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狂暴な巨人を躾けようとしたりハグリッドの友人だと判っているのにハリーとロンに襲いかかって来る巨大蜘蛛のアクロマンチュラを卵から孵して育てたりとハグリッドの一連の行動はハリーたち3人にさえ理解できないことばかりだったのでした。しかしそれが最後の最後に実を結んで・・・(全3項目)

3-1.改めて「セストラル」について
当サイトではかなり以前にハリー5年生の夏休み期間中の8月12日に行われた懲戒尋問に証人として出廷したフィッグばあさんはダンブルドアがセストラルに乗ってホグワーツからリトル・ウィンジングまで迎えに行って・・・

折り返しロンドンの魔法省に入った。だからダンブルドアはフィッグばあさんを「一緒に連れて来ておる」と言ったんだと主張しました。フィッグばあさんはスクイブの魔女なので「姿現わし」も箒に乗ることもできないのです。

ところがその後第7巻「死の秘宝」の第3章でディーダラス・ディグルがダーズリー一家を安全な場所に移動させる際に「姿くらまし」をすると言っているんですよね。つまりマグルでも可能なのだからスクイブの魔女の・・・

フィッグばあさんも当然できるということになる。したがってダンブルドアは「付き添い姿くらまし」を使ってフィッグばあさんをロンドンの魔法省まで連れて来たのではないか?という意見をコメントでいただいたんですよね。

しかしさらにその後「付き添い姿くらまし」はハリー5年生の学期末にヴォルデモートの復活が明らかになった事を受けて魔法省が緊急的措置として法律を改正し「使ってもよい」ということにした。そのためそれ以前は・・・

「付き添い姿くらまし」は法律で使うことが禁止又は許されていなかった。そのためクィディッチ・ワールドカップの決勝戦の観戦に行く時にはウィーズリーおじさんもエイモス・ディゴリー氏も使っていない。だから・・・

結局ダンブルドアはハリーの懲戒尋問の時にはフィッグばあさんをやはりセストラルを使って送迎していたようですね。(笑)

3-2.7人のハリー・ポッター作戦でも
試験終了後ハリーたち3人にネビルにジニーにルーナの計6人がロンドンの魔法省に行く際にセストラルを使ったわけですが、次の学期初日ハリーはホグワーツ特急内でドラコ・マルフォイに「金縛りの呪文」をかけられて・・・

馬車に乗り損ねてしまいホグズミード駅から学校まで歩いて行ったのでセストラルの出番はありませんでした。さらに学期の最終日もいつものように馬車に乗ってホグズミード駅まで行く光景は省略されてしまったため・・・

結局ハリー6年生の時つまり第6巻「謎のプリンス」ではセストラルは一切登場しませんでした。セストラルが物語の表舞台に登場して活躍するのはこのハリー5年生の学期末の1回限りという可能性も私は考えたのですが・・・

死喰い人の1人ヤックスリーが魔法法執行部の部長で後に魔法大臣になるパイアス・シックネスに対し「服従の呪文」をかけて、プリベット通り4番地を「煙突飛行ネットワーク」と結ぶことも「移動キー」を置くことも・・・

「姿現わし」で出入りする事も禁止してしまい違反をすれば監獄行きとなるようにしてしまったのでした。表向きの理由はハリーを保護しヴォルデモートが手出しをできないようにするためなのだそうですが本当の狙いは・・・

ハリーをプリベット通りから無事には出さないようにするためだったのです。さらにハリーはまだ未成年で本人又は周囲の人間が魔法を使うと魔法省に探知されシックネス並びに死喰い人にもそれが伝わってしまうため・・・

残された数少ない輸送手段を使う。それが呪文をかけなくてもいいハグリッドのオートバイに箒それとセストラルだったのです。ハリーはかつてはシリウスの持ち物だったハグリッドのオートバイに乗ることになったのでした。

作戦は駆けつけた13人の内の6人がポリジュース薬でハリーの姿になり、7組に分かれて騎士団員又は騎士団と何らかの関係がある家12軒に可能な限りの保護呪文をかけて個々に向かうというものでした。セストラルを使うのは?

フラーが箒は好きではないということで夫のビルがフラーを連れてセストラルに乗って行くと申し出ました。もう1組はキングズリー・シャックルボルトとこれも箒には自信がないハーマイオニーが使うことになったのでした。

こうして14人は出発しましたがヴォルデモートと死喰い人は騎士団が事前に流した偽情報に騙されませんでした。ハリーたちは上空で死喰い人の集団に取り囲まれてハリーとハグリッドは何とか無事目的地に到着したのでした。

しかしマッド・アイ・ムーディは帰らぬ人となってしまいました。

3-3.ホグワーツの戦いでは
恐怖の悲鳴が空気を引き裂き戦っていた死喰い人もホグワーツの防衛隊も双方がバラバラになったのでした。それは玄関の重い木の扉がパッと開いてアラゴグの子孫の巨大蜘蛛の群れが玄関ホールに雪崩れ込んで来たからです。

悲鳴の渦の中でロンはハリーとハーマイオニーに「どうやって外に出る?」と叫びましたが、2人が返事をするそれより前に3人とも突き飛ばされてしまいました。ハグリッドが嵐のごとく階段を駆け下りて行ったからでした。

「こいつらを傷つけねえでくれ!傷つけねえでくれ!」

それがアラゴグの子孫の蜘蛛たちだったためハグリッドは無我夢中で叫んでいました。ハリーはハグリッドの身の危険を察知してマントから飛び出すと「ハグリッド、やめろ」と言った後さらに飛び交う呪いを避けながら・・・

「ハグリッド、戻るんだ!」

しかしまだ半分も追いつかない内にハリーの目の前で事は起きてしまいました。ハグリッドの姿が巨大蜘蛛の群れの中に消えて行ったのです。アラゴグの子孫の巨大蜘蛛の群れはハグリッドを飲み込んだまま退却して行きました。

それでもハグリッドは生き残ったのです。ハリーがそれを知ったのはハリーがヴォルデモートから二度目の「死の呪文」を撃たれるその時でした。ハグリッドはヴォルデモートに命じられてハリーの遺体を運ばされたのでした。

そしてヴォルデモートがネビルの頭に被せた組分け帽子に火を点けると一気に周囲が動き始めたのでした。ハグリッドが巨人の居住地から連れて帰って来た異父兄弟のグロウプが「ハガー!」と叫んで戦いに参戦して来ました。

グロウプの叫びに応えてヴォルデモート側の巨人たちが吼えて、大地を揺るがしながらグロウプ目がけて雄象のように突っ込んで行ったのでした。2人の巨人に小柄なグロウプでは到底勝ち目などあるはずがないのですが・・・

ハグリッドが親身になって一生懸命面倒を見て来たセストラルとヒッポグリフのバックビークがグロウプの援軍に駆けつけてくれたのでした。それらの魔法動物たちが巨人唯一の弱点の目玉を引っ掻く一方でグロウプは・・・

相手の巨人をめちゃくちゃに殴りつけていました。ホグワーツの防衛隊も死喰い人も双方が巨人に踏み潰されないようにと城内に逃げ込んで行きました。こうして最後の戦いは大広間に持ち込まれて戦いを締め括ったのは・・・

ヴォルデモートに勝利したハリーだったというわけです。

最後に
ダンブルドアがハグリッドとマダム・マクシームに巨人の居住地に行ってもらったのは当然ハグリッドにグロウプを連れて帰らせるためで最初から巨人をこちら側の味方に引き入れようなんて全く考えていなかったんですよね。

ヒッポグリフのバックビークも最後の戦いでグロウプの援軍になってもらうためにホグワーツに戻したというわけです。ハリーもまたバックビークがハグリッドのことをとても慕っているということを知り抜いていたので・・・

そのままハグリッドと一緒にいてもいいと即座に返事をしたのです。そしてそれがこうして最後に実を結ぶということになったというわけなんですよね。
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