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さて!ふと気づいてみれば今月は同じカテゴリー(魔法・呪文)の記事が続いたので、それならいっそという事で今週はこの機会に「この魔法」の事を取り上げてみる事にしました。今回は第7巻「死の秘宝」でハリーたち3人が「どのような経緯で」この魔法を使う技術を発達させて行ったのかを振り返ってみる事にしました。(全3項目)

3-1.結婚式の会場から
「姿くらまし術」と「姿現わし術」はテストを受けて合格しないといけないんだそうです。それというのもバラけてしまったりすれば当の本人は身動きが取れなくなってしまう上に私たちマグルがそれを目撃したりすると・・・

後始末が大変になるからなのだそうです。もし無免許でやって事故でも起こそうものなら相当額の罰金を払う事になるんだそうです。そのためウィーズリーおじさんに言わせれば「遅いが箒のほうが安全でいい」との事でした。

テストを受けられるのは「17才以上」つまり成人に達した人たちのみという事になります。ハーマイオニーは学期が始まって早々の9月19日にそしてロンは3月1日が誕生日なので、その日を過ぎれば試験を受ける事ができます。

しかしハリーの場合は誕生日が7月31日なので学期中に試験を受ける事はできません。それに加えて17才の誕生日の翌日には魔法省がヴォルデモートに乗っ取られてしまったので、それからはずっと無免許でやっていたのでした。

さらにロンも最初に試験を受けた時に落ちてしまったので、ハリーに「今度は一緒に受けられる」と言っていたら同様の理由で受け損なってしまったため、3人の中でちゃんと合格していたのはハーマイオニーだけだったのです。

「ここはどこだ?」

こう訊いたのはロンでした。ビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されてハリーとロンが手を握った瞬間にハーマイオニーがその場で「姿くらまし」したのです。目を開けた時にハリーは一瞬まだ式場なのではと・・・

それは依然として大勢の人に周りを囲まれていたからです。するとハーマイオニーが息を切らせながら「トテナム・コート通りよ」と答えました。ロンが後学のためにと言って何故トテナム・コート通りなの?と訊くと・・・

「分らないわ。ふと思いついただけ。でもマグルの世界にいたほうが安全だと思うの。死喰い人は私たちがこんな所にいるとは思わないでしょうから」

こうしてハリーたち3人が揃って最初にした「姿くらまし」はやはり唯一試験に合格していたハーマイオニーが主導権を握って、死喰い人集団に襲われたビルとフラーの結婚式の会場から脱出するために使われたというわけです。

3-2.魔法省に
そこに来てからというものグリモールド・プレイス12番地の3人の住人は周囲の誰とも顔を合わせず、さらには12番地の住居そのものも誰にも見られていませんでした。その界隈のマグルの住人たちは11番地と13番地が・・・

隣合せになっているという間抜けな間違いに随分前から慣れていました。加えてその3人がそこの住人になってからというもの、当たり前の服装を嫌うという共通点を持った人間が2軒の家の境目を眺めるようになっていました。

突拍子もない服装を見慣れている通りすがりのロンドンっ子たちはほとんど気にも止めない様子でした。しかしたまに振り返る人は「8月のこの暑い時期にどうして長いマントを着ているのだろう?」と訝しげに見ていました。

見張っている訪問者たちは満足な成果はほとんど得られないようでした。時々「とうとう何か面白い物が見えた」とでもいうように興奮した様子で前に進み出る事がありました。しかし結局失望して再び元の場所に戻るのです。

9月1日にはそれまでより多くの6人が11番地と13番地の境目を眺めていました。するとまたしても何かを見つけたような素振りを見せました。しかし次の瞬間男たちは再び動かなくなり苛立ったり落胆したりしているようでした。

その時12番地ではハリーが玄関ホールに入って来た所でした。扉の外の石段の一番上に「姿現わし」した際にバランスを崩しかけて一瞬突き出した肘を「死喰い人に見られたかも?」と思ったのでした。厨房に入ってから・・・

「たった今、ここに戻って来たのを連中に見られる所だった。階段の一番上に上手く着地できなくて。それに透明マントが滑り落ちたんだ」

ハリーがロンにこう言うとロンは返す言葉で「僕なんかしょっちゅうさ」と言ったのでした。つまり例えて言うとすれば「仮免許練習中の運転手が車体幅ギリギリの車庫に自動車を入れるようなもの」というわけなんですよね。

ハリーもロンも6年生のクリスマス休暇明けから練習はしていました。しかしロンは試験に落ちてしまいハリーは試験を受ける事すらできませんでした。言ってみれば「姿現わし」については「仮免許練習中」というわけです。

それなのにいきなり「見張っている死喰い人に見つからないように」という高度な技術をハリーもロンも強いられたというわけなんですよね。実はハーマイオニーも当然初心者なんですがきっと完璧にやっていたんでしょうね。

3-3.いよいよ潜入!
「何を今さら」という人も当然いらっしゃるでしょうが念のために説明しておきます。ハリーたちがグリモールド・プレイス12番地を拠点にして「姿現わし」で何度も魔法省の下見を重ねたのはヴォルデモートの分霊箱を・・・

かつては「闇の魔術に対する防衛術」の教師の座に就いた事もあるドローレス・アンブリッジがマンダンスガス・フレッチャーから取り上げたヴォルデモートの分霊箱の1つのスリザリンの金のロケットを奪うためだったのです。

計画はポリジュース薬で魔法省の職員に成り済まして侵入するというものでした。ハリーたちは慎重が上にも慎重に12番地の玄関前の階段に出ました。腫れぼったい目の2人の死喰い人が朝露のかかった広場の向こうから・・・

12番地を見張っていました。下見の時とは違い失敗は許されません。そこで最初にまずハーマイオニーがロンと一緒に「姿くらまし」して魔法省に移動しました。そしてそれからハーマイオニーはハリーを迎えに戻って来ました。

いつものようにほんの一瞬だけ息が詰まりそうになりながら、真っ暗闇を通り抜けハリーは小さな路地に現れました。大きなゴミ容器が2つあるだけの場所でした。ここで魔法省に出勤する魔女と魔法使いが来るのを待つのです。

こうして3人は魔法省に侵入して行ったのでした。

今日の最後に
そんなわけでハリーたち3人がヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出た直後は、3人の中では唯一試験に合格しているハーマイオニーが主導権を握って要所要所で「姿くらまし」をしていたというわけです。そのため3人が・・・

ビルとフラーの結婚式の会場を脱出する時も、計画を実行するために魔法省の入口に「姿くらまし」で移動する際の「絶対に失敗が許されない」という所ではハーマイオニーが中心になって「この魔法」を使ったというわけです。

それが時を重ねて何度も使っている内に・・・
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