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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

杖は持ち主の魔法使いを選ぶ。オリバンダー翁の言う所によればヴォルデモートはもはやハリーを滅ぼすためにだけ「ニワトコの杖」を求めているわけではないとそう言うのです。絶対に所有すると決めている。ハリーの問いにオリバンダー翁は「あなたは深遠なる質問をする」と言ったのでした。その質問とは?(全3項目)

3-1.杖の秘術
オリバンダー翁が言うには杖そのものに負う所も大きい。さらには「どんな風に手に入れたかが関係して来る」との事でした。一般的に言うなら杖を勝ち取ったのであれば杖の忠誠心は変わるとオリバンダー翁はそう言うのです。

「まるで杖が感情を持っているような話し方をなさるんですね」と言うハリーに対してオリバンダー翁は「杖が魔法使いを選ぶのじゃ。そこまでは杖の術を学んだ者にとって常に明白な事じゃた」とはっきり明言したのでした。

「僕はこの杖をドラコ・マルフォイから力ずくで奪いました。僕が使っても安全でしょうか?」

ハリーのこの問いにオリバンダー翁は「そう思いますよ。杖の所有権を司る法則には微妙なものがあるが克服された杖は通常新しい持ち主に屈服するものじゃ」と答えました。するとオリバンダー翁の言葉を聞いてロンは・・・

「それじゃ、僕はこの杖を使うべきかなぁ?」

それはロンがマルフォイの館でピーター・ペティグリューことワームテールから奪った杖でした。オリバンダー翁はロンに「君が勝ち取った杖だから他の杖よりもよく君の命令を聞き良い仕事をするだろう」と言ったのでした。

オリバンダー翁のこの言葉に対してハリーが「その事は全ての杖に通用するのですね?」と訊くとオリバンダー翁は「そうだと思う」と答えた後にハリーは深遠なる質問をする。杖の術は魔法の中でも複雑で神秘的な部分だと。

2人の話はさらに奥深く極致へと・・・

3-2.ハリーの杖は何を?
「杖の真の所有者になるためには前の持ち主を殺害する必要はないのですね?」と問うハリーにオリバンダー翁は「殺害する必要があるとは言いますまい」と答えてそれを明確に否定したのでした。ハリーの話はいよいよ・・・

あの伝説の杖に近づいていったのでした。ヴォルデモートはオリバンダー翁にどうすればハリーと自分との杖の結びつきを克服できるのかを言わせようとした。だからオリバンダー翁は双子の杖芯の事をヴォルデモートに話した。

オリバンダー翁はハリーがあまりにもよく知っている事にぞっとして金縛りに遭ったようでした。ハリーは話し続けました。誰か他の人の杖を借りればいいと言った。ところがそれが上手くいかなかった。ハリーの杖は・・・

借り物の杖を打ち負かした。それが何故なのかお判りになりますか?と問うハリーにオリバンダー翁は首を横に振って「わしはそんな話を聞いた事がなかった。あなたの杖はあの晩何か独特な事をしたのじゃ」と答えたのでした。

双子の杖が結びつくのも信じられないぐらい稀な事だがハリーの杖が何故借り物の杖を折ったのか?それは杖については右に出る者のいない専門家のオリバンダー翁にすら答えられない事だったのです。そして2人の話は・・・

ヴォルデモートはずっと自分の店で買い求めたイチイの木の杖で満足していた。しかし双子の芯の結びつきを知った今はハリーの杖を征服する唯一の手段として別のもっと強力な杖を探しているとオリバンダー翁は言いました。

しかしハリーは自分が使っていたリンボクの杖とハーマイオニーの杖をマルフォイの館に残して来た。だからハーマイオニーの杖がハリーの柊と不死鳥の杖を折った事も直そうとしても直せなかった事も調べれば判ると・・・

ところがオリバンダー翁はヴォルデモートはもはやハリーを滅ぼすためにだけ「ニワトコの杖」を求めているのではないと言うのです。絶対に所有すると決めている。そうすれば自分が真に無敵になると信じているからなのです。

「ニワトコの杖」の持ち主は常に攻撃される事を恐れなくてはならない。しかしそれでもオリバンダー翁はその杖を所有した闇の帝王はやはり恐るべき強大さだとそう言うのです。ハリーはオリバンダー翁の言葉を聞いて・・・

最初に会った時あまり好きになれない気がした事を思い出したのでした。ヴォルデモートに拷問され牢に入れられた今になってもヴォルデモートが「ニワトコの杖」を所有すると考える事はオリバンダー翁にしてみれば・・・

嫌悪感を催す以上にゾクゾクするほど強く心を奪われる事のようなのです。そしてハーマイオニーにとっては極めて残念な事にオリバンター翁が言うには数々の文献などからも「ニワトコの杖」は確かに存在するとの事でした。

3-3.ルーナへの想い
そんなわけでヴォルデモートの復活が明らかになった直後に囚われの身になってしまったオリバンダー翁だったのですが、翌年の暮れに加わったルーナ・ラブグッドはその長い牢獄生活に一筋の光を射し掛けてくれたのでした。

「貝殻の家」に身を寄せてからもルーナは相変わらずで、ディーン・トーマスはルーナから「耳が小さくてカバみたい」とか「紫色で毛がもじゃもじゃ」とか「ワルツが好きなんだ」などとしわしわ角スノーカックの事を・・・

あれこれ聞かされるのでハリーのそばを通る時には何だか居心地が悪そうに肩をすくめていたのでした。するとそこへビルがオリバンダー翁を連れて階段を下りて来ました。オリバンダー翁はまだとても弱っている様子で・・・

ビルの腕にすがっていました。ルーナが近づいてオリバンダー翁に「お別れするのは寂しいわ」と言ったのでした。オリバンダー翁もルーナの肩を軽く叩きながら「わしもじゃよ、お嬢さん」と言った後さらにこう言ったのでした。

「あの恐ろしい場所で君は言葉には言い表せないほど私の慰めになってくれた」

「貝殻の家」は手狭なのでオリバンダー翁はミュリエルおばさんの家に移動していきました。オリバンダー翁はルーナへの感謝の気持ちとして新しい杖を作って贈ってくれたのでした。一方それを見てハーマイオニーは・・・

「オリバンダーさんが私にも新しいのを1本作ってくれてたら良かったのに」

ハーマイオニーはベラトリックス・レストレンジから直接杖を奪わなかったので鬼胡桃の杖が思い通りに機能してくれないのです。だからこう文句を言って「私の杖が懐かしいわ」などと言っていたというわけなんですよね。

最後に
杖職人のオリバンダー翁は当の本人が生身で登場するのは第1巻「賢者の石」に第4巻「炎のゴブレット」それに第7巻「死の秘宝」の3巻だけなんですが、いずれも密度が濃く極めて印象の深い登場シーンになっているんですよね。

そして後の巻あるいは物語の終盤に強い影響力を及ぼす発言をしていますね。例えば「杖は持ち主の魔法使いを選ぶ」とか「勝ち取った杖なら他の杖よりもよく命令を聞き良い仕事をするだろう」などがそれに当たりますよね。

オリバンダー翁と会って話ができたからこそハリーは自分が「ニワトコの杖」の真の所有者になっている事に気づけたというわけなんですよね。

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