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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

今年の5月からずっと以前は簡単にした主要登場人物の初登場シーンを改めて詳しく振り返っています。先回の時にうっかり飛ばしてしまったので今回の冒頭ではまずスプラウト先生をやって、その後第3巻「アズカバンの囚人」のほうに入って行きたいと思います。(全3項目)

3-1.ポモーナ・スプラウト先生
スプラウト先生が担当する「薬草学」の授業をハリーはハッフルパフ寮の生徒と合同で受けていました。しかし第1巻「賢者の石」ではそのシーンが一度もなかったので、それが明らかになったのは第2巻「秘密の部屋」でした。

スプラウト先生が「今日は3号温室へ!」と言うので生徒たちの間から興味津々の囁き声が流れました。これまで1号温室でしか授業がなかった。3号温室にはもっと不思議で危険な植物が植えられているからに違いないからです。

スプラウト先生はロックハートに呼び止められたハリーが入るのを待って今日植え替えをするマンドレイクの説明を始めました。先生が「特徴が判る人は?」と問いかけると毎度お馴染みといった感じでハーマイオニーが・・・

「マンドレイク、別名マンドラゴラは強力な回復薬です」

さらにハーマイオニーが続けて「姿形を変えられたり呪いをかけられたりした人を元の姿に戻すのに使われます」と答えるとスプラウト先生は「大変よろしい」と言ってグリフィンドールに10点のボーナス点を与えたのでした。

先生の説明によるとマンドレイクは大抵の解毒剤の主成分になるんだそうです。しかしその一方で危険な面もある。ここで再びスプラウト先生が「その理由が言える人は?」と問いかけると答えたのはやはりハーマイオニーでした。

「マンドレイクの泣き声はそれを聞いた者にとって命取りになります」

先生が指差す紫がかった緑色の小さなふさふさした植物を見ても、ハリーはハーマイオニーの言う泣き声が何なのかが分りませんでした。それが判ったのはその場にいた全員が耳当てをしてスプラウト先生が鉢を手に取り・・・

ぐいっと引き抜いた時でした。土の中から出て来たのは植物の根ではなく小さな泥んこのひどく醜い男の赤ん坊でした。肌はまだらな薄緑色で葉っぱはその頭から生えていました。赤ん坊は声を限りに泣き喚いているようでした。

スプラウト先生はテーブルの下から大きな鉢を取り出してマンドレイクをその中に突っ込むと、上のふさふさした葉っぱだけが見えるように黒い湿った堆肥で赤ん坊を埋め込みました。そして今度はその作業を生徒たちが・・・

する事になったのですがスプラウト先生がした時には随分簡単そうに見えましたが実際にはそうはいきませんでした。マンドレイクは土の中から出るのを嫌がり一旦外に出ると今度は元に戻るのを嫌がるという有様だったのです。

もがいたり蹴ったり尖った小さな拳を振り回したりギリギリ歯軋りをしたりとハリーは特に丸々太ったのを鉢に押し込むのに10分以上もかかってしまいました。授業が終わる頃にはハリーだけでなく植え替えをした全員が・・・

汗まみれの泥だらけで体のあちこちが痛んだのでした。

3-2.マージョリー・ダーズリー
ロンとハーマイオニーそれにハグリッドからプレゼントが届いて13才になって物心ついてからは初めて誕生日がうれしいと思ったハリーだったのですが、翌朝トーストを食べている時にハリーは突然現実に引き戻されたのでした。

「マ、マージ叔母さんがここに来る?」

マージ叔母さんはバーノン叔父さんの妹でした。マージ叔母さんは田舎にある大きな庭付きの家に住んでブルドックのブリーダーをしていました。大切な犬を放っておくわけにはいかないということでプリベット通りには・・・

そんなに頻繁に滞在するわけではありませんでした。しかしその1回1回の恐ろしさがハリーの記憶にありありと焼き付いていました。ハリーが玄関ホールに下りて行くと外の砂利道が軋む音がして車の扉がバタンと鳴って・・・

庭の小道を歩く足音が聞こえて来ました。ペチュニア叔母さんに「玄関の扉をお開け!」と押し殺した声で言われハリーが胸の奥を真っ暗にしながら扉を開けると戸口にマージ叔母さんが立っていたのでした。その姿形は・・・

バーノン叔父さんそっくりでした。巨大ながっちりした体に赤ら顔それに叔父さんほどではありませんが口髭までありました。片手にとてつもなく大きなスーツケースを下げ、もう片方の腕には見るからに根性の悪そうな・・・

老いたブルドックを抱えていました。マージ叔母さんはだみ声を響かせて「私のダッダーはどこかね?私の甥っ子ちゃんはどこだい?」と言ったのでした。するとダドリーが玄関ホールの向こうからよたよたとやって来ました。

ダドリーはブロンドの髪を大きい頭にぺたりと撫でつけ何重にも重なった顎の下から僅かに蝶ネクタイを覗かせていました。マージ叔母さんはウッと息が止まるほどの勢いでスーツケースをハリーの鳩尾あたりに押し付け・・・

ダドリーを片腕で抱き締めるとその頬一杯に深々とキスをしたのでした。ダドリーが我慢してマージ叔母さんに抱き締められているのは十分な見返りがあったからでした。2人が離れた時ダドリーの手に握られていたのは・・・

20ポンドのピン札でした。そしてマージ叔母さんは今度は「ペチュニア!」と叫んだかと思うと、ハリーをコート掛けのスタンドのように無視して大股に通り過ぎペチュニア叔母さんにキスをしたのでした。ところが実は・・・

マージ叔母さんの来訪を心底喜んでいなかったのはハリーだけではなかったのです。ハリーがマージ叔母さんのスーツケースを2階の客用の寝室に運んでキッチンに戻って来ると老犬のリッパーが音を立てて皿を舐めていました。

紅茶と涎が飛び散って磨いた床に染みがつくのでペチュニア叔母さんが不満気な表情を浮かべるのをハリーは見逃しませんでした。ペチュニア叔母さんは動物が大嫌いなので心の底ではマージ叔母さんに来て欲しくないと・・・

そう思っているというわけなんですよね。

3-3.スタンリー・シャンパイク
マージ叔母さん風船事件を起こしてプリベット通り4番地を飛び出したハリーでしたが、突然バーンという音がしたかと思うと急に目の眩むような明かりに照らされてハリーが叫び声を上げて車道から歩道に戻って来ると・・・

次の瞬間ハリーがたった今倒れていたちょうどその場所に巨大なタイヤが一対ヘッドライトと共にキキーッと停まりました。顔を上げるとそこに3階建ての派手な紫色のバスが出現していました。フロントガラスの上には・・・

金文字で「夜の騎士(ナイト)バス」と書いてありました。ハリーは一瞬打ち所が悪くて自分はおかしくなったのかと思ったのでした。すると紫の制服を着た車掌がバスから飛び降りて来て闇に向かってこう呼びかけたのでした。

「ナイト・バスがお迎えに来ました。迷子の魔法使い・魔女たちの緊急お助けバスです。杖腕を差し出せば参じます。ご乗車ください。そうすればどこなりとお望みの場所までお連れします。私はスタン・シャンパイク」

「車掌として今夜」と言った所で車掌が唐突に黙りました。地面に座り込んだままのハリーを見つけたのです。ハリーが落とした杖を拾って急いで立ち上がり近寄ってよくよく見てみると車掌のスタン・シャンパイクは・・・

ハリーとあまり年の違わないせいぜい18才か19で大きな耳が突き出していて顔はにきびだらけでした。スタンは思わず職業口調を忘れてハリーに「そんなとこですっころがっていってぇなにしてた?」と訊いて来たのでした。

「転んじゃって」とハリーが答えるとスタンは鼻先で笑いながら「何でころんじまった?」と訊き返して来ました。スタンがハリーの額の稲妻形の傷痕を見咎め「おでこ、それなんでぇ?」と訊いて来るのでハリーは慌てて・・・

「何でもない」と答えながら前髪をしっかりと撫でつけて傷痕を見えないように隠したのでした。ハリーはスタンの気を逸らそうと急いで言葉を続けて「それでこのバスはどこにでも行くって君そう言った?」と訊いたのでした。

するとスタンは自慢げに「お望みしでぇ。土の上ならどこでもござれだ。水ん中じゃなーんもできねえが」と答えた後ハリーに確かにこのバスを呼んだな?杖腕を突き出したな?などと訊いて来たのでした。実はハリーは・・・

転んだ弾みに杖腕をたまたま差し出しただけだったのです。ハリーは「ああ」と短く答えて「ロンドンまでいくらかかるの?」と訊いたのでした。するとスタンは11シックルと答えたのでした。さらに13シックル出せば・・・

熱いココアがつくし15シックル出せば湯たんぽと好きな色の歯ブラシがついて来るんだそうです。ハリーはトランクの中を引っ掻き回して巾着を取り出すと銀貨をスタンの手に押し付けて2人でトランクを持ち上げると・・・

バスに乗り込んだのでした。中には座席はなく代わりにカーテンの掛かった窓際に真鍮製の寝台が6個並んでいたのでした。

今日の最後に
静山社から出ている関連本の「ハリー・ポッター裏話」の中でローリングさんは自分の父方と母方のおじいさんの名前「アーニー」と「スタンリー」を「夜の騎士(バス)」の運転手と車掌の名前に使ったと言っているんですよね。

2人ともなかなか面白い人でアーニーはスーパーを経営していてローリングさんが妹さんと泊りがけで遊びに行くと店が閉まってから「お買い物ごっこ」をさせてくれたんだそうです。スタンリーは時折夢と現実の区別が・・・

つかなくなる夢想家だったんだそうです。それと祖母の1人がキャスリーンという名前でローリングさんのミドルネームになっているそうです。そのおばあさんはローリングさんが大好きな人だったので亡くなった時は・・・

とても悲しかったことを憶えているのだそうです。もう1人のおばあさんは犬に凝っていて人間よりも犬のほうがずっと好きだったんだそうです。だから実をいうと少し「マージ叔母さん的」だったとのことです。つまり・・・

第3巻「アズカバンの囚人」の序盤ではローリングさんの祖父母関連の人が続々と登場していたというわけなんですよね。

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トキメキぼーい

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羽海野チカ
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好きな作曲家
ショスタコーヴィチ
メンデルスゾーン
ニールセン、他多数

好きな歌い手
遊佐未森
小田和正
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