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物を浮き上がらせるこの魔法はハリーポッター・シリーズ全7巻の要所要所しかも極めて重要な場面で使われているんですよね。そこで今週はこれが使用された所を順番に振り返ってみる事にします。実は当初は仲違いしていたハリーにロンそしてハーマイオニーとの関係を修復させたのが・・・(全3項目)

3-1.ハロウィンに
ハリーポッター・シリーズでは毎度お馴染みの事なんですが、当初ハリーは杓子定規で融通が利かず加えてお節介な性格のハーマイオニーを毛嫌いしていました。ロンもまた表向きはハーマイオニーを嫌っていたのですが・・・

それはまたハリーとは全く違う気持ちからハーマイオニーに対して反抗的な態度を取っていたというわけなんですよね。10月31日の「呪文学」の授業でハリーたちは初めて物を飛ばす魔法つまり「浮遊術」に挑戦したのでした。

フリットウィック先生は生徒を2人ずつ組ませて練習をさせました。ハリーはシェーマス・フィネガンと組みました。ところが何とロンはハーマイオニーと組む事になったのです。これにはロンもさらにハーマイオニーも・・・

双方が揃ってカンカンでした。ハーマイオニーは初めての飛行訓練授業でハリーが禁を破って箒に乗ったのに、クィディッチのグリフィンドール・チームのメンバーに選ばれてしまって以来2人とは口を利いていなかったのです。

長い腕を風車のように振り回してロンが呪文を叫んでいました。しかし机の上の羽根は全く浮かびません。ハーマイオニーが「言い方が間違っている」と言うので、ロンがハーマイオニーに「君がやってみろよ」と言うと・・・

「ウィンガーディアム レヴィオーサ!」

ハーマイオニーが上着の袖をまくり上げて杖をビューンと振り呪文をこう唱えました。すると羽根は机を離れて頭上高く浮かび上がったのです。フリットウィック先生は拍手をして「皆さん見てください」とそれは大喜びでした。

しかし授業が終わった時のロンの機嫌は最悪でした。ロンは廊下の人込みを押し分けながらハリーに「だから誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。全く悪夢みたいな奴さ」と言って誹謗中傷の限りを尽くしていました。

誰かがハリーにぶつかり追い越して行きました。それがハーマイオニーだったのです。ハリーがその顔を見ると泣いていました。ハリーが「今の聞こえたみたい」と言うと、ロンはさらに追い打ちをかける言葉を浴びせたのです。

「誰も友達がいないって事はとっくに気がついているだろうぜ」

するとハーマイオニーは・・・

3-2.トロールをノックアウト!
ハーマイオニーは次の授業に出て来ませんでした。さらにその日の午後には姿を一度も見かけませんでした。ハロウィンのご馳走を食べに大広間に行く途中でハリーとロンはパーバティ・パチルがラベンダー・ブラウンに・・・

ハーマイオニーがトイレで泣いていて1人にしておいてくれと言ったらしいと話しているのを小耳に挟んだのでした。それを聞いてロンは少しバツの悪そうな顔をしました。しかし大広間のハロウィンを飾りつけを見たら・・・

その瞬間ハーマイオニーの事など2人の頭から消え去ってしまいました。ところがパーティが始まってからしばらくしてクィレル先生が恐怖で顔を引きつらせて飛び込んで来ました。地下室にトロールが侵入したというのです。

当サイトでは折ある毎にハリーは極めて優秀な開心術士だと指摘しています。それに加えてロンとハーマイオニーはホグワーツ特急で初めて会ったその時に双方がお互いに一目惚れだったという事も指摘しているんですよね。

ハーマイオニーがロンに「友達がいない」と言われて授業に出て来なくなったのは、好きな人つまりロンにそう言われたからというわけなんですよね。ハリーはロンとハーマイオニーがホグワーツ特急で初めて会った時に・・・

2人がお互いの事を一目で好きになった。その事を開心術で見抜いていたのでトロール侵入事件が起きた時ロンに「ハーマイオニーはトロールが侵入している事を知らない」だから助けに行かなくてはと進言したというわけです。

「判った。だけどパーシーに気づかれないようにしなきゃ」

本当に心底ハーマイオニーが嫌いなら「あいつがどうなろうが僕の知った事じゃない。だから自分はパーシーに従いて寮の談話室に戻る」と言っていたはずです。しかし実はロンはハーマイオニーの事が好きだったので・・・

ロンはハリーに言われてハーマイオニーを助けるために女子トイレに向かったのでした。ところが何と2人はハーマイオニーがいるトイレに鍵をかけてトロールを閉じ込めてしまったのです。慌ててそのトイレに戻って・・・

「こっちに引き付けろ!」

ハリーは無我夢中でロンにこう言うと蛇口を拾って力一杯壁に投げつけました。トロールはハーマイオニーの1メトール手前で立ち止まりました。そして今度はハリーのほうに向かって棍棒を振り上げながら近づいて来ました。

そして2人とトロールの対決に決着がついたのはロンが杖を取り出した時でした。ハーマイオニーは恐ろしさのあまり床に座り込んでいます。ロンは自分でも何をしようとしているのかが分らず頭に最初に浮かんだ呪文を・・・

「ウィンガーディアム レヴィオーサ!」

それはその日の「呪文学」の授業でやったばかりの呪文でした。突然棍棒がトロールの手から飛び出して空中を高く高く舞い上がり、ゆっくりと一回転して「ボクッ」という嫌な音を立てて持ち主自身の頭の上に落ちたのでした。

こうしてトロールはノックアウトされてハーマイオニーは無事救助されたというわけなんですよね。

3-3.こうして3人は
それ以降ハーマイオニー・グレンジャーはハリーとロンの友人になりました。共通の経験をする事で互いを好きになる。そんな特別な事がトロールの退治だったというわけです。それはハリーにとってはとても有り難い事でした。

クィディッチの練習が追い込みに入ってキャプテンのオリバー・ウッドのしごきの中で、もしハーマイオニーがいなかったらあれだけの宿題をこなすのは到底無理だったという事は想像に難くなかったからです。さらには・・・

ハーマイオニーは「クィディッチ今昔」という本を貸してくれました。これがまた面白い本でした。ハリーはこの本で色々な事を学びました。クィディッチには「700」もの反則があり、その全部は1473年に行なわれた・・・

世界選手権で起きた事。シーカーは通常は一番小柄で速い選手がなり大きな事故といえばシーカーに起き易い事。試合中の死亡事故はまずないが何人かの審判が消えてしまい数ヵ月後にサハラ砂漠で見つかった事などが・・・

知られているんだそうです。ハーマイオニーはトロール侵入事件でハリーとロンに助けてもらったという事もあって、規則を破る事に幾分かは寛大になり融通の利かない性格も和らいでお陰で随分と優しくなっていたのでした。

ハリーのクィディッチ・デビュー戦の前日ハリーたちは休み時間に凍りつくような中庭に出ていました。ハーマイオニーは魔法で鮮やかなブルーの火を出してくれました。ジャムの空き瓶に入れて持ち運びができるという・・・

便利な物でした。その火を背中に当てて暖まっているとスネイプが現れました。火は禁止されているに違いないと思った3人はその火がスネイプから見えないようピッタリとくっつきました。火は見つからなかったものの・・・

不覚にも顔に「悪い事をしている」と現れてしまいました。スネイプは何か小言を言う口実を探しているようでした。スネイプに「そこに持っているのは何かね?」と訊かれてハリーが「クィディッチ今昔」を差し出すと・・・

スネイプは「図書室の本は校外に持ち出してはならん」と言って没収してしまったのでした。スネイプが行ってしまってからハリーは「規則をでっち上げたんだ」と怒ってブツブツぼやいたのでした。前述の通りこの本は・・・

図書室の本ではなくハリーがハーマイオニーから借り受けた本だったんですよね。こじつけもいい所ですよね。

今日の最後に
そんなわけで杓子定規で融通が利かず規則を遵守する事にかけては右に出る者がないハーマイオニーだったのですが、翌年度になると一転してドラコ・マルフォイを尋問するためにポリジュース薬の密造をすると言い出し・・・

さらには3年生の時には「逆転時計」をシリウスとヒッポグリフのバックビークを助け出すために使用したりもするんですよね。このようにして「必要とあらば時には規則を破る事もしかたがないんだ」という考え方を・・・

ハーマイオニーに持たせた原点が1年生の時のハロウィンの日10月31日に起きたトロール侵入事件だったというわけです。その時ハーマイオニーの窮地を救うためにロンが使った魔法が「浮遊術」だったというわけなんですよね。
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