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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

4年生になった時。ハリーは全く予想だにしていなかった事だったのですが三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまいました。するともう二度と会う事もないだろうと思っていたオリバンダー翁と思わぬ形で再会する事になったのでした。それは競技の開始に先駆けて行われた・・・(全3項目)

3-1.杖調べの儀式で
通常の場合魔法の杖というのは一生ものなので杖を買い求めるためにオリバンダーの店に行く機会も1回限りになるというわけです。したがって本来ならハリーもまたオリバンダー翁と会うのも一度だけになるはずだったのです。

それが4年生の時にハリーは心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまいました。そのため競技の開始に先駆けて「杖調べ」の儀式が執り行われる事になりハリーは3年ぶりにオリバンダー翁と再会したのでした。

再び儀式が行われる部屋にハリーが入って行くと既に他の代表選手は扉近くの椅子に腰掛けていました。ハリーは急いでセドリック・ディゴリーの隣に座るとビロードカバーのかかった机のほうを見ました。そこにはもう・・・

カルカロフ校長にマダム・マクシームさらにはクラウチ氏とルード・バグマンの5人中4人の審査員が席に着いていました。そしてダンブルドア校長も審査員席に座ると代表選手に向かってこう話しかけたというわけなんですよね。

「オリバンダーさんをご紹介しましょうかの?試合に先立ち皆の杖が良い状態かどうかを調べ確認してくださるのじゃ」

ハリーは部屋を見回し窓際にひっそりと立っている大きな淡い目をした老魔法使いを見つけてドキッとしました。あのヴォルデモートの杖と共通の芯を持つ杖を買い求めて以来3年ぶりのオリバンダー翁との再会だったからです。

「マドモアゼル・デラクール。まずあなたからこちらに来てくださらんか?」

オリバンダー翁は部屋の中央の空間に進み出て、まずボーバトンの代表選手フラー・デラクールに声をかけました。フラーはオリバンダー翁のそばに軽やかに近づくと杖を渡したのでした。こうして杖調べの儀式が始まったのです。

3-2.他の代表選手の杖
オリバンダー翁が長い指に挟んだ杖をバトンのようにくるくる回すとフラーの杖はピンクとゴールドの火花を幾つか散らしました。それからオリバンダー翁は杖を目元に近づけて仔細に調べました。フラー・デラクールの杖は?

紫檀の木で24センチ。しなりにくい。

そして何とフラーの杖の芯にはヴィーラの髪の毛が使われていました。フラーのおばあさんの物なのだそうです。オリバンダー翁は杖の芯にヴィーラの髪の毛を使った事はないそうです。オリバンダー翁の見解によれば・・・

少々気まぐれな杖になるとの事でした。しかし人それぞれですしフラーに合っているのならいいとの事のようでした。オリバンダー翁は杖に指を走らせました。傷や凸凹を調べているようでした。そしてオリバンダー翁は・・・

「オーキデウス!花よ!」

オリバンダー翁がこう呟くとフラーの杖先にワッと花が咲きました。オリバンダー翁は「上々の状態じゃ」と言うと杖先に咲いた花を摘み取り杖と一緒にフラーに手渡した後セドリック・ディゴリーの杖に取りかかったのでした。

「ディゴリーさん。次はあなたじゃ」

セドリックが杖を渡すとオリバンダー翁は「この杖はわしの作った物じゃな?」と言葉に熱を込めて言いました。何でも際立って美しいオスの一角獣(ユニコーン)の尻尾の毛を使っているのだそうです。そのユニコーンは・・・

身の丈が160センチあまりもあって尻尾の毛を引き抜いた時オリバンダー翁は危うく角で突き刺される所だったんだそうです。この杖も上々の状態でオリバンダー翁が「しょっちゅう手入れしているのかね?」と訊くと・・・

トネリコ材で心地よくしなる。30センチ。

セドリックは微笑みながらオリバンダー翁に「昨夜磨きました」と答えたのでした。ハリーは知らなかったのですがセドリックはどうやら事前にこの杖調べの儀式が行われる事を聞かされていたようです。それを聞いて・・・

ハリーは自分の杖を見下ろしました。あちこち手垢だらけでした。ハリーはローブの膝のあたりを掴んでこっそりと杖をこすってきれいにしようとしました。すると杖の先から金色の火花がパラパラと数個飛び散ったのでした。

するとフラー・デラクールが「やっぱり子供ね」という表情を浮かべて見たのでハリーは拭くのを辞めたのでした。そうこうしている間にもオリバンダー翁はセドリックの杖先から銀色の煙の輪を次々と部屋に放っていたのでした。

そして結構じゃと宣言をして次にビクトール・クラムの杖に取りかかりました。クラムは立ち上がると前屈みで背中を丸め外股でオリバンダー翁のほうに歩いて行きました。クラムは杖をぐいとオリバンダー翁に突き出し・・・

ローブのポケットに両手を突っ込んでしかめっ面で立っていました。オリバンダー翁がクラムの杖を調べ始めました。オリバンダー翁は自分の目に狂いがなければグレゴロビッチの作と見たが?優れた杖職人じゃったが・・・

「製作様式は必ずしも」とオリバンダー翁は言葉を濁しながらクラムの杖を掲げて目の高さで何度も引っくり返して念入りに調べたのでした。オリバンダー翁によるとクラムのこの杖は「あまり例のない太さ」なんだそうです。

クマシデの木にドラゴンの心臓の琴線。26センチでかなり頑丈。

オリバンダー翁が問いかけるとクラムは頷きました。オリバンダー翁が「エイビス!鳥よ!」と唱えるとクラムの杖先から銃を撃つような音と共に小鳥が数羽さえずりながら飛び出し開いていた窓から飛び去って行ったのでした。

そしてオリバンダー翁は杖をクラムに返しました。そしていよいよ最後にハリーの番が巡って来たのでした。

3-3.ハリーの杖
ハリーは立ち上がってクラムと入れ違いにオリバンダー翁に近づき杖を渡しました。オリバンダー翁の淡い目が急に輝き「そうそうそう。よーく覚えておる」と言ったのでした。ハリーも3年も前なのに昨日の事のように・・・

ありありと覚えていました。ハリーの杖芯もヴォルデモートのそれも同じ不死鳥の尾羽根が入っている。ハリーはこの事を誰にも話していませんでした。それはハリーはこの杖がとても気に入っていましたし杖自身には・・・

どうしようもない事だったからです。ただハリーはオリバンダー翁がそれを口に出して言って欲しくないと願ったのでした。それは部屋の隅に日刊予言者新聞の記者リータ・スキーターがいるからでした。スキーターが・・・

それを聞いたら自動速記羽根ペンが興奮で爆発するのでは?とハリーは変な予感がしたのでした。ハリーの懸念は杞憂に終わりオリバンダー翁は他の杖よりずっと長い時間をかけてハリーの杖を調べました。そして最後に・・・

オリバンダー翁はハリーの杖先からワインを迸り出させ杖は今も完璧な状態を保っていると告げて杖をハリーに返しました。儀式の終了を受けてダンブルドアが審査員のテーブルで立ち上がり「みんなご苦労じゃた」と・・・

「授業に戻ってよろしい。いや真っ直ぐ夕食の席に下りてゆくほうが手っ取り早いかもしれん。そろそろ授業が終わるしの」

今日の最後に
ハリーは「自分の杖とヴォルデモートの杖の芯が同じ不死鳥の尾羽根だとオリバンダー翁が言ってしまったらどうしよう」との懸念を抱いていました。しかし私はオリバンダー翁はそんな事は言うはずがないとそう思いますね。

ハリーはこの学期末に実は2人の杖の芯に使われている尾羽根の不死鳥がダンブルドアが飼っているフォークスだと知る事になります。オリバンダー翁がハリーに杖を売った直後にダンブルドアに手紙で知らせてくれたのです。

当然この事は現時点ではヴォルデモートに絶対に知られてはいけない。だからダンブルドアは折り返しオリバンダー翁に手紙を出して「この事は決して他言しないで欲しい」と言ったと私はそう思いますね。したがって・・・

ハリーが懸念していた事は起こりようがなかったと私はそう思いますね。ただダンブルドアはオリバンダー翁に「自分が死んだ後はこの限りにあらず」とも言っていると私はそう思います。だからあの時オリバンダー翁は・・・

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