋に呼びつけて自分の暖炉だけは見張られていないと言ったからです。

その当日ハーマイオニーはハリーにその計画を辞めるよう忠告攻めにして来たのでした。アンブリッジの部屋で捕まったりなどしたら退学処分だけじゃ済まない。今度こそ真実薬を飲まされて全てを白状させられることになる。

昼食の時ハリーはわざとネビルとシェーマスの間に座りハーマイオニーがガミガミ言えないようにしました。そんなこんなで気分は最悪だったのでハリーはロンに言われるまで進路指導面談のことをすっかり忘れていたのです。

ロンに「どうして行かないのか?」と言われてハリーは飛ぶように階段を駆け戻り息せき切ってマクゴナガル先生の部屋に到着した時には数分程度遅れていただけでした。最後の授業の時もハーマイオニーの説得は続きました。

しかしハリーの脳裏にはシリウスの「君は私が考えていたほど父親似じゃないな」という言葉が浮かんでいました。それに自分のためにフレッドとジョージがアンブリッジを部屋から引き離すための陽動作戦は始まっていたのです。

そして・・・

ハリーがアンブリッジの部屋を出てフィルチを追って玄関ホールに降りて行くと殊更に満足気な表情を浮かべていたのが尋問官親衛隊の面々でした。フレッドとジョージはホールの中央で追い詰められたという顔をしていました。

アンブリッジは勝ち誇ったように2人に「あなたたちは学校の廊下を沼地に変えたら面白いと思っているわけね?」と訊いたのでした。するとフレッドが全く恐れる様子もなく「相当面白いね」と答えたのでした。そして・・・

今すぐこの場で「鞭打ちの刑」を執行させてくだいと喜び勇んで言うフィルチにアンブリッジは「いいでしょう」と言うと、2人に私の学校で悪事を働けばどういう目に遭うかを思い知らせてやりましょうと言い渡したのでした。

するとそれに対してフレッドは「ところがどっこい思い知らないね」と言ったのでした。2人は俺たちは学生稼業を卒業しちまったなと言うと「呼び寄せ呪文」で没収された自分たちの箒を取り戻し飛び立って行ったのでした。

フレッドとジョージの自由への逃走の余波はその後も続きました。まず第1には東塔の6階の廊下に広がる沼地を消す方法を残していかなかったのです。アンブリッジとフィルチが色々な方法で取り除こうとしていましたが・・・

いずれも成功しませんでした。そしてついにその区域に縄が張り巡らされフィルチは怒りで歯軋りしながら生徒を渡し舟で教室に運ぶ仕事をさせられました。さらに悪戯大将の2人がいなくなったため群雄割拠状態になり・・・

フィルチは乗馬用の鞭を手に悪ガキを捕まえようと血眼で廊下のパトロールをしましたが、数が多いので「どこから手をつけていいのか分らない」という有り様でした。尋問官親衛隊もフィルチを助けようとしましたが・・・

隊員に次々と変なことが起こったのでした。クィディッチのスリザリン・チームのワリントンは「ひどい皮膚病らしい」と医務室にやって来ましたが、コーンフレークをまぶしたような肌になっていたのでした。さらには・・・

パンジー・パーキンソンは鹿の角が生えて来て翌日の授業を全部休む羽目になりました。パンジー・パーキンソンは天敵だったのでハーマイオニーは大喜びしたのでした。こうして尋問官親衛隊には続々と災難が降り注ぎ・・・

アンブリッジが校長職に就任したホグワーツ魔法魔術学校は混乱を極めたというわけなんですよね。

3-3.神秘部
ハリーは夏休み中からその夢を見ていました。長い廊下があってその先はいつも行き止まりで鍵の掛かった扉がある。当初ハリーは目覚めている時の閉塞感と関係があるのだろうと思っていました。ところがその廊下と扉が!

クリスマス休暇明けからダンブルドアの勧めで始まったスネイプによる閉心術を習得するための最初の課外授業の時にハリーは初めてその廊下と扉が現実に存在しているということに気づいたのでした。それはハリーが・・・

これも夏休み中の8月12日に魔法省で行われた懲戒尋問の際に突然その場所が地下の10号法廷に変更されて、ハリーがウィーズリーおじさんと一緒に降りて行った時にハリーが歩いた廊下であり見た扉だったというわけです。

ハリーが不死鳥の騎士団の本部に入った最初の夜にシリウスが言いかけてウィーズリーおばさんに遮られた「武器」というのは一体どこにあるのか?それはウィーズリーおじさんが蛇に襲われた時に護っていたその場所が・・・

ハリーが夢で何度も見た「その扉」だったため「ヴォルデモートが探しているその武器というのは魔法省の神秘部にあるに違いない」とハリーは考えたのでした。ところがふくろう試験の最終日「魔法史」の試験の最中に・・・

ハリーは居眠りをして夢の中でヴォルデモートがシリウスを捕らえて魔法省の神秘部に連れて行き「その武器」をシリウスに取らせようとしている光景を見たのでした。シリウスの窮地を気づいているのは自分1人しかいない!

ところが一刻も早くシリウスを助けに行かなければと言うハリーにハーマイオニーが強く反発しました。シリウスもヴォルデモートも世界一のお尋ね者なのよ。今は夕方の5時だというのに2人がどうして誰にも見られずに・・・

闇祓いも沢山いる建物にどうやって入れたというの?シリウスはグリモールド・プレイス12番地にいるのにどうやって捕まえたというの?とハーマイオニーは言うのです。そこで再びアンブリッジの部屋の暖炉を使って・・・

ヴォルデモートは窮地に追い込まれている人を見れば助けずにはいられなくなるというハリーの性格をよく知っている。だからヴォルデモートはそれを利用してハリーを魔法省の神秘部に誘き出そうとしているのではないか?

ところがグリモールド・プレイス12番地にシリウスの姿はなくクリーチャーが上機嫌で「ご主人様は神秘部から戻って来ない!クリーチャーはまた奥様と2人きりです!」と言われた所でハリーはアンブリッジに捕まって・・・

ハーマイオニーの大芝居でアンブリッジを城の外に連れ出しケンタウルスに連れて行かせて、ロンにジニーそれにルーナとネビルも加わり6人はセストラルに乗ってシリウスを助けに魔法省の神秘部に駆けつけたのですが・・・

やはりヴォルデモートの仕掛けた罠だったのです。しかしヴォルデモートが欲しがっていた予言を封印したガラス球は奪い合いの混乱の最中に破壊されてしまい、ヴォルデモートは予言の全容を知る事はできなかったのでした。

ヴォルデモートは魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多数の魔法省の職員にその姿を目撃されて復活していたことが明らかになってしまったのでした。しかしハリーはそれと引き換えに名付け親のシリウスを失ったのです。

最後に
マクゴナガル先生はハリーとの進路指導面談の時アンブリッジにハリーに闇祓いになる準備ができている頃には新しい魔法大臣になっているかもしれませんと言っていますが、この発言はハリーがヴォルデモートの復活を・・・

報告した直後にダンブルドアがコーネリウス・ファッジに大臣職に留まろうが去ろうか、自分が今言った措置を取れば「最も勇敢で偉大な大臣として名を残すであろう」と言った言葉を聞くに及んでマクゴナガル先生は・・・

ヴォルデモートが復活してしまった以上コーネリウス・ファッジは長く魔法大臣の座に留まれないと思ったんじゃないかな?と私はそう思いますね。そしてマクゴナガル先生の予言通りになってコーネリウス・ファッジは・・・

その学期末に魔法大臣の座から滑り落ちたのです。
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