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スネイプが念願叶って「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就いた時ハリーの「スネイプは1年以内に死ぬ」という発言にハーマイオニーはショックを受けたようでした。ところがそれからちょうど1年後の同じ日の日刊予言者新聞にはハーマイオニーがアッと驚く記事が掲載されたのです。それは?(全3項目)

3-1.騎士団員なんだし
ヴォルデモート卿が復活して不死鳥の騎士団が再結成されスネイプもそのメンバーに加わりました。そのためハーマイオニーは「スネイプはもう私たちの味方よ」とスネイプの事を擁護しましたがウィーズリー家の面々は・・・

フレッドは「嫌な野郎」と言うしロンもまたフンと鼻を鳴らして「それでも嫌な野郎は嫌な野郎だ。あいつが僕たちの事を見る目つきと来たら」と言うのです。さらにジニーが最後のとどめといった感じでこう言ったのでした。

「ビルもあの人が嫌いだわ」

今学期最初の「魔法薬学」の授業前ハリーたちは「スネイプがどんな課題を出すのか?」を話し合いました。2ヵ月の休みで緩んでいる所を襲うという目的でも極端に難しいものを出すだろうとの意見で3人は一致したのでした。

そして3人の予想通りスネイプが最初の授業で出した「安らぎの水薬」はそれはそれは面倒な薬で材料は正確な量と順番で大鍋に入れなくてはなりませんでした。混合液もまた正確な回数掻き回さなくてはならなかったのです。

最初は右回りでそれから左回り。ぐつぐつ煮込んで最後の材料を加える前に炎の温度をきっちり定められたレベルに下げて何分かその温度を保たなくてはなりません。授業終了まで「あと10分」という時にスネイプか告げました。

「薬から軽い銀色の湯気が立ち昇っているはずだ」

ハーマイオニーの大鍋からは軽い銀色の湯気がゆらゆらと立ち昇っていました。スネイプが来て見下ろしましたが何も言いませんでした。文句のつけようが全くなかったからです。するとその鬱憤を晴らすかのようにして・・・

「ポッター、これは何のつもりだ?」

スネイプはハリーが3行目をやるのを忘れた事を指摘すると「このごった煮は全く役に立たない」と言ってハリーの魔法薬を消失呪文で消し去ってしまいました。瓶に詰める魔法薬がないのでハリーが真っ先に教室を出て・・・

大広間で早々と昼食を取っているとハリーの隣に座ったハーマイオニーが「本当に不公平だわ」と言いました。ハリーの魔法薬はゴイルのほどにはひどくなかったんだそうです。ゴイルが作った魔法薬は瓶に詰めた途端に・・・

全部割れてローブに火が点いたそうです。ところがハーマイオニーは「今年は少しよくなるんじゃないかと思った」とそう言うのです。ハーマイオニーは周囲を慎重に見回して盗み聞きしている生徒がいない事を確かめて・・・

「スネイプは騎士団員だし」

それに対してロンは「毒キノコは腐っても毒キノコ」と偉そうに言ったのでした。ロンに言わせれば「スネイプを信用するなんてダンブルドアはどうかしている」とそう言うのです。スネイプがヴォルデモートのために・・・

働くのを辞めたという証拠がないというのです。しかしハーマイオニーはロンが知らなくてもダンブルドアには十分な証拠がきっとあると言うのです。しかし3人がその理由を知ったのはずっと先になってからの事だったのです。

3-2.こちらの初授業でも
スネイプが念願の「闇の魔術に対する防衛術」の教師になりました。ハリーは自分がダンブルドア校長に同行して説得したホラス・スラグホーンがその教職に就くと思っていたので相当に驚きましたが他の生徒たちもまた・・・

その衝撃的な知らせを聞いて大広間はざわめいていたのでした。6年生になってハリーとロンの2人が受けた最初の授業がそのスネイプの授業でした。ハーマイオニーのほうは「古代ルーン文字学」に続いて2つ目の科目でした。

教室に入って行くとスネイプは既に自分らしい個性を持ち込んでいました。窓にはカーテンが引かれていて陰気くさく蝋燭で灯りを取っていました。壁には身の毛もよだつ怪我や奇妙に捻じ曲がった体の部分をさらして・・・

痛み苦しむ人の姿の絵が多く掛けられていました。席に着いたハーマイオニーが早速教科書の「顔のない顔に対面する」を取り出すとスネイプは扉を閉め生徒と対峙するため教壇の机に向かって歩きながらこう言ったのでした。

「我輩はまだ教科書を出せとは頼んでおらん」

ハーマイオニーは慌てて教科書をカバンに戻し椅子の下に置きました。ハリーたちが初めて受けた「魔法薬学」の授業の時と同様スネイプ最初の「闇の魔術に対する防衛術」の授業も大演説で幕を開けたのでした。そして・・・

「諸君は我輩の見るところ無言呪文の使用に関してはすぶの素人だ。無言呪文の利点は何か?」

スネイプがこう訊いて手が挙がったのはやはりハーマイオニー1人だけでした。スネイプは他の生徒を見渡すのに時間をかけましたが、選択の余地がない事を確認してからやっとおもむろにハーマイオニーを指名したのでした。

「こちらがどんな魔法をかけようとしているかについて敵対者に何の警告も発しない事です。それが一瞬の先手を取るという利点になります」

スネイプは「基本呪文集・6学年用」と一字一句違わぬ丸写しの答えだと素っ気なく言ったのでした。しかし概ね正解で呪文を声高に唱える事なく魔法を使う段階に進んだ者は呪文をかける際に驚きという要素の利点を得る。

言うまでもなく全ての魔法使いが使える術ではない。集中力と意思力の問題でスネイプは「こうした力は諸君の何人かに欠如している」と言って悪意に満ちた視線をハリーに向けたのでした。それは昨年度の課外授業で・・・

ハリーが結局閉心術を習得できなかった事が念頭にあったのは火を見るより明らかでした。この後スネイプは生徒たちに2人1組になって無言で呪文を掛け合うよう指示しました。しかし無言呪文ができる生徒などいませんでした。

やはり当然無言呪文ができた唯一の6年生はハーマイオニーでした。まともな先生ならグリフィンドールに「20点」を与えただろうと思われる見事な成果なのに、スネイプは相変わらず育ち過ぎたコウモリそのものの姿で・・・

生徒が練習する間をバサーッと動き回るだけで知らぬふりを決め込んでいたのでした。

3-3.1年後には何と!
スネイプがついに大願を成就させて「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就いた時ハリーは「1つだけいい事がある。この学年の終わりまでにはスネイプはいなくなるだろう」と言ったのでした。その理由としてハリーは・・・

ロンが「どういう意味だ?」と訊くとハリーは「あの職は呪われている。1年より長く続いたためしがない。クィレルは途中で死んだくらいだ。僕個人としてはもう1人死ぬように願をかけるよ」と答えたのでした。ところが!

それに対してロンは今学期が終わったらスネイプは元の「魔法薬学」に戻るだけかもしれない。ムーディもそうだったしスラグホーンも長く教えたがらないかもしれないと反論したのでした。ハーマイオニーもまた同様に・・・

ハリーの「スネイプも1年以内に死ぬ」という発言にショックを受けたようです。ロンの意見に異を唱えなかったので概ねロンと同意見という事なんでしょうね。それが事もあろうにちょうど1年後の9月1日にスネイプは・・・

「ニュースがあるよ。気に入らないやつだろうけど」

ハリーの目の前でダンブルドア校長を殺害したセブルス・スネイプが驚くべき事にホグワーツ魔法魔術学校の後任の校長職に就任したのです。あれからちょうど1年後の9月1日の日刊予言者新聞にその記事が掲載されたのでした。

ハーマイオニーは「スネイプが校長!スネイプがダンブルドアの書斎に入るなんてマーリンの猿股!」と言うと「すぐ戻るわ!」と叫んで矢のように部屋から飛び出して行きました。戻ったハーマイオニーが持っていたのは?

「フィニアス・ナイジェラスよ」

フィニアス・ナイジェラス・ブラックはグリモールド・プレイス12番地と校長室に掛かっている2つの肖像画の間を行き来できます。スネイプがフィニアス・ナイジェラスを偵察に送り込めないようにとハーマイオニーは・・・

その肖像画を「検知不可能拡大呪文」をかけた手の平大のビーズバッグに押し込んでしまったのです。ところが巡り巡ってその事がハリーにハーマイオニーさらにはロンを救う事に繋がったのです。それはディーンの森で・・・

ハーマイオニーがかつて両親と一緒に訪れたグロスター州のディーンの森で、ビーズバッグを開けてテントの柱を取り出す時にフィニアス・ナイジェラスがその中で聞き耳を立てていたのです。それをスネイプに報告して・・・

「校長!連中はディーンの森で野宿しています!あの穢れた血が-」
「その言葉は使うな!」

「あのグレンジャーとかいう女の子がバッグを開く時に場所の名前を言うのを聞きました!」

スネイプは早速ディーンの森に出かけて行ってハリーとハーマイオニーがテントを立てている所の近くの小さな池にグリフィンドールの剣を沈めました。そして牝鹿の守護霊を創り出してハリーをその池まで導き寄せたのでした。

そして溺れそうになっているハリーをロンが助けて2人は再会する事ができたのです。そしてロンはそのグリフィンドールの剣を使ってヴォルデモートの分霊箱を破壊したのでした。そしてハーマイオニーとも再会したのです。

敵だと思っていたフィニアス・ナイジェラス・ブラックにセブルス・スネイプが実は味方だった!その事をハリーが知ったのは「叫びの屋敷」でスネイプが死に際にハリーに差し出した記憶の中だったというわけなんですよね。

最後に
そんなわけでハーマイオニーは折ある毎に「ダンブルドアにはスネイプを信じるに足る確かな証拠があるのよ」と言い続けていました。そしてその理由をハリーは死に際にスネイプが差し出した記憶の中で知ってその事を・・・

ホグワーツの戦いが終わった後にロンとハーマイオニーに話したというわけです。ダンブルドア校長を殺害したという事でルーピンと同様一度は「私は間違っていたのか?」とハーマイオニーも思ったのかもしれませんが・・・

ハリーの話を聞いてハーマイオニーは「やっぱり私は間違っていなかった」と思う事ができたというわけなんですよね。(笑)
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