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ヴォルデモートの復活が「日刊予言者新聞」に掲載されて公になると数多くの人々が殺害されたり行方不明になったりしました。そんな姿を消した中にオリバンダー翁もいたのでした。そしてハリーがそのオリバンダー翁との再会を果たしたのは?(全3項目)

3-1.ヴォルデモートが復活して
ハリー4年生の学期末にはヴォルデモート卿が復活しました。ところがヴォルデモートの目論見は外れてハリーは生きてホグワーツに逃げ帰りヴォルデモートが復活を一番知らせて欲しくない人物に知らせてしまったのでした。

それはもちろんアルバス・ダンブルドアというわけです。さらに困った事にその一年後にはヴォルデモートは魔法省で魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭にして沢山の魔法省の役人にその姿を目撃されてしまったのでした。

ヴォルデモートの復活は「日刊予言者新聞」に掲載され魔法界の全ての人々がそれを知る事になったのでした。復活が明らかになった事を受けてヴォルデモートは活動を活発化させたというわけなんですよね。そのために・・・

「日刊予言者新聞」にはほぼ毎日のように失踪事件や奇妙な事故さらには死亡事件も報道されるようになりました。そして初めて「隠れ穴」で開催されたハリー16才の誕生日パーティは暗い話題が満載になってしまったのでした。

吸魂鬼の襲撃事件にイゴール・カルカロフの死体が北のほうの掘っ立て小屋で見つかったという事件。さらにはダイアゴン横丁でアイスクリームの店を営んでいたフローリアン・フォーテスキューが失踪した事件に続いて・・・

「ダイアゴン横丁と言えばオリバンダーもいなくなったようだ」

それはウィーズリーおじさんが切り出した話でした。店が空っぽで争った跡がなかったそうです。自分で出て行ったのか?誘拐されたのか?誰にも分らないんだそうです。ジニーが杖が欲しい人はどうするの?と訊くと・・・

ルーピンが「他のメーカーで間に合わせるだろう」と答えました。しかしオリバンダーは最高だった。もし闇の陣営がオリバンダーを手中にしたとなると我々にとってはあまり好ましくない状況だとルーピンは言ったのでした。

そしてオリバンダー翁は・・・

3-2.破壊された杖
「俺様は以前よりよく判っている。例えばポッターを亡き者にするにはお前たちの誰かから杖を借りる必要がある」

自分の杖とポッターの杖には同じ不死鳥の尾羽根が使われている。当初ヴォルデモートは自分よりもハリーの腕の方が勝っていたから逃げられたのではと恐れていました。しかしこの事を知って全てが説明できると思ったのです。

ところが!

「誰か他の者の杖を使えば問題は解決すると貴様はそう言ったな!」

「やめて!やめてください!どうか、どうかお許しを」

ヴォルデモートは怒り狂っていました。自分に対して嘘をついたと言うのです。オリバンダー翁が自分の手からハリーが逃れる手助けをしたと言うのです。しかしオリバンダー翁はヴォルデモートに嘘などついていませんでした。

「決してそのような事は。別の杖なら上手く行くだろうと信じていました」

ヴォルデモートはオリバンダー翁を問い詰めました。それなら何故あのような事が起こったのだ。ルシウスの杖は破壊されたぞ。しかしオリバンダー翁は嘘をついておらず何故あんな事が起こったのか説明できないようでした。

「分りません。絆は2人の杖の間に。その2本の間にしかないのです」

ヴォルデモートは一転してオリバンダー翁に「死の杖」や「宿命の杖」あるいは「ニワトコの杖」などと様々な名前で知られている杖についてオリバンダー翁が知っている全てを知りたいと言い出しました。その杖こそが・・・

その杖さえ手に入れば自らの最後の弱みを取り除き「真に自分を無敵にできる」と考えたのです。ヴォルデモートにとっては「ニワトコの杖」への執着がハリーに対するそれと匹敵するほどに強いものになっていったのでした。

3-3.杖調べ以来の再会
ハリーにロンにハーマイオニーそれに小鬼のグリップフックそれとルーナ・ラブグッドとディーン・トーマスと共にマルフォイの館を脱出してビルとフラーの新居「貝殻の家」に逃げて来たオリバンダー翁だったのですが・・・

オリバンダー翁はビルとフラーの寝室の向かい側の部屋にいました。ハリーが扉をノックすると「どうぞ!」と弱々しい声が答えました。1年以上地下牢に閉じ込められハリーの知る限りでも最低1回は拷問を受けているはずです。

痩せ衰え黄ばんだ肌から顔の骨格がくっきりと浮き出ていました。大きな銀色の目は眼窩が落ち窪んで巨大に見えました。毛布に置かれた手は骸骨と言ってもいいほどでした。ハリーが「お邪魔してすみません」と言うと・・・

「いやいや、あなたはわしらを救い出してくれた。あそこで死ぬものと思っていたのに。感謝しておるよ。いくら感謝してもしきれないぐらいに」

こう言って感謝の気持ちを表すオリバンダー翁にハリーは「お助けできてよかった」と言ったのでした。そしてハリーは首から掛けた巾着から2つに折れた杖を取り出して「これを直せますか?可能ですか?」と訊いたのでした。

それは「ゴドリックの谷」でハーマイオニーが発した呪文で折れてしまった柊と不死鳥の尾羽根の杖でした。オリバンダー翁は繰り返し「すまない」と言った後「ここまで破壊された杖を直す事はできない」と言ったのでした。

自分の知っているどんな方法をもってしても直す事はできない。そうオリバンダー翁に言われてハリーは心の準備はできてはいたもののやはり落胆しました。そしてその次にハリーは2本の杖をオリバンダー翁に見せたのでした。

鬼胡桃とドラゴンの琴線。32センチで頑固。

「どういう杖か見ていただけますか?」とハリーに言われてオリバンダー翁が見た最初のこの杖はベラトリックス・レストレンジの杖でした。ハリーに「それじゃ、こっちは?」と言われてオリバンダー翁が見た2本目の杖は?

サンザシと一角獣(ユニコーン)のたてがみ。きっちり25センチ。ある程度弾力性がある。

するとオリバンダー翁は「これはドラコ・マルフォイの杖だった」と言うのです。ハリーが「だった?」と繰り返して「今でもドラコの物でしょう?」と訊くとオリバンダー翁はハリーが奪ったのであれば多分違うと言うのです。

その理由というのが・・・
(明日の記事に続く)

今日の最後に
そんなわけでルーピンが懸念していた通り姿を消したオリバンダー翁はヴォルデモートの掌中にありました。しかし私はオリバンダー翁は抵抗する事なくヴォルデモートの元に行ったとそう思いますね。それというのも・・・

魔法界の大多数の人々にとってヴォルデモートのした事はおぞましいの一言でした。しかしオリバンダー翁にとってはヴォルデモートがした数々の所業はどんなにおぞましくて恐ろしくても過去の前例を打ち破る事だったのです。

機会があればヴォルデモートに直接会って確かめたい。オリバンダー翁は常々そう思っていたと私は思いますね。ハリーが店に行った時にもオリバンダー翁はヴォルデモートのした事を「恐ろしいが偉大」と言っていました。

だから姿を消した時オリバンダーの店には争った跡がなかった。私はそう思いますね。
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