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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーにとっては巡り合わせの悪さも重なって「伸び耳」のその機能を生かし切れていませんでした。それがヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出た時極めて有用な情報を手に入れる事に成功したのです。それは校長室に飾られていた「グリフィンドールの剣」が・・・(全3項目)

3-1.偶然通った人たち
そんなこんなでハリーにとっては思わぬ形で我が身に撥ね返って来たり、やっと事前に有用な情報を手に入れる事ができたと思ったらロンにハーマイオニーと意見が合わなかったがためにそれを有効活用できなかったりと・・・

それはハリーたちが分霊箱を探す旅に出て次第に秋の色が濃くなって来た頃でした。ロンが食べ物の事で愚痴と文句ばかりを言うので、ハーマイオニーが「明日はあなたが食料を見つけて調理するといい」と言っていると・・・

「黙って!シーッ!黙って!」

ハリーが突然立ち上がって両手を挙げながらこう言ったのでした。ハーマイオニーは憤慨して「ロンの味方をするなんて」と言いました。しかしそうではなかったのです。傍らの暗い川の流れの音に人の声が混じって来たのです。

ハリーは小声でハーマイオニーに「耳塞ぎの呪文はかけてあるね?」と訊きました。それに対してハーマイオニーはそれだけじゃなくて「マグル避け」も「目くらまし術」も全部がかけてある。だから自分たちの声も姿も・・・

声は聞こえないし姿も見えないはずだと言ったのでした。話し声はだんだん大きくなって来ました。しかし話の内容はハリーの勘では相手方は5メートルが6メートルしか離れていないようですが川の流れの音が邪魔をして・・・

何を話しているのかは分りませんでした。ハーマイオニーはビーズバッグを素早く掴むと中を掻き回して「伸び耳」を3個取り出しハリーとロンに投げ渡したのでした。すると次の瞬間にはハリーは疲れたような男の声を・・・

聞く事ができたのです。

3-2.やっとの事で?
ハリーは「伸び耳」をぎゅっと耳に押し込みました。すると今まで耳にした事がない耳障りでガサガサした喉に引っかかる雑音の繋がりのような言葉が聞こえて来ました。話の中でそれは2人の小鬼だという事が判って来ました。

「ここなら鮭の2、3匹もいるはずだ。それともまだその季節には早いかな?アクシオ!鮭よ来い!」

川の流れとは明らかに違う水音が数回した後。捕まった魚がじたばたと肌を叩く音が聞こえて来ました。疲れたようなその一方で感じのいい心地よい声の人物にハリーは「聞き覚えがある!」と思ったのでした。その人物とは?

腹の突き出た陽気な顔が思い浮かびました。それはトンクスの父親テッド・トンクス氏でした。トンクス氏が名前を呼んだので2人の小鬼はグリップフックにゴルヌックだという事も判明しました。トンクス氏が言うには・・・

家を出てすぐにグリップフックと出会いゴルヌックとはそれからまもなくして合流したのだそうです。さらに驚く事にハリーたち3人とは同学年で同じグリフィンドール生のディーン・トーマスも一緒にいる事が判ったのでした。

アズカバンに護送される途中で逃亡する事に成功したダーク・クレスウェルもいました。ここでハリーたちが入手した「極めて有用な情報」というのは小鬼のグリップフックの口からもたらされました。グリップフックが・・・

小声で何かを言いました。しかしゴブリン語だったのでディーンとトンクス氏には理解できませんでした。ゴルヌックが笑うのでディーンが「何がおかしいの?」と訊きました。するとどうやらゴブリン語が判るらしい・・・

ダーク・クレスウェル氏が「グリップフックが言うには魔法使いが認知していない事も色々ある」と答えました。そこでトンクス氏が「ディーンも私も何か聞き逃している事がありそうだね」と言うとグリップフックは・・・

「セブルス・スネイプにも逃がしたものがあります。もっともスネイプはそれさえも知らないのですが」

そして2人の小鬼は大声で意地悪く笑ったのでした。そしてハリーはテントの中で興奮に息を弾ませていました。さらにハーマイオニーと顔を見合わせ「これ以上は無理だ」というぐらい聞き耳を立てたのでした。すると・・・

グリップフックは何とグリンゴッツに勤めているビル・ウィーズリーから聞いたんだそうです。何でもジニーを含めた3人が校長室に押し入って「グリフィンドールの剣」を奪おうとしたのだそうです。残念ながら3人は・・・

剣を盗み出して階段を降りる途中で捕まってしまったんだそうです。それから数日後スネイプは「剣を校長室に置いておくのは安全ではない」と考えた。そこで「グリフィンドールの剣」をグリンゴッツに預けたんだそうです。

ところが!

その剣は偽物だというのです。

3-3.その後の話の内容は?
セブルス・スネイプがグリンゴッツに預けた「グリフィンドールの剣」は偽物だった!それを知って今度はグリップフックにゴルヌックさらにはゴブリン語が判るダーク・クレスウェルだけでなくディーンもトンクス氏も・・・

一緒になって笑ったのでした。一方ハリーは目を閉じて「誰かが僕の聞きたい事を聞いてくれますように」と祈りました。するとまるで10分に思えるようなそれは長い1分が経った後その事をディーンが訊いてくれたのでした。

「ジニーや他の2人はどうなったの?盗み出そうとした生徒たちの事だけど?」

トンクス氏も「無事なんだろうね?」と急いで訊いたのでした。それはウィーズリー家の子供たちがこれ以上傷つけられるのはごめんだからと言うのです。何でもグリップフックが言うには3人は厳しく罰せられたものの・・・

グリップフックが知る限りでは「ひどい障害は受けなかったらしい」との事でした。この後はハリーを巡る内容へと話が移って行きました。ダーク・クレスウェル氏が「日刊予言者新聞」ではハリーに不利な証拠を挙げている。

するとトンクス氏が鼻先で笑って「まだあんなくだらん物を読んでいるなら騙されても文句は言えない」と言ったのでした。トンクス氏が言うには「本当の事が知りたいならザ・クィブラーを読め」との事でした。すると・・・

突然喉を詰まらせゲーゲー吐く大きな音が聞こえました。どうやらダーク・クレスウェル氏が魚の骨を喉に引っかけたようなのです。そして「ザ・クィブラー?ゼノ・ラブグッドのあの能天気な紙屑の事か?」と訊いたのでした。

するとトンクス氏が「近頃はそう能天気でもない」と答えました。ゼノ氏は「日刊予言者新聞」が無視している事柄を全て活字にしているそうです。最新号では「しわしわ角スノーカック」について一言も触れていないそうです。

ただこのままだと「一体いつまで無事でいられるのか分らない」のだそうです。しかしゼノ氏は毎号の巻頭ページでヴォルデモートに反対する魔法使いはハリーを助ける事を第1の優先課題にするべきと書いているんだそうです。

トンクス氏はハリーがまだ捕まっていないというだけでも大したものだ。自分は喜んでハリーの助言を受け入れる。しかしダーク・クレスウェル氏はトンクス氏に「君の言う事も一理ある」と賛同の意思を示したその一方で・・・

魔法省や密告者がこぞってハリーを探しているからには今頃はもう捕まっているだろうと思ったんだが。とっくの昔に捕まって「こっそり消してしまったかもしれない」と言うとトンクス氏は声を落としてこう言ったのでした。

「ああダーク、そんな事を言ってくれるな」

今日の最後に
こうして伸び耳のお陰で「スネイプがグリンゴッツに預けたグリフィンドールの剣は偽物だった」という事が判明しました。さらにそれをきっかけにしてフィニアス・ナイジェラス・ブラックのこの言葉から新たな事実が・・・

「小鬼製の刀剣・甲冑は磨く必要などない。ゴブリンの銀は世俗の汚れを寄せつけず自らを強化する物のみを吸収するのだ」

ハリーは2年生の時にこの「グリフィンドールの剣」でバジリスクを退治しました。そのため剣はバジリスクの毒を含んでいるので「この剣」でヴォルデモートの分霊箱を破壊する事ができるのです。ハリーたち3人は・・・

そこに至る道は決して平坦ではなかったもののハリーはグロスター州のディーンの森で「グリフィンドールの剣」を手に入れる事ができてヴォルデモートの分霊箱を破壊する事ができたのでした。さらにロンとも再会して・・・

一挙両得という事になったのでした。

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