FC2ブログ
実はふと気づいてみたら今年に入ってからは人人人という事で、同じカテゴリーの記事(登場人物列伝)ばかりになっていました。そこで今週は来たる4月1日が誕生日という事なので、フレッドとジョージが発明したこの魔法用具を取り上げてみる事にしました。(全3項目)

3-1.フレッドとジョージが
ハリーがこの「伸び耳」なる物を知ったのはロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団本部に入った直後の事でした。ハリーがロンとハーマイオニーに「ここは一体どこなんだ?」と訊くとロンが即座に・・・

「不死鳥の騎士団の本部」

こう答えたのでした。さらにハリーが不死鳥の騎士団とは何か?と訊くとハーマイオニーが答えました。何でも秘密同盟でダンブルドアが率いているし設立者なんだそうです。前回ヴォルデモートと戦った人たちなのだそうです。

そこでハリーが怒り狂って「どうなってるんだ?ヴォルデモートは何を企んでいる?どこにいる?奴を阻止するのに何をしてるんだ?」と問い詰めるとハーマイオニーがハリーに気を遣いつつこう答えたというわけなんですよね。

「言ったでしょう?騎士団は私たちを会議に入れてくれないって。だから詳しくは知らないの。だけど大まかな事は判るわ」

ハーマイオニーたちが「一体どうやって騎士団の会議の内容を知る事ができたのか?」という所でこの伸び耳が登場するんですよね。ロンが「フレッドとジョージが発明した」と答えました。なかなか役に立ったんだそうです。

今はウィーズリーおばさんが伸び耳を見つけると怒って捨ててしまうんだそうです。そのためフレッドとジョージは伸び耳を隠す事を余儀なくされたのだそうです。しかしバレるまではこれを使って騎士団の会議の内容を・・・

例えば面の割れている死喰い人を尾行したり騎士団に入るよう勧誘しているメンバーも何人かいるそうです。さらには護衛任務の話を頻繁にしていたんだそうです。そこでハリーが「僕の護衛の事では?」と指摘をすると・・・

ロンは急に謎が解けたような顔をして「ああそうか」と言ったのでした。しかし残念ながらウィーズリーおばさんが厨房の入口の扉に「邪魔よけ呪文」をかけてしまったので、今は会議の盗聴をする事はできないのだそうです。

つまり「伸び耳」の最大にして唯一の弱点は「邪魔よけ呪文」というわけなんですよね。

3-2.功罪相半ば、その1
実を云うとこういう展開はハリーポッター・シリーズには結構よくある事なんですよね。そもそもフレッドとジョージに悪戯専門店の開業資金として三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを提供したのはハリーでした。

いよいよ今日から授業が始まるというその日の朝。大広間ではフレッドとジョージそれにハーマイオニーとの間で悪戯専門店に関する熱い議論が交わされていたのでした。最後の年を市場調査のために費やすと言う2人に・・・

ハーマイオニーは「悪戯専門店を始める資金はどこで手に入れるつもり?」と訊いたのでした。材料も色々必要になって来る。それに店舗だっているでしょうとハーマイオニーは言ったのでした。それに対してフレッドは・・・

「質問するなかれ。さすれば我々は嘘をつかぬであろう。来いよジョージ。早く行けば薬草学の前に伸び耳の2、3個売れるかもしれないぜ」

その日の夜の大広間での夕食はハリーにとっては楽しいものではありませんでした。初めて受けたアンブリッジの「闇の魔術に対する防衛術」の授業での怒鳴り合いのニュースは何故か?例外的な早さで学校中に伝わったのです。

ロンとハーマイオニーに挟まれて食事をしていてもハリーの耳には周囲の囁きが聞こえて来ました。さらにおかしな事に囁いている人たちは話の内容を当の本人のハリーに聞かれても誰も気にしてはいない様子のようなのです。

「セドリック・ディゴリーが殺害されるのを見たって言ってる」

「例のあの人と決闘したと言ってる」

「まさか」

「誰がそんな話に騙されると思ってるんだ?」

「まーたっくだ」

何ゆえハリーとアンブリッジの怒鳴り合いのニュースは驚くべき早さで学校中を駆け巡ったのか?何ゆえ多くの生徒たちがハリーがアンブリッジの授業の時に主張した内容の詳細をそこまで把握しているのか?その原因とは?

多くの生徒がフレッドとジョージの売った「伸び耳」を使い、ハリーとアンブリッジのやり取りを聞いていたからというわけです。ハリーがフレッドとジョージに悪戯専門店の開業資金を提供した事がこんな形でハリーに・・・

撥ね返って来たのです。

3-3.功罪相半ば、その2
さらにクリスマス休暇直前にはハリーがフレッドやジョージにジニーには決して知られたくない事実を知られる事となってしまったのです。それはハリーを含めたウィーズリー一家一行がアーサー氏の見舞いに行った時に・・・

ロンにフレッドにジョージそれにジニーはダンブルドアが作った「移動キー」で学校からロンドンの不死鳥の騎士団本部に移動する際に「お父上は不死鳥の騎士団の任務中に怪我をなさったのじゃ」と聞かされていたのでした。

フレッドとジョージがアーサー氏にヴォルデモートの蛇に襲われた時の事を根掘り葉掘り訊くので、母親のウィーズリーおばさんはフレッドたちを病室から追い出してしまったのでした。そこでフレッドがホケットの中を・・・

「そうやってりゃいいさ。俺たちには何も教えるな」

ごそごそと探りながら冷静にこう言ったのでした。するとジョージが「これを探しているのか?」と差し出したのが「伸び耳」だったというわけです。フレッドはニヤリと笑ってジョージに「判ってるねえ」と言ったのでした。

この後ハリーたちが漏れ聞いたトンクスにマッド・アイ・ムーディそれにウィーズリーおばさんの会話の内容というのが大きな波紋を広げる事になりました。3人の会話がまるでハリーのすぐそばで話しているかのように・・・

「隈なく探したけど蛇はどこにも見つからなかったらしいよ。アーサーあなたを襲った後、蛇は消えちゃったみたい。だけど例のあの人は蛇が中に入れるとは期待していなかったはずだよね?」

「わしの考えでは蛇を偵察に送り込んだのだろう」

「何しろこれまでは全くの不首尾に終わっているだろうが?うむ奴は立ち向かうべきものをよりはっきり見ておこうとしたのだろう。アーサーがあそこにいなければ蛇の奴はもっと時間をかけて見回ったはずだ」

「ねえダンブルドアはハリーがこんな事を見るのをまるで待ち構えていたような様子なの」

ここでのマッド・アイの発言が大問題になったのです。それはハリーが「一部始終を見たと言っておるのだな?」に続いて「何かおかしい。それはわしら全員が知っておる」という発言。さらに最後のとどめになったのが・・・

「むろん心配しておるわ。あの坊主は例のあの人の蛇の内側から事を見ておる。それが何を意味するか」

そして・・・

もしヴォルデモートがハリーに取り憑いているのならというムーディの言葉に、聞いていたフレッドにジョージにロンそしてジニーが「伸び耳」を垂らしたまま、突然恐怖に駆られたようにハリーをじっと見つめていたのでした。

今日の最後に
そんなわけでハリーにとってはフレッドとジョージが発明したこの「伸び耳」のお陰で、学期が始まって早々にはアンブリッジとの怒鳴り合いが瞬時に学校中に知れ渡ってしまうわ、こうしてクリスマス休暇直前の時には・・・

ハリーがロンやフレッドにジョージさらにはジニーに決して知られたくない「ハリーは蛇の内側から事を見ている」に続いて「ヴォルデモートがハリーに取り憑いている」というムーディの発言を聞く事になってしまったのです。

それが翌年度になると・・・
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1380-514e65fb