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魔法大臣コーネリウス・ファッジはヴォルデモート復活という事実を決して受け入れようとはしませんでした。さらにそれを主張したハリーとダンブルドアの信用を失墜させようと策を施すという事までやったのです。しかし結局自分自身を含めた多くの魔法省の職員がヴォルデモートを目撃して・・・(全3項目)

3-1.復活を認めない魔法省
夏休みになってプリベット通り4番地に帰って来たハリーは日々苛立ちを募らせていました。一体「日刊予言者新聞」の間抜けな連中はいつになったらヴォルデモート復活の記事を一面大見出しで載せるんだ!ところが・・・

いくら待ってもそんな記事など載るはずがなかったのです。魔法大臣コーネリウス・ファッジはヴォルデモートの復活を真っ向から否定し「日刊予言者新聞」にも圧力をかけてその記事を掲載させないようにしていたのでした。

ハリーはロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団本部に入ってからその事を知りました。再結成された不死鳥の騎士団にとって一番重要なのはなるべく多くの魔法使いにヴォルデモートが復活した事を・・・

信じさせ警戒させる事なんだそうです。ところがこれが相当に厄介なのだそうです。それは魔法省の態度のせいだと言うのです。ヴォルデモート復活直後の魔法大臣コーネリウス・ファッジの態度をハリーは見ていますが・・・

その後も大臣は全く立場を変えていません。そんな事は起こらなかったと頭から否定し続けているそうです。それに対してハリーがだってダンブルドアがそう言っているじゃないか。どうしてファッジはそんなに間抜けなんだ。

するとウィーズリーおじさんは苦笑いしながらハリーに「君はまさに問題の核心を突いた」と言うのです。そしてトンクスは続けて悲しそうに「ファッジはダンブルドアが怖いのよ」と言ったのでした。それは何故かと云えば?

「ダンブルドアが企てている事が怖いんだよ」

ヴォルデモートが戻って来た事を受け入れれば魔法省がここ14年ほど遭遇した事がないような大問題になる。ファッジはどうしても正面切ってその事実と向き合えない。ダンブルドアが嘘をついて自分を転覆させようとしている。

そう信じ込むほうがどんなに楽かしれない。魔法省がヴォルデモートの事は何も心配する必要がないという主張を続ける限り説得する事は難しいというのです。そもそもそんな事は誰もが皆信じたくないからというわけです。

「日刊予言者新聞」に記事が掲載されないので一般の魔法族は何が起こっているのか気づきもしない。そのため死喰い人にとってはそれが勿怪の幸いで「服従の呪文」もかけ放題というわけです。そんな困難な状況下でも・・・

騎士団は日々奮闘と努力を続けて闇祓いのキングズリー・シャックルボルトとニンファドーラ・トンクスをメンバーに加えたというわけです。

3-2.ハリーに対する弾圧
そんなわけでヴォルデモートの復活を認めず真っ向から否定する魔法大臣コーネリウス・ファッジはハリーを信用できない人間に仕立て上げようと画策を開始したのでした。ハリーが予言者新聞を定期購読していたので・・・

ファッジはハリーが目を通していないと思われる二面以降の記事に決まり文句のジョークのようにハリーを嘲る言葉を頻繁に潜り込ませるという策に打って出たのです。新聞はハリーが思い込みの激しい目立ちたがり屋で・・・

自分を悲劇のヒーローだと思っている。そこで信じられないような突飛な記事の場合は「ハリー・ポッターにふさわしい話」とか、誰かがおかしな事故に遭うと「この人の額に傷が残らないよう願いたいものだ」何故なら・・・

そうしないと次に我々はこの人を拝めと言われかねない。一般の魔法界の人たちにハリーの事を「愚かな少年でお笑い種。有り得ないバカげた話をする」何故なら有名なのが得意でずっと有名でいたい少年と思わせようと・・・

こうしてファッジの日刊予言者新聞へのてこ入れが功を奏して学期が始まる頃にはハリーを信用する人はほとんどいなくなっていました。ハリーがホグワーツ特急に乗った後空いたコンパートメントを探している時にも・・・

興味深げに見つめ返す生徒が多い事にハリーは嫌でも気がついたのでした。何人かは隣の生徒を小突いてハリーを指差しました。さらに学校に到着して城内に足を踏み入れると他の寮の生徒は言うに及ばす味方のはずの・・・

グリフィンドール生までもが・・・

大広間に入るとハリーは自分が通り過ぎる時に生徒たちが額を寄せ合ってひそひそ話をしている事に気づきました。さらにグリフィンドールのテーブルに着くと着席していたパーバティ・パチルとラベンダー・ブラウンが・・・

ハリーに何だかふわふわした親しみを込め過ぎる挨拶をしたのでハリーは2人が直前まで自分の噂話をしていたに違いないと思ったのでした。そしてとどめはグリフィンドール塔に到着してハリーが寝室に入った時だったのです。

ディーン・トーマスとシェーマス・フィネガンが既に到着していましたがハリーが扉を開けた途端急に口をつぐみました。そして何と事もあろうにシェーマスは母親から「学校に戻るな」と言われたんだそうです。その理由は?

当然同じ寝室にハリーがいるからというわけです。翌朝シェーマスは猛スピードでローブを着てハリーが靴下も履かない内に寝室を出て行きました。ハリーは「こんな事にいつまで耐えなきゃいけないんだ?」と思ったのでした。

3-3.ダンブルドアに対する弾圧
ファッジはハリーと同様にダンブルドアの信用をも失墜させようと策を施したのでした。ジョージが言うにはファッジはまず魔法省内を引っ掻き回してダンブルドアと接触をしている人間はいないのか?と調べたんだそうです。

アーサー氏の情報によるとファッジは「ダンブルドアと繋がっている者は机を片付けて出て行け」とはっきり宣言したのだそうです。それに加えてファッジがした事はダンブルドアを数々の要職から追放する事だったのでした。

ハリーが不死鳥の騎士団本部に入る前の週の事でした。予言者新聞にダンブルドアが国際魔法使い連盟の議長職を投票で失ったという記事が載りました。老いぼれて判断力を失ったからというのが失職の理由だったんだそうです。

しかしそれは当然本当の事ではありません。ヴォルデモートが復活したという演説をした後で魔法省の役人たちの投票で職を追われたというのが真相だったのです。さらに魔法界の最高裁に当たるウィゼンガモット法廷の・・・

主席魔法戦士からも降ろされました。それに加えて勲一等マーリン勲章を剥奪する話も出ているのだそうです。しかし当のダンブルドア自身は「蛙チョコレートのカードにさえ残れば何も気にしない」と言っているんだそうです。

ダンブルドアは魔法大臣の座を一度も望みませんでした。ミリセント・バグノールドが引退した時には「ダンブルドアを大臣に」と願った者が大勢いたのです。しかし大臣に就任したのはコーネリウス・ファッジだったのでした。

ダンブルドアがその地位を決して望まなかったのにも関わらず人望がいかに厚かったかをファッジは完全に忘れたわけではありませんでした。心の奥でファッジはダンブルドアが自分よりずっと賢くて強力な魔法使いだと・・・

知っていたので大臣に就任した直後は頻繁にダンブルドアの援助と助言を求めて来ました。しかしファッジは権力の味を覚えて自信をつけて来ました。魔法大臣である事に執着して自分のほうが賢いと信じ込もうとしていました。

しかしそれは結局「自分の首を自分で絞める」という事になってしまったのです。事もあろうに魔法省にヴォルデモートが姿を現わし大勢の魔法省の職員に加えてコーネリウス・ファッジ自身がそれを目撃した直後には・・・

ファッジは魔法大臣の座から滑り落ちて行ったのでした。

今日の最後に
ダンブルドアはヴォルデモートの復活直後にはファッジに「アズカバンから吸魂鬼を取り除き巨人に使者を送れ」そうしなければヴォルデモートは巨人を説得して吸魂鬼はたちまちヴォルデモートに味方するであろうと・・・

ダンブルドアは自分が今言った措置を取れば大臣の座に留まろうが去ろうが歴代の魔法大臣の中で最も勇敢で偉大な大臣として名を残すであろうと言っていますね。しかし結局ファッジはそれを拒否してしまったというわけです。

残念ながらダンブルドアはファッジが拒否するのを承知の上で言ってたんでしょうね。そもそもファッジはそんな事ができるほどの器の大きな勇敢な魔法大臣じゃありませんからね。(苦笑)
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