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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

「第2の課題」の2日前にシリウスから届いた手紙はハリーがこれまで受け取った中でも一番短い内容でした。それというのもシリウスには差し迫った事情と理由があったからなのです。そして翌週の週末にハリーたち3人は初めてシリウスの隠れ家に足を運ぶ事になったのでした。(全3項目)

3-1.第1の課題を終えて
ハリーにロンにハーマイオニーの3人は「第1の課題」が終わった後ピッグウィジョンを探すためにふくろう小屋にやって来たのでした。ドラゴンを出し抜き無事最初の課題をクリアした事をシリウスに知らせるためだったのです。

ロンが窓から放すとピッグウィジョンは途端に4メートルあまりも墜落してそれからやっと舞い上がりました。その脚に結ばれたハリーのシリウス宛ての手紙は普段よりずっと長くて重い手紙だったからです。その理由は・・・

ハリーはシリウスに詳しく話したいという気持ちを抑え切れなかったからです。ハンガリー・ホーンテールをどのように避けて回り込みかわしたのか。一撃一撃を詳細に書きたかったのです。そして返事の手紙が届いたのは?

シリウスの返事の手紙が届いたのはクリスマス休暇に入ってからでした。夕食を終えてハリーたち3人がグリフィンドール塔に戻るため大広間を出ると階段の手すりのてっぺんでピッグウィジョンがさえずりまくっていました。

ロンがピッグウィジョンの脚から外したシリウスの返事の手紙を渡すとハリーはそれをポケットに仕舞い込みました。それからハリーたち3人はシリウスの手紙を読むために急いでグリフィンドール塔に戻って行ったのでした。

談話室はみんながお祭り騒ぎで盛り上がり他の人が何をしているかなど気にも留めていません。3人はみんなから離れて窓際に座りハリーがシリウスの手紙を読み上げました。ドラゴンの話に入った所でロンに邪魔されて・・・

言いたい事が言えなかったシリウスだったのですが、手紙の冒頭でシリウスは「結膜炎の呪い」を使えと言うつもりだったと打ち明けていたのでした。実はこの方法はダームストラングのビクトール・クラムが使っていたのです。

それはドラゴンの一番の弱点は眼だからです。しかし手紙の最後でシリウスはまだ1つしか課題をこなしていない。油断せず目をしっかりと開けて特に話題にした人物が近くにいる間はトラブルに巻き込まれないようにして・・・

十分に気をつけなさい。何か変わった事があったら必ず知らせなさい。連絡を絶やさないようにと綴られていたのでした。

3-2.短い手紙
今にして思えば何故ハリーが水の中で1時間生き延びる方法をシリウスに訊かなかったのか?不可解ですが「第2の課題」の2日前茶モリフクロウが持って来たシリウスの手紙はこれまでハリーが貰った中でも一番短い内容でした。

「返信ふくろう便で次のホグズミード行きの日を知らせよ」

ハリーは他に何かないかと羊皮紙の裏も見ましたが白紙でした。ハリーの後ろから手紙を読んでいたハーマイオニーが「来週の週末よ」と言うと「私の羽根ペン使ってこのふくろうですぐ返事を出しなさいよ」と言ったのでした。

「次のホグズミード行きの事シリウスはどうして知りたいのかな?」とロンが言いましたが、実はそれには差し迫った事情と理由があったからだったのです。それはシリウスが次に送って来た手紙の内容で明らかにされました。

「ホグズミードから出る道に柵が立っている。(ダービシュ・アンド・バングズ店を過ぎた所だ)土曜日の午後2時にそこにいること。食べ物を持てるだけ持って来てくれ」

シリウスの手紙は前回と同様短い内容でした。しかしそんな事よりハリーたち3人を驚愕させたのはシリウスが帰国してホグズミード村に隠れているという事だったのです。そのため3人の文面を読んでの感想というのが・・・

ロンが(信じられないという表情で)
「まさかホグズミードに帰って来たんじゃないだろうな?」

ハーマイオニーが
「帰って来たみたいじゃない?」

ハリーは(緊張して)
「そんなバカな。捕まったらどうするつもり・・・」

するとロンが「これまでは大丈夫だったみたいだ」と言ったのでした。それは昨年度と違いホグズミード村にはもう吸魂鬼がうじゃうじゃというわけではないからというわけです。ハリーは手紙を折り畳むと色々考えたのでした。

正直に言うとハリーはまたシリウスに会いたくてたまりませんでした。そのためその日の午後はハリーにとっては「占い学」と並んで最悪中の最悪の二時限続きの「魔法薬学」の授業だったのですが、それにも関わらず・・・

地下牢教室への階段を下りながらハリーは普段よりずっと心が弾んでいたのでした。

3-3.シリウスの隠れ家へ
翌日ハリーたち3人は正午に城を出ました。シリウスが持って来てくれと頼んだ食料はハリーのカバンに入っていました。鳥の足を12本にパンを1本さらにはかぼちゃジュース1瓶を昼食のテーブルからくすねておいたのでした。

「第2の課題」クリアの大功労者屋敷しもべ妖精のドビーへのみやげを買った後3人はハイストリート通りを歩いてダービシュ・アンド・バングズ店を通り過ぎ村のはずれに向かいました。ハリーはこっちに来るのは初めてでした。

曲がりくねった小道がホグズミードを囲む荒涼とした郊外に続いていました。このあたりは住宅もまばらで庭は大きめでした。3人は山の麓に向かって歩いていました。ホグズミードはその山懐にあります。角を曲がると・・・

道のはずれに柵があって一番高い柵には2本の前脚を乗せて新聞らしい物を口にくわえて3人を待っている大きな毛むくじゃらの黒い犬がいました。ハリーはそばまで行くと「やあ、シリウスおじさん」と挨拶をしたのでした。

黒い犬はハリーのカバンを夢中で嗅ぐと尻尾を一度だけ振り向きを変えて走り出しました。ハリーたち3人が柵を越えて黒い犬を追うと、あたり一面岩石で覆われた山のすぐ下に到着したのでした。3人はそこからさらに・・・

3人はおよそ30分シリウスの振る尻尾に従って山を登って行きました。四本足なら苦もなく歩けますが二本足のハリーたちはたちまち息切れしたのでした。そして最後にシリウスがするりと姿を消しました。その場所まで・・・

シリウスが姿を消した所まで行ってみると狭い岩の裂け目がありました。裂け目に体を押し込むようにして入ると中は薄暗くて涼しい洞窟でした。そして一番奥の大きな岩にロープを回してヒッポグリフのバックビークが・・・

繋がれていました。シリウスは人間の姿に戻ると口にくわえていた「日刊予言者新聞」を離して床に落とした後にかすれた声で「チキン!」と言いました。ハリーはカバンを開けると鳥の足とパンをシリウスに渡したのでした。

シリウスは「ありがとう」と礼を言うなり包みを開けて鳥の足を掴んで洞窟の床に座り込むと歯で大きく食いちぎりました。何でもほとんどネズミばかり食べて生きていたんだそうです。それというのもホグズミードから・・・

あまり沢山食べ物を盗むと注意を引く事になるからだそうです。シリウスはハリーに笑顔を見せてハリーも笑いを返しました。しかし心から笑う気持ちにはなれませんでした。そしてハリーはシリウスにこう問いかけたのでした。

「シリウスおじさん、どうしてこんな所にいるの?」

今日の最後に
そんなわけで今にして思えばハリーにロンにハーマイオニーの3人とシリウスがこれだけじっくりと話し合う事ができたのは最初で最後の機会になったというわけです。ハリーとしてはシリウスには絶対に捕まって欲しくない。

だからホグズミード村なんかにいないで、もっと安全な所に隠れていて欲しいという気持ちが強いというわけです。しかしシリウスとしては12年間できなかった名付け親としての役目を果たしたい。今まではハリーに対して・・・

何もしてやれなかった。だからその埋め合わせをしたいという気持ちが相当に強いんでしょうね。だからここに留まっているというわけなんですよね。

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