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さて!今週はイギリス魔法界では最高峰の杖職人の「この人」を取り上げてみる事にしました。ハリーは11才の誕生日にハグリッドに連れられて学用品を揃えるためにダイアゴン横丁に行きました。そして一番最後に立ち寄ってあの運命の杖を買い求めたのが・・・(全3項目)

3-1.最後に立ち寄った店
ハリーポッター・シリーズの場合大部分の人物の初登場シーンは主人公のハリーと初めて出会った時になります。そしてこのオリバンダー翁もその例に漏れないというわけです。ハリーが初めてオリバンダー翁に会ったのは?

それは11才の誕生日にハグリッドに連れられて学用品を揃えるために初めてダイアゴン横丁に行った時でした。そして最後に立ち寄ったのが「オリバンダーの店」だったというわけです。ハリーが店の中に入って行くと・・・

そこは狭くてみすぼらしい店でした。ハリーが入って行くと奥の方でチリンチリンとベルが鳴ってやがて「いらっしゃいませ」と柔らかい声がしました。目の前に店の薄明かりの中で大きな薄い色の目が2つの月のように・・・

輝いていました。その老人がオリバンダー翁でした。ハリーがぎこちなく「こんにちは」と言うとオリバンダー翁は「おおそうじゃ。そうじゃとも、そうじゃとも。まもなくお目にかかれると思ってましたよ」と言ったのでした。

ここでオリバンダー翁はハリーの両親が買っていった杖を紹介しています。お母さんのリリーは26センチの長さで柳の木で振りやすい。そしてお父さんのジェームズはマホガニーで28センチのよくしなる杖だったんだそうです。

そしてここでオリバンダー翁が口にしたのが「杖の方が持ち主の魔法使いを選ぶ」という言葉だったんですよね。しかしハリーはオリバンダー翁が「瞬きしてくれたらいいのに」と思ったのでした。それは銀色に光る目が・・・

少し怖かったからです。すると今度はオリバンダー翁はハリーの額の稲妻形の傷に触れて「悲しい事にこの傷をつけたのもわしの店で売った杖じゃ」と静かに言ったのでした。34センチもあるイチイの木の杖だったんだそうです。

ここでオリバンダー翁は頭を振ってようやくハグリッドに気づきました。ハグリッドの杖は41センチの樫の木でよく曲がる。しかしホグワーツを退学になった時に折られてしまったそうです。しかしハグリッドがその杖を・・・

今も持っていると言うとオリバンダー翁は「まさか使ってはおるまいの?」とピシャリと言ったのでした。ハグリッドは「とんでもない」と答えました。しかしハリーはハグリッドがビンクの傘の柄を強く握り締めたのを・・・

見逃さなかったのでした。

3-2.難しい客?
そしていよいよハリーの杖を選ぶ時が来ました。オリバンダー翁は銀色の目盛りが入った長い巻尺を取り出しハリーに「拝見しましょうか。どちらが杖腕ですかな?」と訊いて来ました。ハリーは「右利きです」と答えました。

オリバンダー翁は「腕を伸ばして。そうそう」と言うとハリーの肩から指先に手首から肘に肩から床さらには膝から腋の下に頭の周りと寸法を測りながら話を続けたのでした。オリバンダーの店の杖は1本1本がそれぞれに・・・

一角獣(ユニコーン)のたてがみ
不死鳥の尾羽根
ドラゴンの心臓の琴線

強い魔力を持った物を芯に使っている。一角獣も不死鳥もドラゴンも皆それぞれに違うのでオリバンダーの店には1つとして同じ杖はない。だから他の魔法使いの杖を使っても自分の杖ほどの力は決して出せないんだそうです。

ハリーは巻尺が勝手に鼻の穴の間を測っているのに気づきました。オリバンダー翁は棚の間を飛び回って既にもう杖の選定作業を始めていましたが「もうよい」と言うと巻尺は床の上に落ちてクシャクシャと丸まったのでした。

ぶなの木にドラゴンの心臓の琴線。23センチで良質でしなりが良い。

これがハリーが最初に手にした杖でした。ハリーは気恥ずかしく思いながらその杖を少し振ったのでした。するとオリバンバー翁はあっという間にその杖をハリーの手からもぎ取ってしまいました。そして次に試したのが・・・

楓(かえで)に不死鳥の羽根。18センチで振り応えがある。

ハリーは試してみました。ところが振り上げるか上げない内に再びオリバンダー翁はその杖をハリーの手からひったくってしまったのです。そしてオリバンダー翁は「駄目だ。いかん」と言うと次の杖をハリーに渡したのでした。

黒檀と一角獣のたてがみ。22センチでバネのよう。

これも駄目でした。一体オリバンダー翁は何を期待しているのか?ハリーにはさっぱり分りません。試し終わった杖の山が店内に唯一ある古い椅子の上にどんどん積み上げられて行きます。にも関わらずオリバンダー翁は・・・

「難しい客じゃの。え?心配なさるな。必ずぴったり合うのをお探ししますでな」

こう言ってオリバンダー翁は棚から新しい杖を下ろすたび前にも増してうれしそうな顔をするのです。そして「次はどうするかな。おおそうじゃ。滅多にない組み合わせじゃが」と言ってオリバンダー翁が持って来たのが・・・

柊と不死鳥の尾羽根。28センチで良質でしなやか。

3-3.兄弟杖
ハリーがこの杖を手に取ると急に指先が暖かくなりました。杖を頭の上まで振り上げ埃っぽい店内の空気を切るようにヒュッと振り下ろしました。すると杖先から赤と金色の火花が流れ出し光の玉が踊りながら壁に反射しました。

ハグリッドは「オーッ」と声を上げて手を叩きオリバンダー翁は「ブラボー!」と叫んだのでした。ようやくハリーに合う杖が見つかったというわけです。ところがオリバンダー翁は何度も繰り返し「不思議じゃ」と言うのです。

ハリーが「何がそんなに不思議なんですか?」と訊くとオリバンダー翁は自分が売った杖は全て覚えている。そう前置きをした上でハリーの杖に入っている不死鳥の尾羽根は2本の杖にしか使われていない。そのもう1本が・・・

ハリーの額に稲妻形の傷をつけた杖つまりヴォルデモートの杖だとオリバンダー翁はそう言うのです。ハリーがヴォルデモートが持っている杖と共通の芯を持つ。つまり「兄弟杖」を持つ運命にあったとは!それを聞いて・・・

こういう事が起こるとは不思議なものじゃ。杖は持ち主の魔法使いを選ぶ。オリバンダー翁はハリーに「あなたはきっと偉大な事をなさるに違いない」と言ったのでした。ヴォルデモートもまたある意味では偉大な事をした。

恐ろしい事だか偉大には違いないとオリバンダー翁に言われてハリーは身震いしたのでした。そしてオリバンダー翁の事を「あまり好きになれない」と思ったのでした。ハリーは杖の代金の7ガリオンを払って店を出たのでした。

今日の最後に
そんなわけでハグリッドは「杖はここに限る。最高の杖を持たにゃいかん」と言ってハリーをオリバンダーの店に連れて行きました。しかし実は正直に言うとハグリッドはオリバンダー翁には会いたくないと思っていたと・・・

私はそう思いますね。それと言うのもオリバンダー翁に会ったら「密かに杖を直してもらって使っている事を指摘されるのでは?」とそれを恐れていたからというわけです。実際に行ってみたら現実の事となってしまいました。

しかしオリバンダー翁はあまり厳しく追及しませんでしたね。それはハグリッドの杖を直したのが他ならぬダンブルドアだという事を知っていたからなんでしょうね。だから見て見ぬフリをしてくれたというわけなんですよね。
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