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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

4人の被告の内の2人の主張は極めて対照的な内容でした。1人は潔白を訴える一方でもう1人はヴォルデモート卿に変わらぬ恭順を誓ってアズカバンに引かれて行きました。復活直後のヴォルデモートの杖先からはヴォルデモートに殺害された犠牲者が次々と現れ出でたのでした。そして最後に登場したのが・・・(全3項目)

3-1.バーテミウス・クラウチ・ジュニア
この人の場合は段階を踏んで徐々にその姿を現わすという事になっています。まずはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦終了後に競技場に隣接する森の中で「闇の印」を創り出すという声だけの出演という事になっています。

そして次に登場するのは新学期初日にホグワーツの大広間という事になっています。しかしここではクラウチ・ジュニア本人の姿ではなく「闇の魔術に対する防衛術」の教師として今学期ホグワーツに着任する事になった・・・

マッド・アイ・ムーディとして出て来ていますね。その次はハリーたち3人がシリウスの隠れ家に行った時にシリウスがその名前を口にしています。シリウスは吸魂鬼がクラウチ・ジュニアを連れて来る所を見たんだそうです。

そして次に登場するのがハリーが額の傷が痛んでシリウスのアドバイスに従い校長室に行った際に「憂いの篩」の中でようやくクラウチ・ジュニア自身の姿が登場していますね。声高にヴォルデモート卿の復活を主張する・・・

ベラトリックス・レストレンジとは違って「お母さん、お父さんを止めてください。僕はやっていない。あれは僕じゃなかったんだ!」と潔白を体を揺らしながら、そしてすすり泣きながら訴えているその姿で登場しています。

そしてやっとの事でクラウチ・ジュニア自身が生身でその姿を現わしたのは「第3の課題」も終了してヴォルデモート卿がついに復活を果たした後の、ホグワーツのムーディの部屋での事だったのでした。ここでついに・・・

ポリジュース薬の効き目が切れてハリーの目の前で徐々にムーディの顔が変わり始めました。傷痕が消えて肌は滑らかになり削がれた鼻もまともになって小さくなって行ったのでした。長いたてがみのようなその髪の毛は・・・

白髪混じりの髪は頭皮の中に引き込まれて行き髪の色は薄茶色に変わったのでした。突然ガタンと音がしたかと思うと木製の義足が落ちて正常な足がその場所に生えて来ました。さらに次の瞬間「魔法の目」が飛び出して・・・

そこには本物の目玉が現れて来たのでした。前述のようにハリーは「憂いの篩」の中でその姿を見ていたので目の前に横たわる少しそばかすのある色白の薄茶色の髪をした男が誰なのか?を知っていました。ただその男は・・・

今は目の周囲にしわがあって「憂いの篩」での姿よりずっと老けて見えたのでした。それがバーテミウス・クラウチ・ジュニアだったのです。この後クラウチ・ジュニアは真実薬で全ての真相を告白したというわけなんですよね。

3-2.ベラトリックス・レストレンジ
前項で既にチラリと名前が出ていますね。ハリーがシリウスから「額の傷痕がまた痛んだらすぐにダンブルドアの所に行きなさい」というアドバイスに従って校長室に行った時に「憂いの篩」でその姿を現わしているんですよね。

ベラトリックス・レストレンジはイゴール・カルカロフとルード・バグマンの裁判の次で3番目の最後の記憶に登場しています。クラウチ氏がこめかみをピクピクと引きつらせながら「連れて来い」と大きな声で言うと・・・

クラウチ氏の声が地下牢にある法廷に響き渡ると隅の扉が開いて今度は6体の吸魂鬼が4人の被告を連行していたのでした。その4人の被告の内の1人がベラトリックス・レストレンジだったというわけです。被告席に座ると・・・

豊かな艶のある黒髪の魔女つまりベラトリックスは鎖つきのその椅子がまるで王座でもあるかのように踏ん反り返って目を半眼に開いていました。クラウチ氏は「お前たちは魔法法律評議会に出頭している」と言った後に・・・

さらにクラウチ氏は「この評議会はお前たちに評決を申し渡す」と告げたのでした。自分の息子が潔白を主張する中クラウチ氏はそれを無視して陪審の評決を求めたのでした。すると地下牢の右手に並んだ人たちが一斉に・・・

手を挙げて4人の被告のアズカバンに於ける終身刑が確定したのでした。吸魂鬼がスルスルと部屋に戻って来たのでした。すると半眼の魔女つまりベラトリックス・レストレンジはクラウチ氏を見上げるとこう叫んだのでした。

「クラウチ、闇の帝王は再び立ち上がるぞよ!我々をアズカバンに放り込むがよい。我々は待つのみ!あの方は蘇り我々を迎えにおいでになる。他の従者の誰よりも我々をお褒めくださるであろう!我々のみが忠実であった!」

「我々だけがあの方をお探し申し上げた」

こう主張するベラトリックスに対してクラウチ氏は吸魂鬼に向かって「連れて行け!連れて行くのだ。そいつらはあそこで腐り果てるがよい!」と激しく叫んだのでした。このようにしてベラトリックス・レストレンジは・・・

ヴォルデモート卿に変わらぬ恭順を誓いながらアズカバンに引かれて行ったというわけなんですよね。

3-3.ジェームズにリリー・ポッター
セドリック・ディゴリーにハリーの見知らぬ老人フランク・ブライスそして次には行方不明になっていた魔法省の職員バーサ・ジョーキンズでした。ヴォルデモートに殺害された犠牲者たちが次々とその杖先から出て来たのです。

その人たちは2人の決闘者の周囲を回りながらハリーには激励の言葉を囁き、ハリーの所までは届かない低い声でヴォルデモートを罵っていたのでした。そしてまた別の頭がヴォルデモートの杖先から現れ出でて来たのでした。

一目見てハリーには「それが誰なのか?」が判りました。セドリックがヴォルデモートの杖先から現れたその瞬間から、ずっとそれを待っていたかのようにハリーには判っていたのです。何故か?と云えば今夜ハリーが・・・

他の誰よりも強く心に思っていた女性だったからです。髪の長い若い女性の煙のような影がバーサ・ジョーキンズと同じように地上に降り立つとハリーを見つめたのでした。その女性リリー・ポッターはハリーに静かに・・・

「お父さんが来ますよ。お父さんのためにも頑張るのよ。大丈夫・・・頑張って」

そしてその父親がやって来ました。最初は頭がさらにそれから体が出て来ました。背が高くてハリーと同様くしゃくしゃな髪のジェームズ・ポッターの煙のような姿がヴォルデモートの杖先から花が開くように現れたのでした。

そして・・・

ジェームズ・ポッターはハリーに近づき他の影と同じように、遠くから響くような声で静かに話しかけて来ました。殺戮の犠牲者に周りを徘徊され恐怖で鉛色の顔をしたヴォルデモートのほうには聞こえないような低い声で・・・

「繋がりが切れると私たちはほんの少しの間しか留まっていられない。それでもお前のために時間を稼いであげよう。移動キーの所まで行きなさい。それがお前をホグワーツに連れ帰ってくれる。ハリー、判ったね」

父親のこのアドバイスのお陰でハリーは無事ホグワーツに帰る事ができたというわけなんですよね。

今日の最後に
そんなわけでクラウチ・ジュニアは裁判では「お父さんを止めてください」とか「僕はやっていない」などと涙ながらに潔白を主張していたのですが、結局はヴォルデモート卿復活の最大の功労者になってしまったんですよね。

つまり臆面もなく堂々と真っ赤な嘘をついていたというわけです。おそらく父親のクラウチ氏も「ひょっとしたら息子は本当は無実だったのでは?」と思ったからこそ策を講じて助け出したんでしょうね。ところが息子は・・・

アズカバンから助け出されて健康を取り戻すとヴォルデモート卿を復活させる事しか考えなかったのです。でも父親のクラウチ氏もまた息子をおとなしくする手段として「服従の呪文」を使っていたのですから息子の事を・・・

批難する資格はないのかもしれませんね。

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